魚沼市の様々な情報一冊に
魚沼市と株式会社サイネックスが官民協働事業により発行に取り組んでいた地域総合情報誌「魚沼市暮らしのガイド」がこのほど完成、5月24日には発刊式が市役所で行なわれた。
同市では、合併後の平成17年3月に市役所の手続きや行政情報などを掲載した「魚沼市暮らしのガイドブック」を作成、市内に配布したが、その後はホームページだけの情報提供となっていた。
発行された「暮らしのガイド」は、市と同社との官民協力により従来の行政情報に加え、医療機関などの地域の情報や事業者の広告を掲載した実用性の高い便利帳として市内に配布されるもので、A4判、104ページ。印刷から発行に要する経費は掲載する広告料で賄うことにより市の負担は無い。
発刊式では、出来上がった「くらしのガイド」が同社の塩野勝取締役執行役員から大平悦子市長に手渡され、市から同社に感謝状が贈られた。
くらしのガイドを受け取った大平市長は「住民への情報提供、魚沼市をアピールするため、このような情報誌ができるのを待っていました。全市民に配布し魚沼市を発展させるための資料になればと思っています」とあいさつ、塩野取締役は「今回は魚沼市の市民に魚沼市をよりよく知ってもらうために多くのページを設けました。市民の字引としてこの冊子を使っていただければありがたと思います」と述べた。
くらしのガイドは近く市内全世帯と事業所などに配布する計画で発行部数は1万5100部、製作費は約600万円。
同社による官民協働でのガイドブック作成は全国約200の自治体で行われており、県内では南魚沼市、新発田市、妙高市、五泉市に次いで魚沼市が5つ目の発刊となった。