魚沼WEBニュース

新潟県魚沼市や周辺市のニュース・情報をお届けします!週刊「魚沼WEBニュース」 ★★ 提携 「小出郷新聞社 」

自然教室開催で協定締結

2016-03-27 | ’16 魚沼市のニュース

3年継続で魚沼市と足立区


魚沼市が平成22年から受け入れを行なっている東京・足立区立中学生の「魚沼自然教室」の28年度から3年間の実施にあたっての基本協定書の締結式が3月23日、魚沼市役所で行われた。
 足立区魚沼自然教室は、足立区の中学生が2泊3日で魚沼市を訪れ、市内の宿泊施設や民宿に宿泊しながら稲作など様々な体験を通じて地域住民と交流するもの。
 足立区と旧小出町が友好自治体提携を結んでいたことなどから都市提携事業の一環として19年度にモデルコースとして3校の受け入れを開始し、22年度から全校実施がスタート。28年度も36校から約5000人の生徒と先生が訪れることになっている。今回、平成25年の協定書締結から3年が経過したことから新たに3年の協定を結ぶことになったもの。
 調印式では、大平悦子市長、足立区の定野司教育長、活動を支援する魚沼市地域づくり振興公社の渡辺隆理事長が協定書に署名した。
 大平市長が「3回目の協定を結ばせていただきました。足立区の学校教育に魚沼市の自然がお役に立てたらとの思いで、旅館などの皆さんも安心安全を基本において受け入れてきました。これからも長いお付き合いをお願いします」、定野教育長が「長い間子どもたちのために色々な体験を提供していただき感謝しております。子どもを通じてだけでなく、色々なお付き合いの中で、これからも足立区と魚沼市との絆が出来てくると思っています」とあいさつした。
 自然教室では25年度から生徒に一人3合ずつコシヒカリをお土産としてプレゼントしているほか、足立区専用の田んぼを設けて、さらに交流を深めており、例年11月には足立区の幼稚園、小学校、中学校の給食米が魚沼産コシヒカリとなる一斉コシヒカリの日を実施、27年度には約5000㎏を配送している。

障害者差別解消講演会

2016-03-27 | ’16 魚沼市のニュース
練習と競技の場の提供を



魚沼市では「障害者差別解消講演会」を3月17日、堀之内公民館大ホールで開催した。
 講演会は、「平成28年4月の障害者差別解消法の施行を前に、誰もがお互いの人格と個性を尊重して支え合う『共生社会』についてともに考えよう」と開かれたもので、今年2月に新潟市と南魚沼市で開催されたスペシャルオリンピックス2016新潟大会実行委員会事務局長の久保田健氏が「障害のある人もない人も共に生きる地域社会を目指して~スペシャルオリンピックス2016新潟大会を通じて~」と題して講演した。
 手話通訳付きで行われた講演で久保田氏はまず、スペシャルオリンピックス(SO)とパラリンピックの違いなどを説明、「パラリンピックは戦争で負傷した戦士のリハビリとして始まったので、聴覚障害者や精神障碍者は出場できない。知的障害者は大会ごとに大会ごとに出場が検討されている。現在では世界のトップアスリートだけが出場できる大会」と話し、「スペシャルオリンピックスの使命は、知的障害のある人たちに年間を通じて、オリンピック競技種目に準じたさまざまなスポーツトレーニングと競技の場を提供し、参加したアスリートが健康を増進し、勇気をふるい、喜びを感じ、家族や他のアスリートそして地域の人々と、才能や技能そして友情を分かち合う機会を継続的に提供すること」と説明した。
 講演では映像を写しながら今回の全国大会の様子を紹介し、「スポーツをしたいと思ってもチャンスのない知的障害者に、その場を提供していくことがこれからの課題」と指摘していた。

