消防防災航空隊と市消防本部
魚沼市消防本部と新潟県消防防災航空隊の合同林野火災対応訓練が4月20日、魚沼市消防本部ヘリポートと近くの破間川で実施された。
この訓練は、林野火災等発生時に県消防防災航空隊のヘリコプターによる空中消火活動を行う際に、消防本部の消防隊がヘリコプターに付けられたバケットへの給水を迅速、的確、安全に実施することを目的に実施されているもの。
訓練には消防本部から15人が参加。消防ポンプ車など給水の準備を整え待ち受けている中、ヘリコプターが飛来。ヘリポートの上でホバーリングをすると、消防隊はポンプ車からのホースを伸ばして、ヘリコプターに吊るされた容量1000㍑のバケットに給水。バケットへの給水が完了すると、ヘリコプターはバケットを吊り上げ、近くの破間川の上空まで移動し、バケット内の水を川へと投下した。訓練は、この作業を3回繰り返した。
訓練終了後、星秀喜消防長は「雪消えとともに、例年林野火災が発生しやすい時期を迎えています。消防水利の不足する山間地や、大規模な林野火災に備え、消防防災ヘリコプターと連携をとり、効果的な消防活動を行っていきたい」と話していた。
魚沼市では平成28年に焚火の拡大、田畑・土手や河川敷を焼く林野火災が6件発生したが、29年の発生は1件だった。