魚沼WEBニュース

新潟県魚沼市や周辺市のニュース・情報をお届けします!週刊「魚沼WEBニュース」 ★★ 提携 「小出郷新聞社 」

ニジマスつかみ取りが復活

2015-08-29 | '15魚沼市のニュース

その場で焼いて味も堪能
須原小学校


魚沼市の須原小学校では「ニジマスつかみ取り」が8月21日、校舎前で行われ、子どもたちが魚のつかみ取りを楽しむとともに、魚のさばき方や焼き方を地域の人たちから学んだ。
 同校では7年前まで、細野地内の破間川で魚のつかみ取りが行われていた。今回、「普段できない体験を通して感性を磨き、親や大人たちとのふれあいを深めよう」と学校支援地域本部事業として復活されたもの。
 校舎前では、地域の人たちが前日から角材とブルーシートで浅いイケスを8つ作るなど準備を行い、当日は水温を下げるため、大湯温泉に残されていた雪を運びイケスに入れて本番に備えた。
 この日は児童83人をはじめ父母や学校支援委員ら約170人が集合。つかみ取りのやり方が説明された後、児童たちがイケスの前に集まると180匹のニジマスが8つのイケスに話された。
 つかみ取りは低学年から順に行われ、最初は動きが早くなかなかつかまらなかった魚たちも、時間が経過するとともに子どもたちが捕まえられるようになり、魚を手にした子どもたちは笑顔を見せるとともに、急いで魚をバケツに入れていった。
 つかみ取りに続いては捕ったニジマスの内臓を取り、串にさす作業。子どもたちは大人から切り方などを教えてもらいながらカッターナイフで魚の内臓を出し、竹串を差しては塩を振り、その場で炭火で焼いては自分たちで捕まえた魚の味を堪能していた。

庁舎基本計画素案を示す

2015-08-29 | 庁舎再編整備構想

9月には市民説明会を開催



魚沼市は、魚沼市庁舎再編基本計画(素案)を8月21日、市議会庁舎再編整備特別委員会に示した。
 同基本計画素案は、今年6月に策定された基本構想で示した理念や方針に基づき、具体的な検討を行い、今後の設計に向けた諸条件を整理し取りまとめたもの。
 「市民の安心を支え、市民が集う、まちづくりの拠点」を基本理念とし、新庁舎建設候補地として《1》井口小学校及びその周辺《2》北部公民館に隣接する市有地及びその周辺《3》アルプス電気(株)小出工場《4》小出郷福祉センター及びその周辺《5》広神庁舎及びその周辺の5か所を挙げ、総合的に評価を行い、最適となった候補地を建設地として決定することにしている。
 新庁舎は延床面積10000平方メートル以内とし、利便性を考慮して4階建て以下とした。フロア構成については、市民利用の多い窓口や市民交流エリアを低階層に、議場や執務室を中高層に配置することを検討する。
 基本構想では合計530台分が必要とされていた駐車場については、新庁舎の計画用地は限られていることから、駐車場のあり方や駐車場の形式(平面・立体)、台数については基本設計において検討するとしている。
 庁舎建設にかかる財源は、新庁舎整備基金のほか、合併特例債を充てる予定で、事業費については他市を参考に47億2千万円(用地費など除く)を見込んでいる。
 同市では9月に、この基本計画素案の市民説明会を開く予定。年内に建設地を決定し、合併特例債を発行できる最終年度となる平成31年度内の完成を目指すことになっている。

