魚沼WEBニュース

新潟県魚沼市や周辺市のニュース・情報をお届けします!週刊「魚沼WEBニュース」 ★★ 提携 「小出郷新聞社 」

熊本の3町に支援物資

2016-04-26 | ’16 魚沼市のニュース

魚沼市ら4市が共同で発送


魚沼市は、4月14日からの熊本地震で大きな被害を受けている熊本県の3町に向けて19日、支援物資を送った。
 今回の支援物資の発送は三条市、十日町市、南魚沼市と共同で行われたもの。 
 三条市の國定隼人市長が代表世話人を務める「地方を守る会」の会員である熊本県の大津町、甲佐町、山都町が今回の地震で大きな被害を受け、断水が続いていることなどから、新潟県内の同会会員である三条市、十日町市、魚沼市、南魚沼市が共同でそれぞれの被災団体で不足している物資を送ることになった。
 支援物資は、各市とも飲料水が中心で、魚沼市では三条市からの連絡を受けて、急遽550ミリリットルのペットボトル24本入りを40ケース用意した。
 発送作業は18日朝に市役所小出庁舎で行われ、魚沼市が用意した飲料水と、南魚沼市が用意したアルファ米3150食分、おかゆ缶詰528食分を両市の職員がトラックに積み込んだ。
なお、南魚沼市では同日、500ミリリトル24本入りの飲料水50ケースを直接、運送会社に搬入した。
 支援物資の積み込み作業を見守っていた大平悦子市長は「地域連携で協力できることは良いことと思っています。長期化すると思うので、これからも市単独だけでなく、近隣に呼びかけて支援していきたい」と話していた。
 なお、魚沼市では熊本地震の被災者のため18日午後に市役所各庁舎と小出郷図書館、広神図書館に募金箱を設置し、市民に義援金の協力を呼びかけている。



特別報道写真集 新潟県中越地震
新潟日報社
新潟日報事業社

小野塚彩那選手が市長を表敬訪問

2016-04-26 | ’16 南魚沼市のニュース
2年連続でW杯種目別優勝


フリースタイルスキー・女子ハーフパイプの小野塚彩那選手(南魚沼市)が2年連続でFISワールドカップ(W杯)の種目別優勝を果たし、4月20日には南魚沼市役所を訪れ、同市の井口一郎市長に優勝を報告した。
ソチ五輪の銅メダリストで、昨シーズンW杯種目別で初優勝を果たした小野塚選手。今季は昨年12月に行われたW杯開幕戦(ニュージーランド)で3位、1月の第2戦(アメリカ)で優勝、2月の第3戦(同)で2位、最終戦(フランス)で4位となり、全4戦のポイントを争うW杯種目別で連覇を果たした。また、1月のウインターX-GAMESでも銀メダルを獲得している。
市役所玄関で職員や同市のキャラクター「こめつぐくん」の歓迎を受けた小野塚選手は、市長室でW杯連覇を井口市長に報告。続いて棚村基金奨励金が手渡された。
井口市長は「雪が少なくてスキー産業は少し元気がなかったが、小野塚さんのこの快挙で、来年以降も頑張ろうという気持ちになれると思う」と偉業を称えた。
その後行われた会見で小野塚選手は、2年連続のW杯優勝について「今シーズンは雪が少なくて、市やスキー場に大きなダメージがありましたが、海外に行って良いニュースを持ち帰ることができて良かった」と話し、「最終戦で、この2シーズンを通して初めて表彰台に載れなかったが、その悔しさがあって、新たな気持ちで次のシーズンに臨むことができています」と今シーズンを振り返った。
今後の目標については「一年一年を大事にしていき、今シーズンは世界選手権が3月に行われるので、まずそこで優勝することがオリンピックに繋がっていくと思っています」と語っていた。

