魚沼市の一年をふりかえる

本年最終稿

２００６年、平成１８年も残すところあとわずか。

思いもよらぬ大雪で幕をあけた年であった。前

年の１２月中旬から降り続いた雪により、魚沼

市では新年早々の１月６日に「魚沼市豪雪対策

本部」を設置、８日には災害救助法が適用され

た。▼辛かったイメージの強い昨冬の中で楽しい

話題を提供してくれたのが魚沼市出身の星瑞枝

さんのトリノ冬季五輪出場だった。星さんが出場

したアルペン女子回転は日本時間の２月２２日か

ら２３日にかけて行われた。地元下折立では大画

面テレビでの応援観戦会が開かれ、星さんは五輪

初出場ながら２７位の健闘を見せた▼３月３日には

単位制高校への移行に伴い県立掘之内高校で全

日制最後の卒業式が行われ、普通課１２９人の卒

業生を送り出した、５月にはバイアスロンで長野、ソ

ルトレイクシティと２大会連続で冬季五輪に出場した

目黒宏直さんの現役引退に伴い、後援会の解散総

会が開かれた▼６月１日には平成１９年度から始ま

る国の新しい農業政策に対応するため魚沼市では

広神庁舎内に「農業支援センター」を設置した。７月

２２日には萩本欽一さん率いる「茨城ゴールデンゴー

ルズ」と青島健太さんが監督を務める「セガサミーズ」

との震災チャリティーマッチが広神球場で行われ、チ

ームの解散問題とも相俟って市内外の注目を集めた。

同２６日には有機センター建設に対して地元集落が建

設地変更の要望書を提出。その後も建設地選定は難

航し来年度に持ち越された▼９月には下折立に「マレッ

トゴルフ場」が完成し完成記念大会が開かれた。１０月

８日には来年の全国良寛会の総会の開催を記念して

小出橋たもに「良寛・貞心尼歌碑」が建立された。２１日

には震災メモリアルライブ「結の灯り」が響きの森公園で

開かれ、ロウソクの灯りの中演奏を楽しんだ▼年間を通

じて大きな話題として取り上げられてきたのは基幹病院

建設と地域医療の再編成。来年はこの問題の正念場と

なる。

今年一年の御愛読ありがとうございました。来年は更に

読みやすいWEBニュースを目指し新年号から更新いたし

ます。　　　　　　　　　　　　　　　2006年末　魚沼WEBニュース

災害救援マニュアルも掲載

日本接骨医師会が冊子「絆」発刊

ＪＢ日本接骨医師会が

このほど、新潟県中越

地震での医療ボランテ

ィア活動などをまとめた

冊子「絆」を発刊した。

同会は、全国の地域にある接骨院、整骨院

の治療技術者が加盟している団体。２００４年

１０月２３日に発生した中越地震の際には地

元接骨院の「被災地にボランティアのマンパワ

ーをいただたい」との要請を受け、被災地で約

一ヶ月にわたり災害支援のための治療ボラン

ティア活動を行った。冊子は非売品で全国の会

員や約８００の自治体や図書館などに配布され

ている。

早く地元の要望を県へ

議会が市民会議と意見交換

魚沼市議会の小出病院

対策調査特別委員会は

魚沼地域の医療再編問題

で１２／１１「魚沼市の地域医療を考える

市民会議」との意見交換会を行った。市

民会議は地元医師会、まちづくり研究会

青年会議所、県魚沼地域振興局、魚沼市

により構成され、これまでに地域医療につ

いてのワークショップを開催したほか、最

近では基幹病院や地域医療提供体制の検

討状況の情報を市民に提供し、壁新聞を地

域各所に掲示する活動も行っている。今回

の意見交換会では重点的に小出病院問題

が話し合われた。

卓越した技能で県知事表彰

魚沼市須原の大塚桂三さん・「にいがたの名工」に認定

魚沼市須原の大塚桂三さんは

１１／２８卓越した技能者として

県知事表彰を受賞するとともに

「にいがたの名工」に認定された。大塚さんは、

神奈川県川崎市のそば店で修行の後、昭和５

６年にそば処「よしみや」を同所に開店。「そば

会席」の料理技術に定評があり、粗引き粉とそ

ばの実の内部の薄皮で作ったそばは独特の風

味と腰がある。

冬枯れ

先ごろの初雪で山々の

木々はすっかり葉を落と

し冬枯れの風景を見せ

ている。小出公園の桜の木もきれいに葉

を落とした枝が越後三山をバックにシルエ

ットを見せていた。今週末もまだ雪の予報

にならず関係者は気を揉んでいるが、もう

すぐ本格的な雪の季節が目の前に来てい

る。

雪合戦大会の参加チーム募集

来年２月１１日に開催

雪合戦発祥の地・小出の恒例イベント第１９回

「国際雪合戦大会」の参加チームが募集されて

いる。昔ながらの雪国の遊び「雪合戦」をスポー

ツ化したこの大会、来年は２月１１日に「雪合戦

王者決定戦！軍配はどっちだ！？」をキャッチ

フレーズに魚沼市干溝の県立響きの森公園で

開催される。申し込み締め切りは１／１５。詳し

くは小出雪まつり実行委員会０２５－７９２－９７