※ブログ右上の「庁舎再編整備構想」カテゴリーをクリックすると過去の2010年4月9日からの記事が時系列で読むことが出来ます。

地域おこし協力隊

2015-08-29 | '15南魚沼市のニュース

南魚沼市が初めて委嘱



南魚沼市は「地域おこし協力隊」委嘱状交付式を8月25日、市役所本庁舎で行った。
 地域おこし協力隊は、都市住民など地域外の人材を地域社会の新たな担い手として受け入れ、地域の維持・強化、定住・定着を図る取り組みで、隊員の報酬(上限200万円)や活動費(同)は総務省から支援される。
 南魚沼市で初めて隊員に委嘱されたのは中山元喜さん(31・前住所=東京都八王子市)。
 東京・町田市で中学校の社会科の教員をしていた中山さんは、野外教育指導者の学校で、南魚沼市で野外活動を行っているNPO団体と知り合い、その活動を手伝っているうちに地域おこし協力隊を募集していることを知り応募した。
 中山さんの活動地区は同市の辻又地区。地区の活性化に向け、地区住民と一体となって、集落行事への参加、耕作放棄地の利活用や農林業の6次産業化、販路拡大、生産技術・経営の継承などの里山再生活動を行う。
 井口一郎市長から委嘱状を受け取った中山さんは「辻又地区の都会とは違った時間の流れ、空気が自分には居心地が良い。辻又に合った活動を現地の人と一緒に考え進め、いずれはこの地域住みたい」と意気込みを語り、井口市長は「肉体的にきつい仕事もあると思うが、地域の人たちと相談しながら地域に産業を起こして里山を再生してほしい」と今後の活動に期待をかけていた。

四日町に神輿お目見え

2015-08-29 | '15魚沼市のニュース
勇壮に町内練り歩く




魚沼市四日町では小出まつりに新たに神輿がお目見え、8月25日の夕方、町内を勇壮に練り歩いた。
 四日町では以前、小出まつりでは奉納相撲が行われていたが、力士の減少などから行われなくなり、近年は盆踊りだけとなっていた。
 そんな中、町内の若者たちから「盆踊りだけでさみしい。神輿をやってみたい」との声が上がったのが今年の春のこと。区長や町内の団体の長などに相談したところ「是非やってくれ」と二つ返事でゴーサインが出て6月から神輿の実施に向けて話し合いが始まり、神輿の会「四興会」(星克昌会長)が立ち上げられた。
 その後、週1回メンバーが集まって神輿づくりに取り掛かるとともに町内に看板を掲示し参加を呼びかけ、8月に入ってから平日は毎日作業に汗を流してきた。
 「神輿の作り方など分からないので、羽根川町内の人に教えてもらいながら、町内の協力で何とか出来上がりました。年配の人たちからも喜んでもらってうれしい」と星会長。
 神輿は25日に行われる盆踊りのPRも兼ねて町内を一周することになり、この日の午後6時に若者たちを中心に町内の人たちが諏訪神社に集まり「ワッショイ」の掛け声も勇ましく、神社を出発していった。

盛大に小出まつり

2015-08-29 | '15魚沼市のニュース
ゆく夏惜しみながら




魚沼市の晩夏を彩る「小出まつり」が今年も8月25日から行われ、様々なまつり行事が繰り広げられるとともに清水川辺神社の境内や露店の並ぶ諏訪町通りや本町通りはまつりを楽しむ人たちが訪れた。
 今年のまつりは天候が大きく崩れることなく、通りには各町内の神輿、囃子屋台・踊り屋台などが繰り出しまつりの雰囲気を盛り上げた。
 26日の花火大会は、予報で心配された雨も降ることなく、夜空にくっきりと大輪の花が開いた。
 清水川辺神社境内には東京小出会交流テントが設けられお酒が振舞われたほか、特設ステージでは歌謡ショーが開かれた。
 本町交差点では魚沼産☆夢ひかりのパフォーマンスやよさこいソーランなど街頭行事が行われ、多くの人を集めていた。




傾聴ボランティア養成講座

2015-08-29 | '15魚沼市のニュース
聴き方のコツを学ぼう



魚沼市社会福祉協議会では、傾聴をテーマとした「ボランティア養成講座」を3回にわたり開催することになっており、その第1回目が8月20日、小出ボランティアセンターで開かれた。
 傾聴ボランティアは、苦しみや悩みをじっくり聴いて共感するボランティア。相手の心を癒し孤独感や不安を軽減させる手助けをする。
 この日の講座には約20人が参加。NPO法人新潟県カウンセリング協会臨床心理セラピストの野沢まさみさんを講師に迎え、聴き方のコツを学んだ。
 講座ではまず、参加者が4人ずつのグループに分かれ、その中で2人1組となって、自分のパートナーの情報を収集し、パートナーをグループのメンバーに紹介する「他己紹介」を行いウォーミングアップ。
 続いて野沢さんから傾聴の意義として「相手の心を癒して、孤独感や不安感が軽減して、安心につながります」、「相手の隠れた思いを聴くことで、求めている本当の援助ができるようになります」、「気持ちが落ち着き、自分の考えが整理されて、自分で解決しようとする力を引き出すことができます」と説明され、話を聞く際に心がけることとして「話す人と聴く人は対等。聴いてあげているという考えはやめましょう」、「話を横取り、中断しない」、「内容や考え方を批評しない」とアドバイスされていた。
 この講座は2回目が9月3日、3回目が9月17日に開かれる。

