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前作と同じメンツによる75年発表の第5作、音楽的は当然前作の延長線上だが、こちらはかなりポップさを増しているように感じる。いや、ポップというよりこのアルバムの場合、ファンキーというべきだろう。アルバムにはコリアはもちろんだが、クラーク、ディ・メオラ、ホワイトとそれぞれのメンバーが持ち込んだおぼしき作品が収録されているけれど、どれもしめしあわせたようにリズム・パターンがファンキーなのである。
これはどういうことなのかというと、要するに前作でRTFの音楽は完成してしまったということなのだろう。つまり本作はRTF・アラ・ファンキーという応用編なのだ。チック・コリアという人の音楽は往々にしてスタイルの開発、その路線を複雑化したり、ポップ化したりして、しばし展開すると、そのプロジェクトはほどなく終了という道筋をたどることが多いのだけれど、このアルバムはおそらくその「ポップ化」にあたるのではないだろうか。
ただし、タイトル曲である「ノー・ミステリー」はどちらかといえば、平行して行っていたソロ・プロジェクトに近い感触。オーラスの「セレブレイション組曲」は次作で挑む音楽主義的な大作の伏線であると同時に、にじみ出るやはりスペイン情緒からしてやはりソロ・プロジェクト的作品だ。
これはどういうことなのかというと、要するに前作でRTFの音楽は完成してしまったということなのだろう。つまり本作はRTF・アラ・ファンキーという応用編なのだ。チック・コリアという人の音楽は往々にしてスタイルの開発、その路線を複雑化したり、ポップ化したりして、しばし展開すると、そのプロジェクトはほどなく終了という道筋をたどることが多いのだけれど、このアルバムはおそらくその「ポップ化」にあたるのではないだろうか。
ただし、タイトル曲である「ノー・ミステリー」はどちらかといえば、平行して行っていたソロ・プロジェクトに近い感触。オーラスの「セレブレイション組曲」は次作で挑む音楽主義的な大作の伏線であると同時に、にじみ出るやはりスペイン情緒からしてやはりソロ・プロジェクト的作品だ。
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