5月1日から「芝桜まつり」

2016-04-26 | ’16 魚沼市のイベント
シバザクラはGWが見ごろ
根小屋花と雪と緑の里



魚沼市根小屋の奥只見レクリエーション都市公園道光・根小屋地域「根小屋花と雪と緑の里」では例年より早くシバザクラが咲き始めた。
 同公園のシバザクラ広場は、約1ヘクタールの広さに16万株のシバザクラが植えられており、毎年、赤、ピンク、白の色鮮やかな花を楽しませてくれている。
 今年は雪消えが早かったことから、開花も例年より2週間ほど早く、ゴールデンウィークが花の見ごろとなりそうだ。
 恒例の「魚沼芝桜まつり」も今年は時期を早めて5月1日から15日まで開催される。期間中の土曜、日曜、祝日には9時から入口広場脇でシバザクラの苗が先着100人にプレゼントされるほか、5月7日と14日には「春の里山さんぽ」(10時30分~・参加費300円・定員20人程度)、7日には森のようちえん「たんたん」無料体験会(11時~・13時~)、15日には手づくりアロマの消臭剤作りや米袋でクラフト体験などのワークショップも開かれる。
 また、地域特産品・軽飲食、ハーブ苗の販売や太鼓の演奏が行われ、管理棟ボランティアルームでは石川雲蝶や清水上遺跡などの写真パネルも展示されるほか、今年は「芝桜フォトコンテスト」も実施される。

青色防犯パトロール

2016-04-26 | ’16 魚沼市のニュース

4月から佐梨地区コミ協が実施


魚沼市の佐梨地区コミュニティ協議会では「青色防犯パトロール」を4月から開始した。
 青色防犯パトロールは、青色の回転灯を装備した自動車を使って行われる防犯パトロール。同コミュニティ協議会では警察の証明を受けるとともに青色の回転灯を協議会で購入し、会員の自家用車3台に装備。防犯防災部会の会員を中心に12人が協力しながらパトロールを行うことになった。
 パトロールは子どもたちの下校時間を重点に不定期に実施されることになっており「時々回ってくることが知られるようになれば犯罪抑止につながる」と同協議会。
 また、パトロールのエリアは佐梨地区に限らず魚沼市全域としており、「不審者の情報があった小出橋下の駐輪場や堀之内駅前なども高校生の下校時間に合わせてパトロールしたい」としている。青色防犯パトロールの実施は魚沼市では同協議会が初めて。

ときめき魚沼応援金を贈呈

2016-04-26 | ’16 魚沼市のニュース
昔話の会と小出青空野球教室に



小出スタンプ会(今井雅裕会長)では、魚沼市内の学校や各種団体に、「ときめきカード」の1年間の発行ポイントの1%を寄付する「ときめき魚沼応援金」を4月18日、魚沼昔話の会と小出青空野球教室に贈呈した。
 「ときめき魚沼応援金」は、小出スタンプ会加盟店で買物をしてもらい、その一部を地元に還元することにより「お客様と一緒に地域を応援して行こう」という取り組み。4月1日から翌年3月31日までの1年間の合計発行ポイントの1%を寄付するシステムであり、今年度は魚沼昔話の会に5万3968円、小出青空野球教室に8万0950円の合計13万4918円が贈られることになった。
 この日は魚沼昔話の会の山本初枝さんと小出青空野球教室の柳瀬良平さんが小出商工会館を訪れ、今井会長から応援金が手渡された。
 魚沼昔話の会では、昔話の記録集第2集の発行に向け取り組んでおり、応援金はその出版のために活用することになっており、小出青空野球教室ではベースが傷んでいることから今シーズンに向けて新しいベースを購入することにしている。
 なお、この応援金は来年度、めぐみ幼稚園と大浦雲蝶会に贈られることが決まっている。