ものづくりの楽しさ体験

2015-08-29 | '15魚沼市のニュース

魚沼テクノスクールで教室



小学生から楽しくものづくりを学んでもらう「夏休みものづくり教室」が8月21日、魚沼市堀之内の県立魚沼テクノスクールで開催された。
 教室は、県立魚沼テクノスクールが魚沼市ものづくり振興協議会との共催により毎年開催している。
 教室では、同スクールの電気施設科が発電の原理を学ぶ「風力発電体験セットの組立」、エクステリア左官科が自分の手形をレリーフに残す「セッコウ手形工作」、魚沼市ものづくり振興協議会がソーラーエネルギーの原理を楽しく学ぶ「太陽光で走るソーラーカーづくり」、木造建築科が「木製椅子工作」を担当し4コースで行なわれ、市内の小学生48人が参加した。
 このうち21人が参加した木製椅子工作では、子どもたちが訓練生の指導を受けながら電動ドライバーを使って、あらかじめ加工された木材をビスで止めていき、椅子を組み立てていった。また、石膏手形作りでは、訓練生が型に流し込んだ石膏の固まり具合を確認しながら、参加した子どもたちが石膏に入れた。子どもたちは手を動かさないよう注意しながら記念の作品を製作していた。

涼味満点そうめん流し

2015-08-29 | '15魚沼市のニュース

福山新田の「地域の茶の間」


夏の暑さが戻ってきた8月26日、魚沼市福山新田では地区のお年寄りらが「そうめん流し」を楽しんだ。
 この「そうめん流し」は地域の茶の間事業で行われたもので、実施に当たっては同地区で活動する地域おこし協力隊の田渕一平太さんが竹の樋を作成した。
 そうめん流しの仕掛けが作られた旧福山小学校校舎の脇にはお昼近くなると地区の高齢者や住民らが20人ほど集まり、竹の樋にそうめんが流されると、箸でサッと取っては味と喉越しを楽しんだ。
 この日は魚沼市でも30度を超える真夏日となり、涼味満点のそうめん流しにはうってつけの天候。参加した人は「そうめん流しは初めて。おいしい」と笑顔を見せていた。

堀之内IC開通20周年市民の集い

2015-08-29 | '15魚沼市のニュース
県考古学会の寺氏が講演


魚沼市の根小屋連合自治会では、「堀之内インターチェンジ開通20周年記念市民の集い」を8月23日、奥只見レクリエーション都市公園「花と緑と雪の里」管理棟などで開催した。
 記念式典では山田仁視連合自治会長のあいさつに続いて大平悦子市長が「インター開通から20年が経ち、根小屋の皆さんがインターを中心として活性化に尽力されていることに感謝しています。今後とも協力いただきながら行政も一体となって地域の発展に尽力したい」と祝辞を述べた。」
 記念講演では新潟県公庫学会会長の寺裕助氏が「清水上遺跡の発掘から35年~発掘調査成果の今と魚沼市の縄文~」と題して講演し、「根小屋の清水上遺跡には一つの集団が500年くらい住んでいた。安定していて色々な面で住みやすいところだった。集落の特徴は、直径100メートル余りの環状集落で、縄文中期のモデル的な大集落。この地域で中心となった村」と清水上遺跡について説明するとともに、「ここでは今まで例を見ない土器を発掘。根小屋式土器と名前が付けられた。特徴は口縁部が張り出している鉢の土器で、厚さが6ミリくらいと薄く、硬く焼かれている」とも話した。
 また「素晴らしい火焔土器が出土しており、それは復元率が高い。魚沼市は埋蔵文化財の保護・活用を行っており、その効果が表れてきている。今後の課題としては体制の整備と充実が求められる」と講演を結んでいた。