細井昭「花暦」写真展

2016-03-27 | ’16 魚沼市のイベント

4月3日から湯之谷公民館



魚沼市大沢の細井昭さんの「花暦」写真展が4月3日から28日まで湯之谷公民館(湯之谷中学校隣)2階ギャラリーで開かれる。
 細井さんは小学校教諭を務めた後、地元の観光関係の事業所で働きながら奥只見郷ネイチャーガイドなどで活躍してきたが2004年1月に脳出血を発病、失語症とともに右手足が動かせなくなった。
 退職後、リハビリを兼ねて地域を歩くようになり、その際にコンパクトカメラで撮りためた植物の写真を使って08年に「花暦」を制作。これが好評でカレンダーは部数を増やしながら毎年制作されている。
 写真展では細井さんが撮影した花の写真とともに、過去8年分の「花暦」も展示される。
 初日の3日は細井さんが会場を訪れることになっており、4日以降は平日のみの開館。時間は10時から16時まで。入場無料。

観光協定を締結

2016-03-27 | ’16 魚沼市のニュース

魚沼市とJAF新潟支部



魚沼市とJAF(一般社団法人日本自動車連盟)新潟支部が観光協定を結ぶことになり、3月23日に魚沼市役所で締結式が行われた。
 この協定は、JAF会報誌「JAF MATE」やJAFホームページ「JAFナビ」などを活用したドライブ旅行の活性化による魚沼市の観光振興と、JAF会員のサービス向上を目的に締結されるもので、協定締結によりJAFウィブサイト(JAFナビ等)への情報掲載や「地元いちおし!ドライブコース」の紹介、JAF機関紙(JAF MATE等)への掲載や会員優待やプレゼント企画への参加などが行われる。
 締結式では大平悦子市長とJAF新潟支部の加藤元尚事務所長が協定書に署名を行った。
 大平市長は「魚沼市は17号線、関越自動車道では2カ所インターがあり交通アクセスが良いことから様々な観光イベントを展開していますが、PR不足が言われています。その中でこの協定によってJAFの1800万人の会員に魚沼市をPRしていただくことにより、大きな効果を期待しています」とあいさつし、加藤事務所長は「JAFは1800万人の会員があり、新潟支部は24万人から登録いただいていますが、ロードサービスの利用は年間2万6千件です。観光協定を結ぶことによって会員が色々なサービスを受けられるよう5年ほど前から各自治体にお願いしています。今後、魚沼市のお役に立っていきたい」と述べた。
 JAF新潟支部と県内自治体との協定締結は魚沼市が11番目。全国では600の自治体が協定を結んでいる。

尾瀬ルート活性化委員会

2016-03-27 | ’16 魚沼市のイベント
今年度の活動を振り返る



地域活性化に向けて取り組んでいる「尾瀬ルート活性化委員会」(星雅彦会長)の平成27年度活動報告会が3月22日、魚沼市地域振興センターで開かれた。
 同委員会では「魚沼から行く尾瀬ルート」を活用した地域活性化の活動を始め、広範囲の取り組みを行ってきている。
 報告会では、「PR・景観」「体験交流」「再発見」「食彩」「活用推進」の部会ごとに今年度の活動内容を報告。 
今年度の活動の成果として、シルバーライン入口の花壇へ特産のユリを植えたことや、大手沢遊歩道の景観整備、スマートフォン対応のホームページ作成、尾瀬・小沢平ルート整備、1000人の児童絵画展の応募作品が約3割増加したことなどを挙げた。
一方、課題としては「イベントでのPR方法を工夫したい」、「湯沢・南魚沼・十日町に比べまだ発信力が全体的に弱い」、「魚沼を代表するコシヒカリや山菜などを食材としても、肉類や海産物を使ったグルメに比べると反応が鈍い感がある。魚沼の持っている食材をいかに生かし切るかが今後の課題」などが指摘されていた。
活動報告に続いては郷土史家の長谷川勝義さんが「謙信没後の薮神衆~景勝に従って天下の表舞台へ~」と題して講演した。
長谷川さんは、薮神地域の四大争乱として永正の乱、古志長尾と上田衆の争い、御館の乱、越後一揆を挙げ、御館の乱について詳しく解説。現在の魚沼市全域を含む薮神衆の戦いでの動きや、栃尾衆の広瀬谷への侵攻、魚野川筋での戦況などを説明するとともに、景勝から大石村を安堵された大石綱元が、景勝の使者として天下の表舞台で活躍した様子などを紹介した。

