本日、出先で昼飯を注文し、待っている間、PDAでネットでニュースにアクセスしたところ、ZARDの坂井泉水が亡くなったことを知った。このニュースで初めて知ったのだが、彼女は昨年から子宮けいがんで治療を受けていたらしく。いったん良くなったものの、がん細胞が転移したことで入院していて、26日の朝、散歩の帰りに高さ3メートルの階段から滑り落ち、脳挫傷のため亡くなったという。 なんでも、雨で階段が濡れていたことで滑り落ちたとのことだが、最近はそれほどでもなかったとはいえ、私は坂井泉水の大ファンだったので、病魔に冒され、その闘病の最中にあっけなく事故で亡くなってしまうとは、なんともはや痛ましいというかやりきれない思いになった。
そんな訳で、今夜は彼女の追悼という意味を兼ねて、1999年に発表された「永遠」を聴いているところである。この作品はたぶん私が購入した最後のZARDのアルバムであり、実は買ったのはいいがそのまま放置してあったアルバムでもあったからだ。ZARDのきちんとしたスタジオ・アルバムとしては、このアルバム以降長いこと出ず、かろうじてシングルでつないでるようなところはあったし、これといった曲も聴こえてこず、セールス的にもぱっとしない日々が続いたせいもあって、私はZARDに対する興味を少しずつフェイドアウトさせてしまい、このアルバムもそのうちに聴こうと思いながら、そうこうしているうちに、むしろ私のZARDの作品に対する好みがほぼ固まってしまい、私にとって『ZARDのといえば、「TODAY IS ANOTHER DAY」まで』というイメージになっていたのだった。ともあれ、8年も経ってしまっていた訳だ。
さて、初めて聴くこのアルバムだが、1曲目の「永遠」がいい。このアルバムで全盛期の名曲群に伍する作品といったら、やはりこれになるだろう、なんだか壮大な恋愛の落日をスナップ・ショットしたような曲で、高揚感と虚脱感が交錯するところが印象的だ。青春時代の恋愛賛歌というか、その応援歌みたいなちょいと大人が聴くには気恥ずかしい歌詞を、「ひょっとして、自分にこんなことあったかも?」と、妙に説得力ある世界に替えてしまっていたかつてのZARDワールドに比べると、その世界自体が少しづつ落日を向かえていたことを匂わせる曲でもあり、その意味でも少し哀しくなる曲である。
ともあれ、最初がそうだから、全体にそう感じてしまうのかもしれないし、彼女の訃報を知っているから余計そう感じるのもかもしれないが、やはり以前のはつらつとしたところがいささか後退しているのがちと寂しく響くアルバムでもある。そんな訳で、最後に彼女の冥福を祈りつつ、この歌詞を引用しておこう。
君と僕の間に 永遠はみえるかな
この門をくぐり抜けると
安らかなその腕にたどりつける また夢をみる日まで(「永遠」)
そんな訳で、今夜は彼女の追悼という意味を兼ねて、1999年に発表された「永遠」を聴いているところである。この作品はたぶん私が購入した最後のZARDのアルバムであり、実は買ったのはいいがそのまま放置してあったアルバムでもあったからだ。ZARDのきちんとしたスタジオ・アルバムとしては、このアルバム以降長いこと出ず、かろうじてシングルでつないでるようなところはあったし、これといった曲も聴こえてこず、セールス的にもぱっとしない日々が続いたせいもあって、私はZARDに対する興味を少しずつフェイドアウトさせてしまい、このアルバムもそのうちに聴こうと思いながら、そうこうしているうちに、むしろ私のZARDの作品に対する好みがほぼ固まってしまい、私にとって『ZARDのといえば、「TODAY IS ANOTHER DAY」まで』というイメージになっていたのだった。ともあれ、8年も経ってしまっていた訳だ。
さて、初めて聴くこのアルバムだが、1曲目の「永遠」がいい。このアルバムで全盛期の名曲群に伍する作品といったら、やはりこれになるだろう、なんだか壮大な恋愛の落日をスナップ・ショットしたような曲で、高揚感と虚脱感が交錯するところが印象的だ。青春時代の恋愛賛歌というか、その応援歌みたいなちょいと大人が聴くには気恥ずかしい歌詞を、「ひょっとして、自分にこんなことあったかも?」と、妙に説得力ある世界に替えてしまっていたかつてのZARDワールドに比べると、その世界自体が少しづつ落日を向かえていたことを匂わせる曲でもあり、その意味でも少し哀しくなる曲である。
ともあれ、最初がそうだから、全体にそう感じてしまうのかもしれないし、彼女の訃報を知っているから余計そう感じるのもかもしれないが、やはり以前のはつらつとしたところがいささか後退しているのがちと寂しく響くアルバムでもある。そんな訳で、最後に彼女の冥福を祈りつつ、この歌詞を引用しておこう。
君と僕の間に 永遠はみえるかな
この門をくぐり抜けると
安らかなその腕にたどりつける また夢をみる日まで(「永遠」)
この方の存在は何となく気になっていました。
(なぜかわかりませんけど...)
ご冥福をお祈り致します。