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CARLOS SANTANA / Oneness

2005年11月14日 19時41分25秒 | ROCK-POP
 バンド名義ではなく、カルロス・サンタナ名義のいわばソロ作品。先週の金曜にショップに並んでいたのを気まぐれで購入してきたもので、もちろん初めて聴く作品になります。私はサンタナの作品を昔からとても興味があったんですが、あんまりまともに聴いたことがなくて、いつかしっかり聴いてやろうなどと思っていたんですけど、つい先日マクラフリンとの共演盤を聴いたのをきっかけに、初期の数枚をネットで注文したばかりだったので、まぁ、予告編的に聴いておくのも悪くないだろうと思って購入してきました。

 サンタナというと「熱狂のラテンリズム+官能のギター」みたいなイメージが私にはあるんですけど、このアルバムは79年という制作時期もあってか、一聴してとても洗練された印象です。随所に宗教的なSEやコラール風なメロディーが入っていますが、ほとんどスパイス程度で、基本的にはややジャズ・ロック的なテイストも含んだラテン・ロックという感じでしょうか。前半に収録されているライブ・パフォーマンス(日本公演らしい)は、程よいリラクゼーションとライブ的な伸びやかさが良い感じに解け合って、聴き物となっています。旧B面にあたる後半部分は、スタジオ・レコーディングは、ジャズっぽいヴォーカルをフィーチャーしたAOR的な"Silver Dreams Golden Smiles"、これぞサンタナといった感じのギターをフィーチャーした"Cry of the Wilderness"やバラード路線のタイトル曲あたりがいい感じ。

 ついでに書くと、この作品60~70年代生え抜きのロック・ミュージシャンが、パンク・ロックという世代交替を経、ポピュラリティーという流れに浸食されていたいかにも79年という時期を感じさせる作品でもありますね。
コメント
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