昨日一気に開眼?したブラームスのピアノ協奏曲第一番ですが、こうなるとうれしくて、さっき買い物ついでにこの曲のCDを数枚購入してきましたが、これもその一枚というかワン・セットです。レーベルは最近注目のブリリアントで、ブラームスが作った全ての協奏曲(計5曲)をCD3枚に収録されていますが、ドッベル・コンチェルトのシュタルケル以外は全く無名の人、オケばかりです。こういう有名曲の場合、匿名性の高い無名のアーティストは敬遠したくなるもんですが、まぁ、1500円だし....とハズレ覚悟で購入してきました。
さて、お目当てのピアノ協奏曲第一番ですが、カーリン・レヒナーのピアノ、エドゥワルト・マルトゥレット指揮のベルリン響という前述の通り、全く無名なアーティストの組み合わせで、録音は不明ですが、この鮮度からして10年以内くらいのかなり新しい録音でしょう。演奏は意外にもかなり良いもので充分楽しめました。この曲の演奏にだけ1500円出したって惜しくないくらいです。まず、冒頭のオケの響きからして、ドイツのオケという重量感がものをいっているのか、いかもブラームス的な響きがありますし、その後の主題を遅めのテンポでじっくりと提示しているのもいいです。ピアノのカーリン・レヒナーはなんと女流、現在40歳前半らしいですから、この演奏の時はおそらく30歳くらいでしょうか、この曲の疾風怒濤な情念みたいものはそれほどでもありませんが、弾力感があり安定したタッチはブラームスに合っていますし、随所に披露するカラフルでクリーンな音色は(特に第3楽章は出色)、おそらくこの人の個性であると同時に今時のブラームスというものを感じさせます。ともあれ、この巨大な協奏曲を臆することなく、実に堂々と弾ききっているのは立派というしかありません。
という訳で、けっこう拾い物の感があった演奏ですね。レヒナーは母国のアルゼンチンではけっこうなスターみたいですし、このブラームスも本国ではかなり定評のある演奏との評価受けているのかもしれませんね(ブリリアントがライセンス欲しがるほどですから)。
あと、録音が新しいというのもポイント高いです。なにしろブラームスといえば70年代以前の録音ばかり聴いてましたから、こういう澄み切った、オケの奥行きがそくっり見通せるような明るいデジタル録音の質感で聴くブラームスというのは、それだけでも新鮮でした....。
※ ちなみに写真はオリジナル・ジャケットです。ブリリアントのジャケは絵画のあしらわれた冴えないデザインだったので、こっちをアップしときました。
さて、お目当てのピアノ協奏曲第一番ですが、カーリン・レヒナーのピアノ、エドゥワルト・マルトゥレット指揮のベルリン響という前述の通り、全く無名なアーティストの組み合わせで、録音は不明ですが、この鮮度からして10年以内くらいのかなり新しい録音でしょう。演奏は意外にもかなり良いもので充分楽しめました。この曲の演奏にだけ1500円出したって惜しくないくらいです。まず、冒頭のオケの響きからして、ドイツのオケという重量感がものをいっているのか、いかもブラームス的な響きがありますし、その後の主題を遅めのテンポでじっくりと提示しているのもいいです。ピアノのカーリン・レヒナーはなんと女流、現在40歳前半らしいですから、この演奏の時はおそらく30歳くらいでしょうか、この曲の疾風怒濤な情念みたいものはそれほどでもありませんが、弾力感があり安定したタッチはブラームスに合っていますし、随所に披露するカラフルでクリーンな音色は(特に第3楽章は出色)、おそらくこの人の個性であると同時に今時のブラームスというものを感じさせます。ともあれ、この巨大な協奏曲を臆することなく、実に堂々と弾ききっているのは立派というしかありません。
という訳で、けっこう拾い物の感があった演奏ですね。レヒナーは母国のアルゼンチンではけっこうなスターみたいですし、このブラームスも本国ではかなり定評のある演奏との評価受けているのかもしれませんね(ブリリアントがライセンス欲しがるほどですから)。
あと、録音が新しいというのもポイント高いです。なにしろブラームスといえば70年代以前の録音ばかり聴いてましたから、こういう澄み切った、オケの奥行きがそくっり見通せるような明るいデジタル録音の質感で聴くブラームスというのは、それだけでも新鮮でした....。
※ ちなみに写真はオリジナル・ジャケットです。ブリリアントのジャケは絵画のあしらわれた冴えないデザインだったので、こっちをアップしときました。