25校の3140人が田植え
秋には近藤区長も来市
魚沼市では東京・足立区の中学校の自然教室が5月10日から行なわれてきていたが、6月18日までに春の自然体験を予定していた25校がすべて魚沼市を訪れ、春の自然体験が終了した。
足立区では、これまで区外施設のある山梨県の山中湖で課外授業を実施してきたが、施設の老朽化と合わせて、学校教育における自然体験学習の重要性が改めて見直され、大自然の中での農業体験と交流を主体とした授業内容に大幅に変更されることになり、その実施場所として友好都市である魚沼市が選ばれた。
今年、自然教室に訪れるのは、足立区の中学校36校の生徒約5000人。このうち田植えを中心とした春の体験にやってきたのは25校の生徒3140人と先生らで、合計3387人。
生徒たちは湯之谷地区、入広瀬地区の宿泊施設や須原地区の旅館・民宿に宿泊し、2泊3日の日程で田植えなどの自然体験を行った。田植え以外の体験は学校により異なるが、登山や奥只見湖の遊覧、ダム見学、飯ごう炊飯、そば打ち、餅つき、笹だんご・ちまき・わら細工づくりなどの様々な体験が期間中に実施された。
秋の体験は9月13日から10月7日まで受入れが行なわれる計画で、残る11校が稲刈りを中心に各種体験を実施する予定。初日には足立区の近藤やよい区長も魚沼市を訪れることになっている。