入広瀬ガイドマップを作成

2016-04-18 | ’16 魚沼市のニュース
地元の児童が見どころ紹介



入広瀬商工会等で構成する「みんなで入広瀬をアピールしようプロジェクト」では、入広瀬小学校の児童が地域の見どころを紹介する「魚沼市入広瀬ガイドマップ」をこのほど作成した。
 入広瀬地域では、昭和57年秋より、旧入広瀬村が主体となって独立国「さんさい共和国」として様々な事業を展開してきたが、担い手や予算の不足などから事業が縮小、近年は住民有志によるイベントの実施にとどまっていた。
 しかし、昨年春には大原山菜園がオープン、数年ぶりに「きのこ採りツアー」も再開するなど、地域の資源を活かした取り組みが徐々に始まってきていることから6月に同プロジェクトを立ち上げ、山菜を使用した飲食店用新メニューの開発や、地域の魅力を発掘・発信するガイドマップを作成し、流入者の増加を図ろうと取り組んできた。
 ガイドマップ作成にあたっては夏休みの宿題として入広瀬小学校の全校児童から入広瀬地域のイメージキャラクターと地域の見どころを募集。キャラクターには40作品が寄せられ櫻井鈴音さんの「ぶな葉ちゃん」が選ばれた。
 出来上がったガイドマップはA2サイズの四つ折り。観光施設や名所旧跡、景勝地など児童から寄せられた入広瀬の見どころが紹介されており「急な所だけでなく、ゆるやかな所があって、初心者でもだいじょうぶです。食堂のカレーはすごく美味しいです(大原スキー場)」、「景色がとてもきれいで、お弁当を持っていくととてもよいと思います(鷹待城址)」など児童たちのコメントも添えられている。
 また、入広瀬の名産・お土産、飲食店、旅館・民宿の紹介ほか入広瀬の昔話も収められている。
 ブナの木をモチーフとした作品がイメージキャラクターに選ばれた櫻井さん(入広瀬中1年)は「エコミュージアムで見たブナがとてもきれいだったことから考えました。最後に葉っぱを口にくわえさせて可愛くしました。これから色々な所で使ってもらえたら嬉しい」と話し、コメントを書いた児童たちは「自分の言葉載っていてうれしい」、「大勢の人が見てくれて入広瀬を知ってくれたらうれしい」とマップの完成を喜んでいた。
 このマップは5000部作られ、地域の観光施設、旅館・民宿、魚沼市観光協会などに置かれて、地域の活性化に役立てられる。問い合わせは入広瀬商工会☎025-796-2152へ。

魚沼市で新入社員合同研修会

2016-04-18 | ’16 魚沼市のニュース
ビジネスマナーを学ぶ


魚沼市では「市内企業等新入社員合同研修会」を4月7日、小出ボランティアセンターで開催した。
 研修会は地元企業の人材育成を目的に、新入社員や勤務年数の少ない若手社員を対象に開かれているもので、今年で5年目。1回目の「ビジネスマナー基礎研修」には、市内の企業など12社から29人が参加した。
 研修ではまず、大平悦子市長が開講講話を行い、市勢の概要を紹介するとともに市の人口減少問題への対策、地域資源を活かした産業おこし、将来に向けたまちづくりの推進などの重点施策について説明。新入社員に「この研修がすべてではなく、現場で毎日新しいことをこなすことで社会人としての力をつけていってください」とアドバイスした。
 続いては株式会社アルプスビジネスクリエーションのパートナー講師である小田芽久美さんを講師に午前中は、新入社員として身に付けておくべき基本的マナーの習得やチームの持つアイデンティティを共有し連携するスキルを高めるグループワークが行われた。
 また、午後からは言葉遣いや電話対応、名刺交換のやり方、訪問のマナーなど社会人としてのビジネスマナーの基本的なことやコミュニケーションスキルなどがていねいに指導されていた。
 この新入社員研修は27日にも2回目の「ビジネスシミュレーション研修」が開催される。

交通指導員に12人任命

2016-04-18 | ’16 魚沼市のニュース
事故ゼロを目指して
魚沼市



魚沼市では交通指導員の任命式を4月8日、市役所小出庁舎で行った。
 この日任命された交通指導員は12人で、このうち10人が再任、2人が新任。式ではまず、大平悦子市長が指導員一人ひとりに任命書を交付し「皆さんからは魚沼市の交通安全に対して多大なご理解とご協力をいただいており感謝いたします。魚沼市では平成26年に101件の事故があり、27年は82件で減少していますが、特に高齢者の事故も多くなっており、今まで以上に自転車あるいは歩行者の事故、高齢者の運転事故が増えてくることが心配されています。皆さんのお力をお借りしながら、事故ゼロを目指して事故防止を進めていきたい」とあいさつした。
 この後は指導員を代表して橘幸男さんが「市民の皆さんの安全を守ることを誓います」と決意表明を行った。
 交通指導員の任期は2年。交通安全啓発活動や交通安全教室の講師として指導を行っていく。
 任命された交通指導員は次のとおり(敬称略)。( )内は居住地区。
▼大矢捷治(堀之内)▼上村喜久雄(同=新任)▼橘幸男(小出)▼久保田悦子(同)▼星英樹(湯之谷)▼森山久(同)▼佐藤直(広神)▼松田敏幸(同)▼大竹秀吉(守門)▼岡部栄子(同)▼穴沢拓未(入広瀬)▼村山あき子(同=新任)