５４へ。

早津剛さんから水墨画を習う

小出中学校が特別授業

消え行く雪国の民家を

描き続けている魚沼市

青島の画家、早津剛さんを

講師に招き子ども達が水墨画を学ぶ特別

授業が１２／７小出中学校で行われた。水

墨画の実技指導を受けたのは１年生１２４

人。この日は普段の美術の授業とは違い、

生徒たちは習字道具を用意して体育館に

集合した。生徒たちは水墨画を描くのは初

めて。特別授業では生徒たちがあらかじめ

描いておいた風景などのスケッチの上に紙

を重ね、透けて見えるスケッチの絵を写す

ように墨で描いていく手法で進められた。

元旦マラソンに参加を

広神・掘之内地区で実施

魚沼市では来年１月１日に市内

２ヶ所で元旦マラソンが行われる

。広神会場は広神庁舎前集合で

７：３０から受付、８：１０スタート。

コースは庁舎前ー山田下ー今泉

ー庁舎前の約３キロ。問い合わせ

は陸上競技会広神担当７９２－９

７５２へ。掘之内会場は掘之内公

民館集合で１１：３０から受付、１２

：００スタート。コースは公民館前ー

大石新田折り返しの約６キロ。問

い合わせは陸上競技会掘之内担

当７９４－２１１１へ。

やわらかな音色に包まれて

クリスマス・オカリナコンサート

魚沼市内外のオカリナ

サークルと指導者によ

る「クリスマス・オカリナ

コンサートが１２／１０掘之内公民館大

ホールで開かれ、会場を訪れた人たち

がオカリナの柔らかな音色の合奏を楽

しんだ。コンサートには市内の３つのサ

ークルとサークルの指導者、ピアニスト

が出演した。コンサートの最後には出演

者全員による「きよしこの夜」の大合奏が

披露され、会場から盛大な拍手が送られ

ていた。

キャンドル作り教室

１２／２３にベルスポットわん

クリスマスや「結灯り」で灯すキャンドルなど

を作る「キャンドル作り教室」が１２／２３に

魚沼市本町の「ベルスポットわん」で開かれ

る。時間は１０：００～１２：００と１４：００～１６

：００で定員は各回１５人。参加費は５００円。

参加に当たってはエプロンを用意のこと。参

加申し込みはＮＰＯ法人魚沼交流ネットワーク

７９２－１３３６（１３：００～１６：００）へ。

市内外から１２２点の応募

魚沼市フォトコンテスト

「見つけよう素顔の魚沼」

をキャッチフレーズに広く

作品を募集していた第２回

「魚沼市フォトコンテスト」の

審査が１２／７湯之谷庁舎

会議室で行われた。コンテストの作品は人物

自然、祭り、イベントなど魚沼市に関するもの

なら何でもＯＫで、プロ、アマ問わず作品を募

集したところ、魚沼市内を中心に昨年を上回

る４１人から１２２点の応募があった。

あとは雪を待つばかり

魚沼市の市営スキー場

本格的なスキーシーズンが間近となって

おり、魚沼市の市営スキー場では次の

日程でオープンを予定している

▼大湯温泉スキー場　　　　　１２／２０

▼須原スキー場　　　　　　　　１２／２３

▼小出スキー場　　　　　　　　１２／２３

▼薬師スキー場　　　　　　　　１２／２３

オープンは降雪の状況により変更になる

場合があるが須原スキー場では２３日を

リフト無料デーとしている。

シャドーボックス作品展

文化会館ロビーで開催中

立体画の工芸「シャドー

ボックス」の作品展が１２

／２４まで小出郷文化会館

２階ロビーで開かれている。シャドーボッ

クスはコバージュと呼ば

れるものを張り重ねてい

くことで立体感を出し、

遠近感を強調させ、立体的な絵柄に仕上

げる工芸。今回の作品展にはクリスマスを

題材とした作品約３０点が展示されている。

交通事故に気をつけて

チラシ配布して呼びかけ

「冬の交通事故防止運動」

が１２／３０まで実施されて

おり、１３日には小出警察署

と魚沼市が街頭でチラシなどを配布し事故

防止を呼びかけた。チラシなどの配布は本

町サカキヤ前と井口新田原信前で行われ、

買い物客などに声をかけた。

思いやりのある言葉遣いを考える

掘之内小学校ＰＴＡが学習会

掘之内小学校ＰＴＡでは

思いやりのある言葉遣い

を考える学習会を１２／１

同校視聴覚教室で開催した。同校では、

児童の中で、言われたら嫌な気持ちに

なるだろうなと思われる言葉を、自分で

使う時には気に留めず、人から言われ

るととても気になるという場面が多いこと

に着目、１１月と１２月の生活目標を「思

いやりのある言葉遣い」とし、「ふわふわ

言葉」と「ちくちく言葉」を児童達から拾い

出し、「ふわふわ言葉」（言われて嬉しか

った言葉）を全校に意識づける取り組み

を行っている。この事か

ら同行ＰＴＡでも、良い環

境を児童たちに与えるた

め、親たちも思いやりのあ

る言葉遣いを考えようと学

習会を開くことになった。