魚沼WEBニュース

新潟県魚沼市や周辺市のニュース・情報をお届けします!週刊「魚沼WEBニュース」 ★★ 提携 「小出郷新聞社 」

折立温泉で伝統の「百八灯」

2016-03-13 | ’16 魚沼市のニュース
雪不足で場所変更して



雪に浮かぶ幻想的な炎の祭典。湯之谷温泉郷折立温泉「百八灯」が3月6日、魚沼市の折立温泉で行われた。例年、山の稜線に幻想的な光が浮かび上がるこの祭りであるが、今年は記録的な少雪のため山の下に火を灯す、いつもとは違った光景が見られていた。
 百八灯祭りは折立温泉で江戸時代初期、寛永年間の初めから行われているという伝統ある行事。山の麓にある小さな稲荷様の社から山頂に向けて、農家から集められたワラを置き、夜を待ってそれに点火、暗い夜空に無数の火を浮び上がらせる。
 この日は天候に恵まれ、会場では夕方から魚沼市青島の画家、早津剛さんが雪の壁をキャンバスに水墨画を描く「雪・墨・画」の制作が行われ、まつりが始まる頃には雪のステージの壁に白川郷の合掌造りの民家が姿を現した。
マレットゴルフ場のおまつり広場では観光客や近隣の人たちが大勢訪れ、名物の6人搗きの餅つきや地元の芸能、歌謡ショー、あんさ&おっさの歌を楽しみながら甘酒、豚汁などの夜店の味に舌鼓を打った。
 メインイベントの百八灯では、会場近くに並べられたワラに一斉に点火され、闇夜に幻想的な光の列が浮かび上がった。
 会場では「百八灯、百八灯、百の米が一斗五升、十文酒が十六杯、十六杯」と囃子が歌われ、今年の豊作が願われ、夜空に大輪の花を咲かせる花火大会、景品付きの福餅まきも行われ会場は賑わっていた。



魚沼市新庁舎設計者の選定

2016-03-13 | 庁舎再編整備構想
27日に公開で第2次審査



魚沼市では、新庁舎建設設計公募型プロポーザルの第1次審査を3月3日に行い5者を選定、27日には第2次審査としてプレゼンテーション、ヒアリングを公開で行う。
 同市では、技術力や実績、実施体制などを評価する公募型プロポーザル方式により、新庁舎建設の基本設計、実施設計を行う設計者の選定作業を進めている。
 選定作業は、明治大学理工学部建築学科教授の小林正美氏を委員長とした5人による新庁舎建設設計業務委託選定委員会により行われており、第1次審査では提案書を提出した16者から「株式会社類設計室東京事務所」、「石本建築事務所・千葉学建築計画事務所設計共同体」、「福地・上山・関本設計共同体」、「古市徹雄都市建築研究所・堀越英嗣ARCHITECT5設計共同体」、「株式会社SALHAUS」の5社を選定した。
 第2次審査は27日12時50分から魚沼市中央公民館(堀之内公民館)大ホールを会場に公開で行われ、第1次審査通過者5者による新庁舎建設の設計・デザイン案などのプレゼンテーションと選定委員によるヒアリングを実施する。また、会場には提出のあった全ての提案書の展示も行われる。
 なお、審査結果は28日に発表される。

