9月20日から26日は動物愛護週間。動物愛護週間は、国民の間に広く動物の愛護と適正な飼養についての理解と関心を深めるようにするため、動物愛護管理法に定められている▼これまでに何度となくこのコラムに登場してきた我が家の愛猫が旅立ったのが今年の1月のことだった。あと1か月半生きれば21歳という老猫の大往生だった。旅立つ1週間ほど前から餌が食べられなくなり、動物病院に通ってもみたが、最後の晩にはすでに手(前足)足が冷たくなりだし、家族も覚悟を決めて見送った▼若い頃は障子に穴を空け、外でネズミやカナヘビを取ってきたり、襖を傷だらけにするなど、随分とやんちゃをしてくれた猫であるが、その一方で家族の気持ちを和らげ、癒してくれてもきた。晩年は動きも随分と鈍くなり、病院にかかることも多くなったが、家族が思っていた以上に長生きしてくれたことはありがたかった▼その後半年以上、我が家で猫を飼うことは無かった。動物とは言え、一度飼い出せば情も湧き家族の一員となる。悪さをすれば叱り、病気やケガをすれば心配し、病院にも連れていかなければならない。そして何より別れの時が辛い▼筆者としては、しばらく動物は飼わなくてもいいのかなとも思っていたが、縁あって先日小さな子猫2匹が我が家にやってきた。家族の希望であり、筆者も反対はしなかった。我が家の新しい家族となった生後約1か月の猫はまだ小さく、筆者などは触るのがまだ怖いような感じさえするが、食欲は旺盛のようで少しずつ新しい生活に慣れてきているようだ。これから大きくなって活発に動くようになると、随分とやんちゃもやってくれるのだろうと思うと、先が思いやられるが、家族を楽しませ、心を癒してくれる存在となることも期待している▼縁あって我が家にやってきた子猫2匹。名前もまだ決まっていない状況であるが、前任の猫同様に長生きをして家族を楽しませてもらいたいと思っている。
紅葉の魚沼路を走る第4回「魚沼コシヒカリ紅葉マラソン」が11月1日に開催されることになり、参加者の募集が行われている。平成24年に只見線の小出・大白川駅間開通70周年を記念して開催された「魚沼コシヒカリ紅葉マラソン」も今年が4回目の開催となった。昨年の大会には県内外から約650人が参加、天候に恵まれ、手作り感あふれる応援や新米おにぎりが参加者から好評を得た▼今年もスタート、ゴール会場を薬師スキー場駐車場とし、ハーフ(21・0975km)、10km、2kmの種目を用意、親子や友だち同士などペアで楽しく走るファンランが復活され、幅広い年齢や親子でも楽しめる大会とすることにしている。なお、今回は4kmコースは行われない。参加資格と参加費はハーフマラソンと10kmが高校生以上で参加費4100円、2kmは小学生から参加でき1100円、ファンランはペアで2000円。部門別に6位まで表彰(ファンラン除く)。参加賞は、ゆのたに銘水杵つきもちと新米北魚沼産コシヒカリおにぎり。ハーフと10kmの参加者には新米北魚沼産コシヒカリ1kgも贈られる予定。完走者には完走証が発行される。スタートは8時30分から▼今回は、アルペンスキー2006年トリノ五輪代表の関塚真美さんと、トライアスロン世界選手権出場4回の橘圭介さんの魚沼市在住の2人のアスリートがゲストランナーとして参加者と一緒に走る。参加申し込みはインターネット(RUNNET)及び専用FAX用紙により行われ、募集期間は9月23日までとなっている。▼魚沼市でも連日猛暑となっており、マラソンとは縁遠いような日々が続いているが、この暑さを凌げば爽やかな秋がやってくる。今年も大勢の人たちの参加を期待している。問い合わせは総合案内コールセンター《電》03-5369-4522(月~金曜・9時30分~17時30分)または魚沼市教育委員会生涯学習課《電》025-794-6073へ。
第12回「枝折峠ヒルクライム」が8月9日に行われる。ヒルクライムは、上りだけのコースで速さを競う二輪車のレース。同大会は大湯温泉の奥只見レク都市公園をスタート、枝折峠をゴールとする全長14キロ、標高差750mのコースで毎年競われている。同区間は車で通っても急勾配のきついカーブでは車のギアを数段落とさなければならない。その道を自転車で走っていこうというのであるから、毎年参加者の脚力と体力には驚かされる▼とにかく体力的にきつい競技のように感じられるが、コースが上りだけのため、スピードが出なく安全であることから子どもから年配の人まで参加できる競技として、テレビでも紹介されていた。カラフルなウエアに身を包み、ヘルメット、サングラスで颯爽と走っていく姿は格好良く、自転車を見直してもいいかなと思わせてくれる▼筆者もそうであったが中学生までは自転車は大切な日ごろの足であったが、高校に入るとそれはバイクに取って代わられ、その後自動車へとなっていった。