昨年の今頃購入したはいいが、例によって昨年中に消化できず放置してあったもの。デイヴ・コーズという人サックス・プレイヤーは初めて聴く人だが、まぁ、このアルバムの場合、タイトルが全てを物語っているといってもいいだろう。一応、アウトライン的なところを書いておくと、スタジオ・ミュージシャンで構成されたと思われる9人からなるフュージョン・スタイルのバンドがベーシックな演奏し、その上にデイブ・コーズを筆頭に、ピアノにデビッド・ベノワ、ギターにピーター・ホワイト、トランペットにリック・ブラウン、ヴォーカルにケニー・ロギンスとべリンダ・ラッセルのソロや歌がのっかるクリスマス・アルバムというところだろう。けっこう新しいアルバムかと思っていたが、クレジットをみたら2001年の制作だから、それほど新しい作品という訳でもない。
音楽的にはスムース・ジャズというより、私にはLAフュージョンといった方がしっくりとくる。1曲目は「Smooth Jazz Christmas Overture」という7曲のクリスマス・ソングの有名どころをメドレーで演奏しているが、「Let It Snow」ではコーズをフィーチャーしたまさしくスムース・ジャズ風なアレンジ、続く「Greensleeves」ではアール・クルー風なピーター・ホワイトのアコギのソロを伴った「黒いオルフェ」みたいなアレンジで、更に続く「Angel We Have」では、GRP風なジェントルでポップなデビッド・ベノワが登場といった感じで手を替え品を替えの趣向で楽しませてくれる。私の好きな「The Christmas Song」はアンサンブルによる演奏で各人の見せ場を少しずつフィチャーした仕上がりでこれはなかなか。もう一方の雄、「Have Yourself A Merry Little Christmas」はコーズとホワイトをフィーチャーしたややドゥーワップ風なオールディーズ・タイプの演奏でこれは今一歩という感じ。ちなみに8曲目の「Boogie Woogie Santa Claus」はケニー・ロギンスをフィーチャーしている。相変わらずのヴォーカルだが、けっこう落ち着き払ったところもあり、最近はもうすっかりポピュラー・ヴォーカリストになっちゃっている風情である。
という訳で、全編に渡って多用なソリストが様々なヴァリエーションでクリスマス・ソングを楽しませてくれる楽しいアルバムなのだが、正直いって個人的な印象はいまひとつといったところか。何故かといえば、どうもこのアルバム全編に漂うLAフュージョン、あるいはウェスト・コースト・ジャズ的オプティミズム全開な明るさ、軽さといったものが、どうも個人的な好みからするとちとは陰りがなさすぎていまひとつ食い足りないという感じがしてしまうからだ。まぁ、そう思うとやはりGRPのクリスマス・アルバムは凄い作品だったと逆に思ったりしてしまうのだが。ちなみにこのアルバムの音楽監督はGRPに所属して、当のクリスマス・アルバムに参加していたデビッド・ベノワなのだが....。
音楽的にはスムース・ジャズというより、私にはLAフュージョンといった方がしっくりとくる。1曲目は「Smooth Jazz Christmas Overture」という7曲のクリスマス・ソングの有名どころをメドレーで演奏しているが、「Let It Snow」ではコーズをフィーチャーしたまさしくスムース・ジャズ風なアレンジ、続く「Greensleeves」ではアール・クルー風なピーター・ホワイトのアコギのソロを伴った「黒いオルフェ」みたいなアレンジで、更に続く「Angel We Have」では、GRP風なジェントルでポップなデビッド・ベノワが登場といった感じで手を替え品を替えの趣向で楽しませてくれる。私の好きな「The Christmas Song」はアンサンブルによる演奏で各人の見せ場を少しずつフィチャーした仕上がりでこれはなかなか。もう一方の雄、「Have Yourself A Merry Little Christmas」はコーズとホワイトをフィーチャーしたややドゥーワップ風なオールディーズ・タイプの演奏でこれは今一歩という感じ。ちなみに8曲目の「Boogie Woogie Santa Claus」はケニー・ロギンスをフィーチャーしている。相変わらずのヴォーカルだが、けっこう落ち着き払ったところもあり、最近はもうすっかりポピュラー・ヴォーカリストになっちゃっている風情である。
という訳で、全編に渡って多用なソリストが様々なヴァリエーションでクリスマス・ソングを楽しませてくれる楽しいアルバムなのだが、正直いって個人的な印象はいまひとつといったところか。何故かといえば、どうもこのアルバム全編に漂うLAフュージョン、あるいはウェスト・コースト・ジャズ的オプティミズム全開な明るさ、軽さといったものが、どうも個人的な好みからするとちとは陰りがなさすぎていまひとつ食い足りないという感じがしてしまうからだ。まぁ、そう思うとやはりGRPのクリスマス・アルバムは凄い作品だったと逆に思ったりしてしまうのだが。ちなみにこのアルバムの音楽監督はGRPに所属して、当のクリスマス・アルバムに参加していたデビッド・ベノワなのだが....。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます