魚沼WEBニュース

新潟県魚沼市や周辺市のニュース・情報をお届けします!週刊「魚沼WEBニュース」 ★★ 提携 「小出郷新聞社 」

生物多様性シンポジウムで呼びかけ

2011-04-30 | インポート

自然環境調査で貴重な植物保全

Img_6561里山を中心とした自然環境調査に市民の参加を呼びかける「魚沼市生物多様性保全シンポジウム」が4月24日、魚沼市井口新田の小出郷福祉センターで開催された。
 魚沼市では市制施行5周年を機に「自然環境都市」を宣言し、自然環境を柱とした「まちづくり」に取り組むことを表明している。このため同市では、「身の回りの自然をよく知ることが第一歩」と考え、水辺や里山を中心とした自然環境調査を市民の参加を募り実施することにしており、市民に調査活動への参画を呼びかけるシンポジウムを開いたもの。会場には120人ほどの市民が集まった。
 シンポジウムでは、まず新潟県立植物園副園長の倉重祐二氏が「生物多様性保全の重要性と実践」と題して基調講演、生物多様性保全の必要性や絶滅の危機にある日本の植物、絶滅の原因、生物多様性保全の実践方法などについて説明。地域の植物を守るための提言として自生地の調査(植物相の解明・育成状況・環境等)、自生地での保全(盗掘監視・環境整備)、保険としての自生地外での保全(産地別・種子繁殖)、「自生種を用いた自然や保全への理解の深化(講習会・総合学習)をあげ、「これらを行うことにより魚沼の豊かな自然が守られるのではないか」と強調した。
 続く課題提起では元新潟大学教授の石沢進氏が「魚沼市における植物分布上の特色」について説明し、自然環境保全調査委員の富永弘氏は「魚沼市における植物分布の実態~保護すべき貴重植物の生育と分布状況~」と題して「コシノチャルメルソウは魚沼市のどこにでもあるが、全国的には珍しい」、「ヤマネコノメソウは海に近いところにしか分布していなく、魚沼市では珍しい」など具体的な植物を示しながら分布の実態を紹介した。
 「魚沼市の自然環境調査をどのように行いどのように活かすか?」をテーマとしたパネルディスカッションでは「住んでいる人にはその価値が分かりにくくただ、自然が豊かといってもピンとこない。何が優れているのかを明らかにする必要がある。まちづくりを進めていく上で共通のイメージをつくることが大事」「地元の人から見守ってもらい、大事にしていくのが環境保全。盗掘がなく、みんなで楽しめるようになってほしい」、「調査の段階から地域の人たちから携わってもらわないと調査の意義が薄れる。ぜひ今回の調査には市民から参加してもらいたい」などの意見が出されていた。


文化庁から5年間の支援

2011-04-30 | インポート

小出郷文化会館が採択受ける

地域の文化芸術活動の活性化と住民の鑑賞機会の充実を図る文化庁の平成23年度「優れた劇場・音楽堂からの創造発信事業」に魚沼市小出郷文化会館の「魚沼ステージ・シャワー・プロジェクト」事業が採択された。
 「優れた劇場・音楽堂からの創造発信事業」は文化施設が中心になり、地域住民や芸術関係者等とともに取り組む、音楽、舞踊、演劇などの舞台芸術の制作、教育普及、人材育成、劇場・音楽堂スタッフの人材交流などを支援するもの。同館が申請した「地域の中核劇場・音楽堂」の区分には全国から127件の申請があり、同館を含む67件が採択された。
 同館への今年度の助成金は約1300万円、27年度までの5年間支援が受けられる。
 同館ではこの助成金を活用し、これまで実施してきた事業の内容をさらに充実させた事業展開を計画している。
 世界第一級のアンサンブルを招く「クラシック&エスニック」では4回の公演を計画、中学3年、小学6年、小学4年を招待する。「劇場&パフォーマンス」も3回の公演を予定し、小学5年、中学2年、中学1年を招待。「サロン&学校訪問コンサート」は、サロンコンサート、学校訪問コンサートそれぞれ6回開かれることになっているほか「キッズ・ミュージカル」、「子ども芸能祭」、「アートのつぼみ講座」も実施していく。


