(童話)万華響の日々

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「生誕150年 横山大観展」 東京国立近代美術館 を観た印象

2018-05-25 15:03:39 | 展覧会

今年の1月から2月に「横山大観展(山種美術館)」を観たばかりであったが、大観の生誕150年記念の特別展として東京国立近代美術館でも開催中である、その目玉は水墨画「生々流転 1923年」40mの長絵巻、これには下絵も展示されている、水の一生というべきか、雨が木の葉に溜まり細い川を成し、やがて大河となり霧となり龍を呼び空に返る、また雲を成し雨となる・・・・、横山大観の人生観が絵となったもの、「夜桜 1929年」と「紅葉 1931年」も並んで展示された、桜の花弁に惹かれた、一個一個の花弁が実際の花より幾分大きく描かれている、しかしこれで桜の木だということがはっきり分かる気がする、小さいものは大きく、大きいものは小さく描くことが重要だ、「白衣観音 1908年」は100年ぶりの発見だそうだ、岩に腰かけた観音が足を組んでいるポーズは一般的な観音像ではなく、丸顔で目鼻立ちくっきりの美人画のようである、大観の理想の女性画であろうか、