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オリビア~ベスト・オブ・オリビア・ニュートン・ジョン

2005年03月04日 22時00分00秒 | ROCK-POP
 アバやカーペンターズはともかく、こにこきてオリビア・ニュートンジョンまで復活というか再評価されるとは思いませんでした。誠に失礼な物言いながら、この人は忘れてらてしまう存在だろうと、勝手に思っていたので、ここしばらくCMやTV番組のテーマ等でオリビア・ニュートンジョはひっぱりだこで、市場では新作、オリジナル盤の復刻、ベスト盤数種といった活況振りは、実に意外でした。

 そんな中、ちょい前になるけれど、ベスト盤を購入してきました。もちろんこれです。収録曲は22曲で、ほぼ代表曲は網羅されているといってもよく、1曲目の「そよ風の誘惑」から「ザナドゥ」「フィジカル」「愛の告白」「ジョリーン」とヒット曲のつるべうちです。「そっか、この人はこんなに名曲のカタログをもっていたのか」と改めて感心することしきりでした。やっぱ単なるアイドル歌手ではなかったんですね。

 中でも私が好きだった曲が映画「グリース」の中の一曲で「愛すれど哀し」という曲。まるでコニー・フランシスが歌いそうな、オールディーなバラードなんですけど、80年代のニュー・ウェイブまっさかりの頃にあって、この曲の「古式ゆかしい恋の切なさ」みたいなムードをやけに新鮮で、普通はシングルなど買わない私が、こればかりはシングルを購入して、すり切れるほど聴いたものでした(映画でオリビアが白いブラウスかなにか着て、この曲を窓際で歌うシーンも良かったな)。

 切ないといえば、「サム」の切なさは、正調オリビアの切なさで、これも久々に聴いてぐっきたし、「愛の告白」も楚々とした雰囲気も懐かしいです。ついでに「イフ・ノット・フォー・ユー」と「美しき人生」というジョージ・ハリスン絡みの、彼女の最初期の曲は初めて聴いたんですけど、こんなのも歌ってたんですね。

 そういえば、彼女って初期の英国製カントリー期から、「フィジカル」あたりを境にAOR路線に大変身しちゃった訳ですけど、今聴くと、両者の音楽が混在していても全く違和感ないのはけっこう妙ですね。きっと、時の流れが表向きの音楽スタイルの彼方にある彼女の音楽を浮き彫りにさせたからなのでしょう。


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