体験型観光の推進を

2016-03-20 | ’16 魚沼市のニュース

魚沼市内の関係者集い研修会


「農山漁村体験発展研修会」が3月16日、魚沼市地域振興センターで開催された。
 この研修会は、体験型観光の推進と体制整備のため魚沼地域振興局が主催したもので、宿泊施設や受入団体など約90人が参加した。
 研修会ではまず、魚沼市商工観光課から魚沼市の体験型観光の現状が説明され、観光客の増加を目指すには体験型観光の取り組みが必要であることや、足立区の魚沼自然教室、文京区の魚沼移動教室などで魚沼市は年間約9000人を受け入れており、宿泊を伴う体験交流活動の参加者数で魚沼市は県内の4分の1を占めていることが紹介された。また、魚沼市の体験型観光の戦略として「満足度の向上によるリピーターの獲得」「新規メニューの開発」「ホームステイの取組強化」「受入団体や地域の育成」が示され、「学校は体験を通した人とのふれあいを求めており、それを行う人が魚沼市の資源です」と強調した。
 引き続き国立妙高青少年自然の家所長の伊野亘氏が「農山漁村体験活動に期待する~子供たちの生き抜く力の育成に向けて~」と題して講演した。
 この講演で伊野氏は、子どもたちの体験活動が少なくなっている中で、長くテレビやビデオを観ていて、いじめや不登校、ネット依存等の問題が多くなっていることを指摘し、「体験活動が多い子どもたちほど意欲、規範意識、職業意識が高い。子どもたちは稲刈りをする人を見て、自分も頑張らなくてはということを学ぶ。体験活動は子どもたちの心に大切な成長をもたらしている」と話した。
 また、その実例としてセカンドスクールを実施して学力向上や、生き抜く力の育成に成果を挙げている武蔵野市立第一小学校の「自分の考えを言葉で伝えることの大切さを学んだ」、「人の気持ちを考える力がついた」、「協力することの大切さを学びました」など児童たちの学んだことの発表を紹介していた。

マイスター氏も演奏披露

2016-03-20 | ’16 魚沼市のニュース

音楽合宿受講生の学校訪問


3月9日から13日まで魚沼市小出郷文化会館で開かれたドイツ・マンハイム州立音楽大学学長ルドルフ・マイスター教授によるピアノ音楽合宿の受講生が11日、井口小学校を訪問、演奏を披露するとともにピアノや作曲家についてのトークを行って子どもたちと交流した。
 受講生による学校訪問は昨年から行われており、今回は音楽合宿が20周年を迎えたことを記念してマイスター氏も参加した。
 学校訪問には11人の受講生が参加、2学年ずつ3回にわたり演奏が行われた。
 音楽合宿のスタッフでピアニストの稲岡千架さんが司会を務め、演奏者や演奏曲を紹介しながらコンサートは進められた。
 3、4年生のコンサートでは大学院生やピアノ教師の受講者3人がショパンの「前奏曲」やブラームスの「ワルツ」、ベートーヴェンの「ピアノソナタ」を演奏した。
 マイスター氏は「ここに住んでいる若い人たちと知り合えてうれしい。魚沼は自然豊かなところで音楽を勉強することは、色々なインスピレーションを受けることができます」と子どもたちに話した。
 子どもたちからは「どうして音楽をやろうと思ったのですか」、「ピアノが上達するコツは」などの質問があり、マイスター氏は「音楽は美しいもので、両親が音楽家だったのでピアノを始めました」、「練習に集中すること。何を練習するかを考えて練習することが大切」と答え、モーツァルトの「ピアノソナタ」を披露した。