いつの間にか筆者にとって自転車はあまり乗る機会の無い乗り物になってしまっていたが、今年はちょっとした用を足しに近く出かける際には自転車を利用することが多くなった。今までは近くに出かける際にはミニバイクを使っていたが、このところは息子が乗るようになったため、仕方なく自転車を使っているというのが正直な理由である▼しかし、朝のうちは風が気持ちいいし、小回りもきき、道端に止めても邪魔にならないので結構重宝している。このところガソリンは値段が落ち着いてきているが、使うガソリンを減らせば家計も助かることになる。排気ガスを出さない自転車は地球環境にも優しい。そして自転車に乗ることは有酸素運動になり健康維持にも期待ができそうだ▼日々の忙しさからついつい自動車に頼ってしまうことが多くなってしまいがちであるが、身近な乗り物自転車にもう少し親しんでみたいと思っている。
怖いものの代表的なものとして昔から「地震、雷、火事、親父」と言われている。地震の怖さは中越地震の際、身を持って体験した魚沼地域であるが、このところは雷注意報が発表される日が多い▼人体への落雷はそうあるものではないが、雷の発生することの多いこの時期は気をつけたいものだ。人体への落雷は大きく分けて3つのケースがあるそうで、そのうち雷による死傷事故のほとんどが側撃雷である。側撃雷とは、落雷を受けた物体や人の近くにいた際に、その人にもさらに放電が移ってくるもので、大きな木の下で雨宿りをしている時などに起こる▼雷への対策としては、まず、雷の発生・接近を知ること。モクモクとした入道雲はそのサインのひとつであり、雷鳴の聞こえる範囲はおよそ10kmと言われている。また、ラジオのAM放送はおよそ50km離れた雷からの電波雑音をガリッガリッという雑音によりラジオで拾うことができる▼落雷に対して安全な場所は自動車、バス、列車、飛行機、鉄筋コンクリートの建物の中、配電線・送電線の下ということ。丈夫な金属で囲まれている場合、落雷電流は金属を通って大地に流れ込むため安全で、配電線・送電線の下は、それ自体電気をよく通す導体でできており、雷をひきつける避雷針と同じ役割を果たすので安全なのだそうだ。建物の中は直撃雷の心配はないが、電気器具や天井、壁から1m以上離れたほうが良いらしい▼これとは逆に危険な場所としてはグラウンド、テニスコート、ゴルフ場、屋外プール、海があげられる。雷は落雷付近に高いものがあると、これを通って落ちる傾向があり、高いものほど落雷を引き寄せる効果が高いが、開けた土地においてはどこに落ちるか予測がつかないのだそうだ▼今年はまだ梅雨入りしていない(17日現在)本県であるが、毎年梅雨の末期の集中豪雨では水害が起きやすく注意が必要とされている。そしてゴロゴロと聞こえるときは雷にも注意したい。
筆者とカメラの出会いは小学生の時に叔父がくれた二眼レフのカメラだった。ただし、当時子どもだった筆者にとってフィルムを買うお金やや現像代があるわけがなく、そう頻繁にとることはできなかった。また、小学校6年時の校長先生の写真が趣味だったようで、休日に校庭にいた筆者たちにカメラを貸して自由に撮らせてくれたり、現像のやり方なども見せてくれたことがあり、カメラに興味がないわけではなかったが、その後も写真はそう頻繁には撮らなかった▼筆者がカメラを持って歩くようになったのは、やはり現在の仕事に就いてからだった。写真を撮ったことがなかったわけではなかったが、いざ仕事で撮ってみるとなかなか思うような写真は撮れず苦労したことを覚えている。そこで雑誌などを買って何年か勉強しているうちにカメラへの興味が沸き始め、会社が用意してくれたカメラとは別に自分でも安い一眼レフを買ってプライベートでも写真を撮るようになった。主たるものは家族写真だったり、友人の結婚式、旅行の写真などであった▼写真の世界での劇的な変化はデジタルカメラの出現だった。フィルムの場合は一本のフィルムで撮ることの出来る枚数は限られたし、現像してみるまではどんな風に写っているかわからなかったので、思うような写真が撮れていないことも多かった。失敗も多くあった。露出が違っていたり、ピントがあっていなかったり、最悪だったのはフィルムが巻かれてなく、まったく写っていなくて青くなったこともあった▼その点、デジタルは移したその場で確認でき、失敗した写真はその場で削除もできる。撮影枚数も気にせずに撮ることができる。子どもの成長とともにプライベートで写真を撮る機会が少なくなってきていたが、最近ではデジタルカメラの使いやすさも手伝って花などを撮って楽しんでいる。今では携帯電話にも付いており、昔と比べると随分と身近なものになってきたカメラ。6月1日は「写真の日」だった。