魚沼市生物多様性セミナー

2016-03-13 | ’16 魚沼市のニュース
27年度の調査結果報告



「魚沼市生物多様性セミナー」が3月5日、同市の小出ボランティアセンターで開催され、平成27年度の同市の自然環境保全調査の結果が報告された。
 魚沼市では、平成21年度の市政施行5周年を機に自然環境都市を宣言し、自然環境を柱とした「まちづくり」に取り組むことを表明。そのための第一歩として身の周りの自然をよく知るために水辺や里山を中心とした植物相調査を実施している。調査5年目となる平成27年度は引き続き植物、野鳥、昆虫の調査が市民の協力により延べ42日、249人が参加して実施された。
 セミナーはその調査の報告会として開かれたもので約80人が集まった。植物の調査を行った武藤光佳さんは田河川、平地山、小深沢川での調査結果を報告するとともに絶滅危惧種や特定外来植物などについて話した。
 鳥類の調査を行った桑原和寿さんは、こまみの湯周辺、杉ノ入沢、小平尾、魚野川周辺で調査を行い、32科62種の鳥類を確認したことを報告。4年間の調査を大きな変化はなかったが、今冬についてはムクドリやキジバトなど冬は他所へ移動する鳥が見られたことも紹介した。
昆虫の調査を行った魚沼昆虫同好会の横山正樹さんは坊ヶ沢山、万治ヶ池、池ノ山の池、大白川の3地区4カ所で調査を行い、11科42種のトンボ、5科44種のチョウを確認したことやトンボの絶滅危惧種としてはアオハダトンボ、モートントンボ、トラフトンボの3種、チョウの絶滅危惧種ではオオワラギンヒョウモン、クロシジミ、ギフチョウなど6種が確認されたことを報告、「魚沼は豊かな自然に恵まれている」と話した。
セミナーでは調査報告に続いて県立植物園副園長で魚沼市自然環境保全調査委員会副委員長の倉重祐二氏が講演、日本に自生する植物約7000種の4分の1の1779種が絶滅の危機に瀕していることや生物種多様性保全の必要性について語り、植物多様性保全への提言として①自生地の調査(個体数・生育状況・環境等)②自生地での保全(盗掘監視・環境整備)③保険としての自生地外での保全(種子保存)④自然や保全への理解(講習会・総合学習)の4点を示し「市民、保護団体、研究機関、行政、植物園等さまざまな団体が協力して行うことが必要」と話していた。
また会場には魚沼の植物・鳥類写真パネルや昆虫の標本、環境学習のパネル展示も行われた。

優秀安全運転事業所表彰

2016-03-13 | ’16 魚沼市のニュース
株式会社貝瀬組に金賞



魚沼市中島の株式会社貝瀬組(貝瀬甲一社長)が3月4日、「優秀安全運転事業所」として自動車安全運転センターと新潟県警察本部との連名による表彰を受けた。
 自動車安全運転センターでは、悲惨な交通事故を防止するため、同センターが発行する運転記録証明書を安全運転管理に活用している事業所のうち、交通違反や交通事故が少なく、普段から交通安全対策に積極的に取り組んでいる事業所を「優秀安全運転事業所」として表彰している。
 貝瀬組は、朝礼時の啓発活動をはじめ、年1回の通勤ルートの指導、交通安全講話の実施など交通事故防止に積極的に取り組んでおり、1年間無事故で違反もわずかであったことが認められて同表彰の金賞を受賞することになった。
 この日は同社の今井茂明課長が小出署を訪れ、礒野宏三署長から同センター理事長と県警本部長の連盟の表彰状と楯を手渡した。
 今井課長は「事業所として表彰を受けたことを喜んでいます。受賞を機にさらに交通安全に取り組んでいきたい」と受賞を喜び、礒野署長は「事故を起こす、起こさないは個人の心がけが大きいが、周りの支援も必要。組織で活動することにより、さらに効果が高まると思う」と話していた。

うかぢ春よこい祭り

2016-03-13 | ’16 魚沼市のニュース
1500本の結の灯り



宇賀地コミュニティ協議会では「うかぢ春よこい祭り」を3月6日、宇賀地小学校グラウンドで開催、夜には1500本のロウソクの灯が幻想的な眺めを見せた。
 祭りは15時に開会、開会式に続いて「スノーキャンドルマウンテン競技大会」が行われた。この大会は、スコップやバケツなどを使って雪を積み上げ、その高さと芸術性を競うもので、16チームが参加し、審査の結果、高さ部門では3・62㍍積み上げた「なんたってキリン」チーム、芸術部門では「そらちゃんず」チームが優勝した。
 この後は、1500本のロウソクを会場に設置する「結の灯り広場」づくりが行われ、17時30分に点灯されると闇夜に幻想的な光が浮かび上がった。
 会場では甘酒やトン汁の無料サービスも行われ、クライマックスには花火も打ち上げられて、会場を訪れた人たちは春の足音も近づく冬の一日を楽しんでいた。