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私が昔使っていたオーディオ機器 [3] Onkyo MB-S1( HDD Recorder)

2007年05月27日 19時18分07秒 | PC+AUDIO
 先月取り上げたヤマハのCDR-HD1300の前に使っていた機種。もっともこちらはCDRを焼き付ける機能はなく、CDドライブは再生専用で文字通りディスクを再生するか、ハードディスクにリッピングするため使うかだけに使うというものだった。つまり音楽のワークステーション的な使い方ではなく、沢山の音楽をアーカイブしてジュークボックスのように楽しむというコンセプトだったようだ。この機種はおそらくハードディスクを搭載したスタンダローンのオーディオ機器としては、日本で一番最初のものだったのではないだろうか。新しモノ好きの私はけっして安くない10万からの大枚をはたいて購入したが、実際に使った印象は残念ながら芳しいものではなかった。

 なにしろハードディスクのノイズが予想以上に大きく、ブーンという音がヤケに耳についてしまったのがなにしろがっくりときた。ひょっとすると個体差で悪いものがあたった可能性もないでもないが、「おいおい、静音設計とかいってなかったのかい?」と何度も首をひねったものだ。次に曲間が一瞬とぎれてしまうのにも閉口した、MP3なら仕様と思って諦めるが、なんとCDでもそうなのであった。私はクラシックの長い作品をのまとめてアーカイブして楽しもうなどという目論見もあったのだが、細かいトラックに切られたアルバムなど、いちいちプツプツきれるのを聴くにつれ、とても日本の製品とは思えない詰めの甘さを感じたりもした。ついでにいえば、PCから転送するメーカーが用意したソフトもとりあえずできる....というレベルでとても満足できるものではなかったし、とにかく良い印象がないまま、この機種には見切りをつけてオークションで売り払ったという訳である。

 ちなみに音質そのものは決して悪いものではなく、スタンダローンなCDプレイヤーとしても5万円クラスくらい音はしたような気がするし、スリムなフルサイズ・コンポとしてデザインも悪くなかったのだが、前述の難点はいかんともしがたく、そうこうしているうちにiPodが圧倒的に普及したせいもあって、こうした機種の存在感はシリコンディスク・プレイヤーとパソコンという組み合わせに、ほとんど吸収されてしまうことになったのだ。

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