幻想的な眺めと音楽堪能
魚沼市が災害のない地域となることと、人と人との助け合い精神を大切に豊かな暮らしができることを願って市民が一斉にロウソクを灯す、うおぬま冬物語「結」(ゆい)8万8千の雪灯りのオープニングイベントが1月26日、小出郷文化会館ロビーで行われた。
このイベントでは、3月7日まで魚沼市内で行われるイベントに合わせ、地区単位や市内全域で夜ローソクを灯してもらおうという取り組み。また、イベントのシンボルである大型の「結ローソク」は期間中、各地域の祭りやイベントでリレーされる。
オープニングイベントではまず、「雪あかり点灯式」が行なわれ、あらかじめ「きりもみ式」で熾された「結の火」が、桜井俊幸実行委員長と大平悦子市長によりメインキャンドルに点火され、会場に集まった人たちが屋外に作られた雪のモニュメントにローソクの火で「結」の文字を浮かび上がらせた。
点灯式に続いては「雪灯りコンサート」が開かれベルエンジェル、ベルネーゴによるハンドベルコンサートと、KRO小出郷リコーダーオーケストラによるリコーダーコンサートのほか、第2部では昨年の震災メモリアルライブに出演したシンガーソングライター奥華子さんが歌声を披露。会場の約200人は雪とロウソクの灯がつくり出す幻想的な光景と澄んだ歌声を満喫していた。また、この日に合わせて市内各地でロウソクが点され、小出小学校では「青空子ども会雪まつり」として児童たちがグラウンドにミニかまくら約650個を制作、夜には灯が点されて児童や家族の人たちがその眺めを楽しんだ。
なお、3月7日までの主なキャンドルリレーイベントは次のとおり。
▼小出雪まつりスキーカーニバル(2月7日)▼雪中花水祝(2月11日)▼吹雪の神湯昔語りの夜(2月14日)▼須原スノーカーニバル(2月21日)▼スキーと温泉とかまくらまつり(2月28日)▼守門神社宮原押合大祭(3月1日)▼湯の里雪まつり「百八灯」(同)▼薬師スキーカーニバル(3月7日)▼東方稲荷春季例祭大百八灯(同)▼雪明かり雪中行群(同)