満開

2016-04-18 | 魚沼百景

魚沼では例年、4月下旬が桜の開花期であるが、今年は早くも市内の桜が満開を迎えた。暖冬少雪のためウソの被害も少なかったようで、市内各地で見事な花が見られている。開花後に雪に見舞われるということも珍しいと思う。

高村秀雄写真展

2016-04-18 | ’16 魚沼市のイベント

伊米ヶ崎公民館で28日まで



魚沼市虫野の伊米ヶ崎公民館では同市佐梨の高村秀雄さんの写真展を4月28日まで談話室で開催している。
 写真展では、三条市本成寺の豆まきや小千谷市の風船一揆、十日町市松之山の婿なげ・美人林、富山市松川公園の桜、長野県山ノ内町の地獄谷野猿公苑のサルなど県内外の風景やイベントなどを写した作品17点が展示されている。
 開館時間は9時から16時。入場無料。

火災予防運動でキャンペーン

2016-04-11 | ’16 魚沼市のニュース
音楽隊演奏やチラシ配布


「春の火災予防運動」が4月1日から7日まで実施され、魚沼市消防本部では住宅用火災警報器設置促進などを行う火災予防キャンペーンを3日、井口新田の原信小出東店前で行なった。
 キャンペーンにはJA北魚沼女性部による女性防火クラブの会員6人と消防署員36人の計42人が参加。
スーパーの店頭では、買物客に風船、寝たばこをしないよう呼びかけるティッシュ、防火や防災のための小冊子を手渡した。
 また、駐車場では魚沼市消防音楽隊の演奏も行われた。音楽隊は、子どもたちに人気の「サザエさん」や「ドラえもん」のテーマをはじめ、連続テレビ小説「あさが来た」のテーマ「365日の紙飛行機」などを次々と演奏。この日は朝から晴天に恵まれ、初夏を思わせる陽気の中、音楽隊は汗を光らせながら演奏を披露し、元気の良い演奏に、しばし足を止めて聴き入る買い物客の姿も見られていた。また、演奏の合間には「魚沼市では、昨年一年間で14件の火災が発生し、4棟が全焼しています。電気配線からの出火が多いことから、プラグの埃やたこ足配線に注意してください」と呼びかけられた。
 駐車場に並んだはしご車や救急車、ポンプ車など6台の消防車両も小さい子どもたちに人気で、運転席に座ったり、消防士の服を着て写真に収める姿が見られていた。

就寝中の泥棒、市内で多発

2016-04-11 | ’16 魚沼市のニュース

施錠呼びかけ



小出警察署管内では2月中旬頃から堀之内地区、小出地区、広神地区で、深夜就寝中に住宅に侵入する泥棒が10数件、自動車盗が数件発生しており、小出署では「就寝する際は施錠をし、車には鍵をかけ、鍵を抜いておいてください」と呼びかけるとともに「不審者を見かけた時は、すぐに110番通報してください」としている。

