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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
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相田翔子の「午前0時」

2005年02月21日 00時00分00秒 | JAPANESE POP
 相田翔子って、なんか最近はバラエティのボケ・キャラみたいなスタンスで、しぶとく芸能界でサバイバルしているようだけど、ルックス的には昔の映画とかで、おしとやかな先生やったりすると、けっこう似合いそうな割と古風なタイプだよね。だけど、音楽的となるとボサ・ノヴァとかが好きみたいなんだな。

 WINK解散後にポリスターから出した2枚のアルバムは、どっちもかなりボサ・ノヴァ色が濃厚だったし、オレは聴いてないけど、最近マイナー・レーベルから出してる作品は、普通のポップスというよりは、地中海とかフレンチ・ホップスだとそういう方向を指向しているみたい。ようするにリゾート・ミュージックみたいな心地よさが好きなんだろうね。

 だけど、彼女にはそういう方向より、まっとうなAOR歌謡曲路線で勝負してもらいたいんだよなぁ。今聴いているのは彼女がWINK解散後に出したアルバムとしては2枚目となる「ルース」って作品なんだけど、ボサ・ノヴァ路線の曲は、彼女のヴォーカルがちょいきまじめ過ぎて、なんか釈然としないものを感じるんだけど、最後から2曲目の「午前0時」って曲だけはもの凄くいい。
 70年代終盤頃のAOR・アレンジを意識的に再現したようなサウンドにのって、ちょっとけだるい陶酔感のようなものを、彼女の幻のように儚げなヴォーカルで歌われと、ぐぐっとくるんだよなぁ。WINK後期の「Voce」というアルバムにひっそりと収録されていた「裸足のマリオネット」なんて、サウンドは後期ロキシーばりのアヴァロン・サウンドだし、歌は恋の終わりをこれ以上ないくらい切なく歌ってるしで、もう相田翔子ってそういうところこそ、音楽的持ち味なんだだと思うんだよなぁ。

 ってな訳で、いつかAOR歌謡路線でアルバム1枚、お願いします>相田翔子様

◆ 相田翔子の公式HP◆
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