ディスク3は83年から88年前の曲を収録してます。YMOは解散し、テクノが既存の音楽手法として一般化していく様を捉えたディスクとしても興味深いです。
01.わがままな片想い, 08.ピンクのモーツァルト / 松田聖子
前者は「天国のキッスのB面ってこんな曲だったけ?」って感じのレア物。曲としてももちろんテクノとしてもA面の方が優秀なのは一聴瞭然ですけど、まぁ、コレクターズアイテムってことで収録でしょう。ちょっと「ロータスラブ」みたいな感じもある曲です。後者は問答無用!細野さんのアイドル路線の最高傑作でしょう(シングル・ヴァージョンなのかニクイ!)。それにしても松田聖子のヴォーカルって、その人工美がいかにもテクノ向け、こんなチャーミングな声、もう当分あらわれないでしょうね。
02.まりン / 飯島真理
一方、教授のアイドル路線の最高傑作がコレ。粘着質な坂本サウンドとロリ声が絶妙に有機反応して、極上な音楽になってます。これに匹敵するものといったら、後年の中谷美紀しかないでしょう。飯島真理のソングライティングも天馬空を行く奔放さがあって素晴らしい。これ少女期特有の天才化現象ですかね。
03.鏡の中の十月 / 小池玉緒
YMOのスビンアウト物の最高傑作といったら、やっぱこれか?。ひとくちにいってしまえば、YMOアラ・フレンチ・ポップスといった感じなんですけど、これ路線化することなく、この曲のみの単発に終わったのは、返す返すも惜しかったです。
04.ダンスホールで待ちわびて / タンゴ・ヨーロッパ
細野さんは作曲のみ。編曲は戸田誠二で、そういえばShi-Shonenっぽい賑々しさがあります。細野さんが編曲したら、きっと「過激な淑女」みたいになってたんじゃ?。
05.ピンクの鞄 / 高橋美枝
松本+細野+大村という松田聖子のスタッフをそのままもってきた曲。悪くないけど、ヴォーカルが一生懸命過ぎて、松田聖子のような「軽さ」がないのがちょいと減点かな。
06.玉姫様 / 戸川 純
戸川と「テクリデリック」の合体ってな感じだけど、やっぱ戸川純のヴォーカルには上野耕治の偏執狂的なシンセ・オーケストレーションが一番合っていたような。
07.風の谷のナウシカ / 安田成美
アレンジが細野さんと萩田光雄という組み合わせが強力。一種のイメージ・ソングな訳ですけど、ヴォーカルの安田成美は声はそのものはいいんだけど、もうちょっと歌がうまかったらなぁ(笑)。1曲だったら許せるが、高橋がプローデュースしたアルバムの方はけっこう全部聴くのツラかったぞ。
09.ファンキーマージャン / 竹中直人
「い、痛い、じゅ~うぶん痛い!」が懐かしい(笑)。本編はミカ・バンドの名曲でキックとベースのユニゾンが気持ちいいファンキーサウンド。ベースは細野さん?。
10.リセエンヌ,11.クララ気分 / 原田知世
どちらも教授のアイドル路線ですけど、前者はライナーにもある通りクラウス・オガーマン風のオケ・アレンジがこの種の音楽にはもったいない(笑)。後者は飯島真理と共通する正統派のアイドル路線。
12.タキシード・ムーンで夕食を/キララとウララ, 13.銀河鉄道の夜/中原香織
いずれも細野さん関連。前者はFOEと同じサンプルを使っているあたりが今聴くとレア。後者は名作サントラからモチーフを使ったもので、これも何年ぶりに聴いたことだろう。
14.生意気娘 / 中原理恵
ゲートが聴いた高橋のスネアとスカスカのサウンドがTENT時代を象徴してますね。この延長線上で、門あさ美もプロデュースしたと思うんだけど、そういえばこのアルバムには入ってませんね。
15.NEO-PLANT (12inch single ver.) / 如月小春
前曲がTENTならこっちは、MIDI/Schoolレーベルな音。86年の作品ですが、この時期になると、もはやYMOというより、メンバー個人様式の方が強力に露出してます。
16.SIAM PARADISE/少女隊, 17.天使のゆびさき/西村知美, 18.時代よ変われ/つみきみほ
少女隊は「メイキング・オブ・ノンスタード・ミクスチャー」のヴァリエーション。西村知美は細野さんは曲のみで武部聡のアレンジが教授役をやっている感じ。つみきみほではその役割を清水信之に....。後者2曲は普通のぐっと歌謡曲に近づいている感じですけど、80年代後半ともなるとテクノの水増しされつつ、一般化してしまったということなんでしょうね。