新年度迎え大平市長が訓示

2016-04-11 | ’16 魚沼市のニュース
職員一丸の「チーム魚沼」で



新年度を迎え、魚沼市では職員辞令交付式が4月1日、市役所小出庁舎で行われた。
 新採用職員や今年度異動した課長級の職員一人ひとりに大平悦子市長から辞令が手渡され、新採用の職員が一人ずつあいさつした。
 続いて行われた市長の訓示で大平市長は集まった職員を前に次のように語った。
いよいよ28年度がスタートしました。今日は新たに19名の新採用職員を迎え緊張感があります。27年度は第1次総合計画最終年度として着実に将来へのまちづくりを進めてきたものと思っています。いよいよ第2次総合計画のスタートの年となりました。「人が集い、学び、支え合うまち魚沼」が市民の皆さんと次の10年を考えた指針です。今まで10年、行政改革を進めるため大変な苦労があったと思います。そして行政改革は、市民あるいは議会から理解していただかないと、なかなか進まない仕事です。その中で行政改革を進めるためには、実戦部隊である職員の皆さんのやる気が大切だと思っています。まだまだ魚沼市には課題がたくさんあります。この課題にみんなで取り組んでいく気持ちで一丸となって進めていきたい。魚沼市は明るい兆しが見えてきたと思っています。企業誘致、教育の関係、新庁舎建設と、今までなかなか進まなかった課題が着実に進んでいます。これからは将来に向けての建設事業から、ソフト事業の充実を図っていくことが私たちの大切な仕事です。箱物ばかりと言われることもありますが、この箱物は必ず将来のために必要なものだと、私たちは考えた中で造ってきました。残念ながらすでにサービスを終えた施設については解体が進んでいます。魚沼市の将来がこれから大きく変わる大事な時期の行政を私たちが担うわけです。皆さんにお願いしたいことは、自ら考え、そして提案し、実行する力です。今までもそのように努力いただきましたが、特に若い職員の皆さんには、仕事に慣れてきたら「魚沼市の課題は何なんだろう」「私たちがやることは何なんだろう」と自ら考えてください。そうすると必ず前に進むことができると思います。これからも職員一丸となって「チーム魚沼」で頑張っていきましょう。

細井昭「花暦」写真展

2016-04-11 | ’16 魚沼市のイベント

会場は花いっぱい



魚沼市大沢の細井昭さんの「花暦」写真展が4月28日まで湯之谷公民館(湯之谷中学校隣)2階ギャラリーで開かれている。
 細井さんは小学校教諭を務めた後、地元の観光関係の事業所で働きながら奥只見郷ネイチャーガイドなどで活躍してきたが2004年1月に脳出血を発病、失語症とともに右手足が動かせなくなった。
 退職後、リハビリを兼ねて地域を歩くようになり、その際にコンパクトカメラで撮りためた植物の写真を使って08年に「花暦」を制作。これが好評でカレンダーは部数を増やしながら毎年制作されており2016年版は2200部がつくられ、すでに完売している。
 写真展では、これまでの「花暦」を2倍に拡大して展示。色とりどりの花がずらりと並ぶ会場は華やかな雰囲気となり、初日の3日は細井さんが来場することもあって来場者で賑わった。
 細井さんは「市外からも教え子やその家族もやってきてくれて盛況な写真展になりました。ありがたいです」と笑顔を見せていた。 
 写真展は、4日以降平日のみの開館。時間は10時から16時まで。入場無料。

宮里靜輝日本画展

2016-04-11 | ’16 魚沼市のニュース
里帰りした屏風など展示


明治から昭和にかけて活躍した魚沼市虫野の画家、宮里靜輝の日本画展が4月10日まで同市虫野の伊米ヶ崎公民館談話室で開かれていた。
 宮里靜輝は明治14年、江戸時代から虫野村諏訪神社の神職を務める宮里家に生まれた。同33年に文晁派の田村豪湖の門に入り、雅号を綾湖と称した。34年から1年余り京都・鈴木松年に師事し、その後独立。大正11年に号を靜輝と改めた。東京日本美術協会美術展覧会など多くの展覧会で入選。精力的に創作活動を行い、南北魚沼を中心に多くの作品を残している。
 今回の作品展は、中央の画展で活躍し地域でも精力的に創作活動を行った靜輝の作品を後世に残そうと地域の作品所有者らで4月に発足された宮里靜輝作品保存会が開いた。
 作品展では、十日町市の織物業者が保存していたものを魚沼市内の人が買い受けて里帰りした山水の屏風をはじめ、大黒様や布袋様を描いた作品や山水画の掛軸など、これまで開かれた作品展では紹介されていない作品20点が展示されている。
 保存会では「これまでに地域で所有者66人、255点の靜輝の作品を確認しているが、中には保存状態が悪いものがあったり、所有者の高齢化や生活様式の変化により作品を保存していくことが難しい状況にある。作品展を開催することで靜輝のことを知ってもらい、関心をもってもらえれば」と話していた。
 開館時間は9時から16時。入場無料。