災害ボランティアセンター
新潟県社会福祉協議会の主催による「災害ボランティアセンター設置訓練」が9月22日、魚沼市の小出ボランティアセンターで実施された。
訓練は、災害時のボランティア活動を効果的に展開するため、ボランティアセンター等推進拠点の設置・運営の実践的な訓練を行うことで、地域における相互支援・協力体制の強化を図るもので、県内の社会福祉協議会職員や自治体職員、ボランティアなど56人が参加した。
訓練ではまず、NPO法人にいがた災害ボランティアネットワークの多川孝義氏が災害ボランティアセンターの意義や目標、協働のあり方や、設置訓練進め方についての講義を行った後、実習訓練として「災害ボランティアセンター・スタッフミーティング」の模擬訓練が実施された。
模擬訓練は、大雨により魚野川の堤防が決壊し、魚沼市内で冠水被害が発生したとの想定で実施され、被災状況の報告や、設置するボランティアセンターの設置場所、設置期間、ボランティア募集範囲、他機関・団体等への要請など基本的な事項の決定、各班の班長など人員の配置などが進められていった。
また、午後からも自班の活動内容、手順などを確認する「班別会議」や、ボランティア受付班、ニーズ班、マッチング班の3班に分かれて、交互にセンタースタッフ役とボランティア役になり、センターの効果的な運営方法を学ぶ配置・運営の実習訓練も行って、災害時に備えられていた。