蓮池薫氏が魚沼市で講演

2015-08-29 | '15魚沼市のニュース
拉致問題解決の道


北朝鮮による拉致被害者で新潟産業大学経済学部准教授の蓮池薫氏の講演会が8月20日、魚沼市地域振興センターで開かれ、北朝鮮による拉致の実態と解決に向けて重要なことなどが語られた。
 この講演会は、魚沼市社会福祉協議会が職員研修のため開いたものが、蓮池氏の厚意により一般の人たちも多数講演を聞きに訪れた。
 蓮池氏は1957年、柏崎市生まれ。中央大学法学部在学中の78年に拉致され、24年もの間、北朝鮮での生活を強いられた。02年に帰国後、同大に勤務するかたわら中央大学に復学し、08年に卒業。翻訳者としても活躍している。
 この日の講演で蓮池氏は、このところの日朝交渉について「拉致問題について再調査はあり得ない。なぜなら拉致被害者は北朝鮮の管理のもとに置かれており、すべて掌握しているわけで再調査は必要ない。再調査は日本として結果を覆すチャンスを与えた。しかし北朝鮮は以前と同じ報告書を出そうとしており、それは日本が受け入れられるはずがない。北朝鮮は日本人問題として拉致問題だけでなく4つの提案を行っており、日本は受け入れた。4つを一緒にやる意味は、拉致問題のほかの3つで成果を出し、拉致問題を終わりにしようとしている。しかし、日本側は拉致問題が優先で一年経っても進まずにいる。ではどうすればいいのかというと、これは交渉です。日本側としては北朝鮮が拉致問題をきれいに解決しようとしたなら、それなりの見返りをすると明確に示している。しかし、しない場合は厳しく出るぞという明確な線をはっきり見せながら導いていく態度が必要。もう一つは北朝鮮で生存されている被害者の情報を得ること。交渉と同時に情報を集めて最後まで粘り強く交渉し、さらには国民世論が絶対に許さなぞという姿勢を見せることが大事。そのことにより解決の道が見えてくると思う」と語るとともに、拉致された時の状況や北朝鮮での処遇、北朝鮮の変化の背景などについても詳しく話し、拉致問題解決に向けた協力を呼びかけた。

新潟県麺類飲食業生活衛生同業組合 9月1日からお客様感謝祭

2015-08-29 | '15魚沼地域のイベント
グルメギフトなど当たる



新潟県麺類飲食業生活衛生同業組合では、加盟店で食事をするともらえる応募券で有名百貨店のグルメギフトなどが抽選で当たる「お客様感謝祭」を9月1日から30日まで実施する。
 感謝祭は、同組合加盟店舗で飲食し、設置されている専用応募券に必要事項を記入して応募すると、抽選で有名百貨店の1万円相当のグルメギフト(6人)ほか豪華賞品が当たるもの。対象店舗にはポスターまたはのぼりが掲示される。
 また、魚沼市麺業組合では、これに合わせて、さらに市内参加店の食事券1000円分が10人に当たる抽選も行う。市内の参加店は次のとおり。
▼大河原食堂▼柳家食堂▼大善食堂▼丸川屋食堂▼小出食堂▼よしみや▼富永

9月1日からスタンプラリー

2015-08-29 | '15魚沼地域のイベント
新たに「塩沢そば」も加わり


蕎麦を食べ歩き、賞品をゲットしよう。第1回「魚沼そば塩沢そばスタンプラリー」が9月1日から11月3日まで実施される。
 このスタンプラリーは、これまで魚沼市内の10店による「魚沼そば匠会」が実施してきたが、今年から塩沢商工会と一緒に行われることになり、新たに塩沢地区の7店も加盟店に加わった。
 加盟店などに用意されているスタンプ台帳に1店舗、そば1食につき1個スタンプが押され、スタンプを3つためて加盟店または魚沼市観光協会、塩沢商工会に応募すると、抽選で折立温泉ペア宿泊券(5組)や加盟店の食事券、地酒などが当たる。
 スタンプ台帳は1人につき1枚。加盟店は「魚沼そば塩沢そばスタンプラリー」ののぼりが目印。
 なお、実施期間は、これまでより1か月早くされた。問い合わせは魚沼市観光協会《電》025-792-7300、塩沢商工会《電》025-782-1206へ。加盟店は次のとおり。
【魚沼市】
▼そば処よしみや▼手打ちそば平石亭▼味乃家魚野川▼道光そばいたや▼生そば小松屋▼そば処薬師▼お食事処ふきのとう▼そば切りはつ穂▼そば処心亭
【塩沢地区】
▼そばの里こみち▼そば処塩沢やぶそば▼塩沢そば処田畑屋▼純手打ちそば牧之庵▼へぎそば中野屋塩沢店▼自家栽培そば上田の郷▼魚沼さんちの おすそわけ