魚沼市社協の「地域の茶の間」事業

2016-03-20 | ’16 魚沼市のニュース
実践者向けに講習会



魚沼市社会福祉協議会では、「地域の茶の間事業・実践者向け実技講習会」を3月15日、魚沼市地域振興センターで開催した。
 「地域の茶の間」事業は、魚沼市社会福祉協議会が赤い羽根共同募金の配分金を活用して行っている地域交流活動。平成26年から事業が開始され、現在市内58団体で活動が行われており、28年度からは61団体に増えることになっている。
 講習会には同事業の運営スタッフ約100人が参加した。
 講習会ではまず、新潟県魚沼地域振興局農業振興部と魚沼市農林課から、地域の茶の間事業での「わら細工作り講座」の開催が呼びかけられた。これは魚沼市が受け入れている児童生徒の体験活動の中で、わら細工などの伝統工芸品目の需要が高まってきているが、技能者が少なく大規模な体験受け入れが難しいことから、技能者の育成のため講座を活動に取り入れてもらいたいというもの。
 また、魚沼市地域包括支援センターと魚沼市健康課からは、介護予防や自殺防止についての協力が呼びかけられた。
 この後は、長岡こども福祉カレッジの川本公代さんと瀧澤延子さんにより講義と実技が行われた。
 「レクリエーション」をテーマとした講義では「高齢者はやさしさと思いやりがある一方、自分なりのポリシー、思いがあるので、まず話を聞くことが仲良くなれる方法のひとつ。高齢者が得意なことを発揮できる機会をつくり、集まった人で楽しさを共有できることをやりましょう。ただし、新しいものを理解することが遅い人もいるので、プライドを傷つけないように」とアドバイスされ、続く実技では実際に参加者が簡単なレクリエーションを体験していた。

小出高スキー部が市役所訪問

2016-03-20 | ’16 魚沼市のニュース
全国制覇を市長に報告


国民体育大会冬季スキー競技会などで優勝するなど好成績を収めた小出高校スキー部の生徒が3月4日、魚沼市役所を訪れ、大平悦子市長に成績を報告した。
 同校スキー部は2月20日から23日まで岩手県で開催された国体冬季スキー大会の少年男子10㎞クラシカルで坂詰健太郎さん(2年)が優勝、中島夕和さん(同)が2位となったほか、坂詰さんが2走、中島さんが4走を務めた少年男子4×10㎞リレーで新潟県チームが優勝するなどした。
 また、2月26日から29日まで長野県で開催された全国高等学校選抜スキー大会では関優希奈さん(3年)が女子1・5㎞スプリント・フリーで優勝したのをはじめ、5㎞クラシカルで5位、10㎞フリーで6位入賞。
 男子では中島さんが15㎞フリーで4位、1・5㎞スプリント・フリーで5位となり、10㎞クラシカルで郷翔一郎さん(1年)が6位、宮遼周さん(同)が7位となるなど活躍を見せた。
 市役所を訪れた生徒たちは大会を振り返って一言ずつ話すとともに、残る大会への意気込みも語っていた。
宮澤豊彦監督からは「国体ではスキーも良いセッティングで走ることができ、良い波に乗れた。選抜スキーでは、関は最後の最後で優勝することができ、国体の悔しい思いを晴らすことができた。また、1年生が入賞したことで、今後の見通しがたってきた」との話があり、大平市長は「皆さんの活躍は県全体のレベルを上げています。来年も楽しみにしているので、今の気持ちを維持してがんばってください」と生徒たちの活躍を称えていた。

東方稲荷春季例祭「大百八灯」

2016-03-20 | ’16 魚沼市のニュース
幻想的なロウソクの灯


魚沼市大石の東方稲荷春季例祭「大百八灯」が3月12日に行なわれ、参拝に訪れた人たちが幻想的な光景や地元の有志による出店の味を楽しんだ。
この祭りは、本来は豊作を祈願して旧暦2月の最初の午の日に行事であるが、同地区では現在、毎年3月の第2土曜日に行なっている。
この日は好天に恵まれ、鳥居が並ぶ参道や周辺の道路約300メートルには無数のロウソクの火が灯され、幻想的な風景が参拝者を迎えた。
また、例年神社近くの山肌に設けられる「大」の火文字は、今年は少雪のため神社下の田んぼで行われ、午後6時頃火が灯されると、平らな雪原に大きな「大」の文字がくっきりと浮かび上がり、その眺めを写真に収める人の姿も見られていた。

