その場で焼いて味も堪能
須原小学校
魚沼市の須原小学校では「ニジマスつかみ取り」が8月21日、校舎前で行われ、子どもたちが魚のつかみ取りを楽しむとともに、魚のさばき方や焼き方を地域の人たちから学んだ。
同校では7年前まで、細野地内の破間川で魚のつかみ取りが行われていた。今回、「普段できない体験を通して感性を磨き、親や大人たちとのふれあいを深めよう」と学校支援地域本部事業として復活されたもの。
校舎前では、地域の人たちが前日から角材とブルーシートで浅いイケスを8つ作るなど準備を行い、当日は水温を下げるため、大湯温泉に残されていた雪を運びイケスに入れて本番に備えた。
この日は児童83人をはじめ父母や学校支援委員ら約170人が集合。つかみ取りのやり方が説明された後、児童たちがイケスの前に集まると180匹のニジマスが8つのイケスに話された。
つかみ取りは低学年から順に行われ、最初は動きが早くなかなかつかまらなかった魚たちも、時間が経過するとともに子どもたちが捕まえられるようになり、魚を手にした子どもたちは笑顔を見せるとともに、急いで魚をバケツに入れていった。
つかみ取りに続いては捕ったニジマスの内臓を取り、串にさす作業。子どもたちは大人から切り方などを教えてもらいながらカッターナイフで魚の内臓を出し、竹串を差しては塩を振り、その場で炭火で焼いては自分たちで捕まえた魚の味を堪能していた。