魚沼産☆夢ひかりが10周年

2015-08-29 | '15魚沼市のニュース

9月に「オズの魔法使い」を再演

キッズミュージカル魚沼産☆夢ひかり10周年記念特別公演「オズの魔法使い」~大冒険が教えてくれたもの~が9月20、21の両日、魚沼市小出郷文化会館大ホールで上演される。
 キッズミュージカルは、小出郷文化会館のコンセプト「子どもたちの感性を磨く場」の事業として誕生したもので、魚沼から夢と希望を世界中の子どもたちに届けたいと「魚沼産☆夢ひかり」と名付けられた。
 魚沼産☆夢ひかりは、2007年3月に第1回公演「オズの魔法使い」を行い、その後毎年新しい作品を上演。10周年を迎えた今年、再び思い出の作品に挑戦するもので、「さらにレベルアップした歌とダンス、演技で、子どもたち49人が繰り広げる『オズの魔法使い』の世界をご堪能ください」と来場が呼びかけられている。
 上演は20日が18時開場、18時30分開演、21日が14時開場、14時30分開演。
 チケットは前売りが一般1500円(当日1800円)、小・中学生など1000円(同1200円)。問い合わせは同館《電》025-792-8811へ。

健康ウォーキング教室

2015-08-29 | お知らせ

9月18日



伊米ヶ崎公民館では「健康ウォーキング教室」を9月18日に開催する。講師はエンジョイスポーツクラブ魚沼の星俊寛さんで、食生活改善推進員による健康食の試食も行われる。時間は15時から17時で同館に集合。参加費は500円。申し込みは14日までに同館《電》792-0082へ。

記者日記

2015-08-29 | 小出郷新聞コラム
9月9日は、9(きゅう)と9(きゅう)で「きゅうきゅうの日」ということで「救急の日」となっている。「救急の日」は、救急業務及び救急医療に対して住民の理解と認識を深めてもらうとともに、救急医療関係者の意識の高揚を図ることを目的に昭和57年に定められた。以来、毎年9月9日を「救急の日」とし、この日を含む1週間を「救急医療週間」としている。▼もう何年か前のことになるが、魚沼市消防署の署員が地域の小学生に次のように説明していた。救急システムの起源は西暦1600年ころ。ナポレオンがエジプトに遠征した時にけが人をラクダに乗せて運んだのが最初と言われています▼日本で初めて救急車が走ったのは昭和8年。横浜に配置されました。その時の車が、白の地に赤の線が入っていて、その後法律で決められて救急車はその色になった。法律により救急車が爆発的に配備されるようになったのが昭和23年から。魚沼市(旧小出町)で始めて救急車が走ったのは昭和42年。昔は超重症の時しか救急車を呼ばないという考え方があったが、現在では99・9%全国をカバーしており、幅を広げてきています▼救急車を呼ぶ時は、119番にかけると「火事ですか、救急ですか」とまず聞きます。次に「場所はどこですか」。「どうしましたか」と聞かれたら、けがや病気の様子を詳しくおしえてください。最後に自分の名前と電話番号をおしえてください▼筆者も家族の病気などで救急車を何度が呼んだことがあるが、いざ119番をかけると慌ててしまうこともあった。また住民が応急手当の仕方などを知ることで、この救急システムがさらに力を発揮することになるわけであり、「救急の日」などを機会に住民が「救急」について関心を持ち、理解を深めることは意義のあることと思う。人々の命を守る大切な救急システムであるので、緊急を要しない場合などは利用を控えるなど、その利用の仕方についても注意したいものだ。