01.わがままな片想い, 08.ピンクのモーツァルト / 松田聖子
前者は「天国のキッスのB面ってこんな曲だったけ?」って感じのレア物。曲としてももちろんテクノとしてもA面の方が優秀なのは一聴瞭然ですけど、まぁ、コレクターズアイテムってことで収録でしょう。ちょっと「ロータスラブ」みたいな感じもある曲です。後者は問答無用!細野さんのアイドル路線の最高傑作でしょう(シングル・ヴァージョンなのかニクイ!)。それにしても松田聖子のヴォーカルって、その人工美がいかにもテクノ向け、こんなチャーミングな声、もう当分あらわれないでしょうね。
02.まりン / 飯島真理
一方、教授のアイドル路線の最高傑作がコレ。粘着質な坂本サウンドとロリ声が絶妙に有機反応して、極上な音楽になってます。これに匹敵するものといったら、後年の中谷美紀しかないでしょう。飯島真理のソングライティングも天馬空を行く奔放さがあって素晴らしい。これ少女期特有の天才化現象ですかね。
03.鏡の中の十月 / 小池玉緒
YMOのスビンアウト物の最高傑作といったら、やっぱこれか?。ひとくちにいってしまえば、YMOアラ・フレンチ・ポップスといった感じなんですけど、これ路線化することなく、この曲のみの単発に終わったのは、返す返すも惜しかったです。
04.ダンスホールで待ちわびて / タンゴ・ヨーロッパ
細野さんは作曲のみ。編曲は戸田誠二で、そういえばShi-Shonenっぽい賑々しさがあります。細野さんが編曲したら、きっと「過激な淑女」みたいになってたんじゃ?。
05.ピンクの鞄 / 高橋美枝
松本+細野+大村という松田聖子のスタッフをそのままもってきた曲。悪くないけど、ヴォーカルが一生懸命過ぎて、松田聖子のような「軽さ」がないのがちょいと減点かな。
06.玉姫様 / 戸川 純
戸川と「テクリデリック」の合体ってな感じだけど、やっぱ戸川純のヴォーカルには上野耕治の偏執狂的なシンセ・オーケストレーションが一番合っていたような。
07.風の谷のナウシカ / 安田成美
アレンジが細野さんと萩田光雄という組み合わせが強力。一種のイメージ・ソングな訳ですけど、ヴォーカルの安田成美は声はそのものはいいんだけど、もうちょっと歌がうまかったらなぁ(笑)。1曲だったら許せるが、高橋がプローデュースしたアルバムの方はけっこう全部聴くのツラかったぞ。
09.ファンキーマージャン / 竹中直人
「い、痛い、じゅ~うぶん痛い!」が懐かしい(笑)。本編はミカ・バンドの名曲でキックとベースのユニゾンが気持ちいいファンキーサウンド。ベースは細野さん?。
10.リセエンヌ,11.クララ気分 / 原田知世
どちらも教授のアイドル路線ですけど、前者はライナーにもある通りクラウス・オガーマン風のオケ・アレンジがこの種の音楽にはもったいない(笑)。後者は飯島真理と共通する正統派のアイドル路線。
12.タキシード・ムーンで夕食を/キララとウララ, 13.銀河鉄道の夜/中原香織
いずれも細野さん関連。前者はFOEと同じサンプルを使っているあたりが今聴くとレア。後者は名作サントラからモチーフを使ったもので、これも何年ぶりに聴いたことだろう。
14.生意気娘 / 中原理恵
ゲートが聴いた高橋のスネアとスカスカのサウンドがTENT時代を象徴してますね。この延長線上で、門あさ美もプロデュースしたと思うんだけど、そういえばこのアルバムには入ってませんね。
15.NEO-PLANT (12inch single ver.) / 如月小春
前曲がTENTならこっちは、MIDI/Schoolレーベルな音。86年の作品ですが、この時期になると、もはやYMOというより、メンバー個人様式の方が強力に露出してます。
16.SIAM PARADISE/少女隊, 17.天使のゆびさき/西村知美, 18.時代よ変われ/つみきみほ
少女隊は「メイキング・オブ・ノンスタード・ミクスチャー」のヴァリエーション。西村知美は細野さんは曲のみで武部聡のアレンジが教授役をやっている感じ。つみきみほではその役割を清水信之に....。後者2曲は普通のぐっと歌謡曲に近づいている感じですけど、80年代後半ともなるとテクノの水増しされつつ、一般化してしまったということなんでしょうね。
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