折立温泉で伝統の「百八灯」

2016-03-13 | ’16 魚沼市のニュース
雪不足で場所変更して



雪に浮かぶ幻想的な炎の祭典。湯之谷温泉郷折立温泉「百八灯」が3月6日、魚沼市の折立温泉で行われた。例年、山の稜線に幻想的な光が浮かび上がるこの祭りであるが、今年は記録的な少雪のため山の下に火を灯す、いつもとは違った光景が見られていた。
 百八灯祭りは折立温泉で江戸時代初期、寛永年間の初めから行われているという伝統ある行事。山の麓にある小さな稲荷様の社から山頂に向けて、農家から集められたワラを置き、夜を待ってそれに点火、暗い夜空に無数の火を浮び上がらせる。
 この日は天候に恵まれ、会場では夕方から魚沼市青島の画家、早津剛さんが雪の壁をキャンバスに水墨画を描く「雪・墨・画」の制作が行われ、まつりが始まる頃には雪のステージの壁に白川郷の合掌造りの民家が姿を現した。
マレットゴルフ場のおまつり広場では観光客や近隣の人たちが大勢訪れ、名物の6人搗きの餅つきや地元の芸能、歌謡ショー、あんさ&おっさの歌を楽しみながら甘酒、豚汁などの夜店の味に舌鼓を打った。
 メインイベントの百八灯では、会場近くに並べられたワラに一斉に点火され、闇夜に幻想的な光の列が浮かび上がった。
 会場では「百八灯、百八灯、百の米が一斗五升、十文酒が十六杯、十六杯」と囃子が歌われ、今年の豊作が願われ、夜空に大輪の花を咲かせる花火大会、景品付きの福餅まきも行われ会場は賑わっていた。



魚沼市新庁舎設計者の選定

2016-03-13 | 庁舎再編整備構想
27日に公開で第2次審査



魚沼市では、新庁舎建設設計公募型プロポーザルの第1次審査を3月3日に行い5者を選定、27日には第2次審査としてプレゼンテーション、ヒアリングを公開で行う。
 同市では、技術力や実績、実施体制などを評価する公募型プロポーザル方式により、新庁舎建設の基本設計、実施設計を行う設計者の選定作業を進めている。
 選定作業は、明治大学理工学部建築学科教授の小林正美氏を委員長とした5人による新庁舎建設設計業務委託選定委員会により行われており、第1次審査では提案書を提出した16者から「株式会社類設計室東京事務所」、「石本建築事務所・千葉学建築計画事務所設計共同体」、「福地・上山・関本設計共同体」、「古市徹雄都市建築研究所・堀越英嗣ARCHITECT5設計共同体」、「株式会社SALHAUS」の5社を選定した。
 第2次審査は27日12時50分から魚沼市中央公民館(堀之内公民館)大ホールを会場に公開で行われ、第1次審査通過者5者による新庁舎建設の設計・デザイン案などのプレゼンテーションと選定委員によるヒアリングを実施する。また、会場には提出のあった全ての提案書の展示も行われる。
 なお、審査結果は28日に発表される。

魚沼市生物多様性セミナー

2016-03-13 | ’16 魚沼市のニュース
27年度の調査結果報告



「魚沼市生物多様性セミナー」が3月5日、同市の小出ボランティアセンターで開催され、平成27年度の同市の自然環境保全調査の結果が報告された。
 魚沼市では、平成21年度の市政施行5周年を機に自然環境都市を宣言し、自然環境を柱とした「まちづくり」に取り組むことを表明。そのための第一歩として身の周りの自然をよく知るために水辺や里山を中心とした植物相調査を実施している。調査5年目となる平成27年度は引き続き植物、野鳥、昆虫の調査が市民の協力により延べ42日、249人が参加して実施された。
 セミナーはその調査の報告会として開かれたもので約80人が集まった。植物の調査を行った武藤光佳さんは田河川、平地山、小深沢川での調査結果を報告するとともに絶滅危惧種や特定外来植物などについて話した。
 鳥類の調査を行った桑原和寿さんは、こまみの湯周辺、杉ノ入沢、小平尾、魚野川周辺で調査を行い、32科62種の鳥類を確認したことを報告。4年間の調査を大きな変化はなかったが、今冬についてはムクドリやキジバトなど冬は他所へ移動する鳥が見られたことも紹介した。
昆虫の調査を行った魚沼昆虫同好会の横山正樹さんは坊ヶ沢山、万治ヶ池、池ノ山の池、大白川の3地区4カ所で調査を行い、11科42種のトンボ、5科44種のチョウを確認したことやトンボの絶滅危惧種としてはアオハダトンボ、モートントンボ、トラフトンボの3種、チョウの絶滅危惧種ではオオワラギンヒョウモン、クロシジミ、ギフチョウなど6種が確認されたことを報告、「魚沼は豊かな自然に恵まれている」と話した。
セミナーでは調査報告に続いて県立植物園副園長で魚沼市自然環境保全調査委員会副委員長の倉重祐二氏が講演、日本に自生する植物約7000種の4分の1の1779種が絶滅の危機に瀕していることや生物種多様性保全の必要性について語り、植物多様性保全への提言として①自生地の調査(個体数・生育状況・環境等)②自生地での保全(盗掘監視・環境整備)③保険としての自生地外での保全(種子保存)④自然や保全への理解(講習会・総合学習)の4点を示し「市民、保護団体、研究機関、行政、植物園等さまざまな団体が協力して行うことが必要」と話していた。
また会場には魚沼の植物・鳥類写真パネルや昆虫の標本、環境学習のパネル展示も行われた。

優秀安全運転事業所表彰

2016-03-13 | ’16 魚沼市のニュース
株式会社貝瀬組に金賞



魚沼市中島の株式会社貝瀬組(貝瀬甲一社長)が3月4日、「優秀安全運転事業所」として自動車安全運転センターと新潟県警察本部との連名による表彰を受けた。
 自動車安全運転センターでは、悲惨な交通事故を防止するため、同センターが発行する運転記録証明書を安全運転管理に活用している事業所のうち、交通違反や交通事故が少なく、普段から交通安全対策に積極的に取り組んでいる事業所を「優秀安全運転事業所」として表彰している。
 貝瀬組は、朝礼時の啓発活動をはじめ、年1回の通勤ルートの指導、交通安全講話の実施など交通事故防止に積極的に取り組んでおり、1年間無事故で違反もわずかであったことが認められて同表彰の金賞を受賞することになった。
 この日は同社の今井茂明課長が小出署を訪れ、礒野宏三署長から同センター理事長と県警本部長の連盟の表彰状と楯を手渡した。
 今井課長は「事業所として表彰を受けたことを喜んでいます。受賞を機にさらに交通安全に取り組んでいきたい」と受賞を喜び、礒野署長は「事故を起こす、起こさないは個人の心がけが大きいが、周りの支援も必要。組織で活動することにより、さらに効果が高まると思う」と話していた。

うかぢ春よこい祭り

2016-03-13 | ’16 魚沼市のニュース
1500本の結の灯り



宇賀地コミュニティ協議会では「うかぢ春よこい祭り」を3月6日、宇賀地小学校グラウンドで開催、夜には1500本のロウソクの灯が幻想的な眺めを見せた。
 祭りは15時に開会、開会式に続いて「スノーキャンドルマウンテン競技大会」が行われた。この大会は、スコップやバケツなどを使って雪を積み上げ、その高さと芸術性を競うもので、16チームが参加し、審査の結果、高さ部門では3・62㍍積み上げた「なんたってキリン」チーム、芸術部門では「そらちゃんず」チームが優勝した。
 この後は、1500本のロウソクを会場に設置する「結の灯り広場」づくりが行われ、17時30分に点灯されると闇夜に幻想的な光が浮かび上がった。
 会場では甘酒やトン汁の無料サービスも行われ、クライマックスには花火も打ち上げられて、会場を訪れた人たちは春の足音も近づく冬の一日を楽しんでいた。