優秀選手ら6人を表彰

2011-04-30 | インポート

魚沼市スポーツ少年団

Img_6608魚沼市スポーツ少年団(大平明本部長)では4月27日に理事会を開き席上、平成23年度春期表彰を行なった。
 同スポーツ少年団では、青少年スポーツの功労者や指導者、優秀競技者らを表彰することにより、青少年の健全育成をさらに進めようと一昨年、新たに表彰規程を設けた。規定は、より多くの児童らを表彰しようと、魚沼市体育協会の表彰規程よりも基準が下げられている。表彰された人たちは次のとおり(敬称略)。
▼塩原朝吉(79・田川=双葉スポーツクラブの指導者として永年子どもたちへの指導やクラブ指導者へのアドバイスなどに尽力)
【優秀選手】
▼高野朝日香(12・四日町=小出剣道スポーツ少年団)新潟県スポーツ少年団総合体育大会剣道大会3位▼大島周(11・佐梨=小出柔道スポーツ少年団)BSN少年柔道選手権大会4年生男子40kg以下級3位▼鈴木魁斗(13・青島=小出中学校柔道部スポーツ少年団)新潟県中学校1年生柔道体重別大会81kg級1位▼田澤友喜(14・青島=同)同大会90kg級3位▼岡部海輝(10・須原=魚沼市空手スポーツ少年団)北信越地区空手道選手権大会小学4年個人組手1位など
【団員表彰】
▼岡部晟(12・青島=小出剣道スポーツ少年団)稽古を6年間皆勤し各種大会でも上位成績を納め団員の模範となり活動を継続


北越銀行小出支店に感謝状

2011-04-30 | インポート

詐欺の被害未然に防ぐ

小出警察署(島名透署長)は4月26日、詐欺被害を未然に防止した魚沼市本町の北越銀行小出支店(星浩喜支店長)と対応した職員の櫻井真弓さん(49)に感謝状を贈った。
 同支店では、4月15日10時30分ころ、魚沼市に居住する70歳代の女性が、額面4000円の小切手を作って欲しいと来店した際、対応した櫻井さんが、個人での小切手は珍しいことなどから不審に思い、女性から事情を聞き「宝くじの当選名目による詐欺ではないか」と説得するとともに、いち早く小出署に通報するなどして被害を未然に防いだもの。
 この日は星支店長(49)と櫻井さんが小出署を訪れ、島名署長から感謝状が贈られた。
 島名署長が「事件を未然に防ぐことができたのは、日頃から利用者を被害に遭わせないための危機管理が徹底しているから。ありがたい」と感謝の言葉を伝えると、櫻井さんは「本部から注意文書も来ていて、4000円という金額から宝くじではないかと思いました。お客様からも素直に話を聞いていただき、事件を防ぐことができてよかった」と当時の様子や対応について話していた。


目黒徳松の足跡

2011-04-30 | インポート

資料館で開催中

冬期休館していた魚沼市須原の目黒邸資料館が4月29日に開館、6月26日まで「目黒徳松の足跡~明治前期の豪農目黒家~」を開催している。
 目黒徳松(1854年~1899年)は、明治13年、草創期の新潟県議会議員を務め、帝国議会の衆議院議員にも選出された。同展では、目黒家15代当主、目黒徳松の生涯を、県会議員時代を中心に書簡や写真とともに紹介している。
 開館時間は9時から16時(期間中無休)、入場料は大人200円、小人100円。


早津剛油絵塾絵画展

2011-04-30 | インポート

小出郷図書館で開催中

Img_6580 第1回「早津剛油絵塾絵画展」が5月28日まで魚沼市本町の小出郷図書館2階ギャラリーで開かれている。
 同油絵塾は、雪国の民家をモチーフに描き続けている魚沼市青島の画家、早津剛さんを講師とした初心者のための油絵教室。昨年7月から毎月第2、第4土曜日の13時から17時まで魚沼市本町のNPO魚沼交流ネットワークつなごて(旧おもちゃのマツバラ)開かれている。
 絵画展は、同教室の参加者と早津さんの作品を展示しているもので、モネの「睡蓮」、マネの「黒い帽子のベルト・モリゾ」、フェルメールの「ミルクを注ぐ女」などの模写作品をはじめ、静物、風景、花などを描いた作品17点が展示されている。
 開館時間は9時30分から19時(日曜・祝日9時から17時)。入場無料。月曜休館。
 油絵塾についての問い合わせは早津ギャラリー《電》025-792-1451へ。


記者日記

2011-04-30 | 小出郷新聞コラム

「ゴールデンウィーク」と呼ばれる大型連休がやってきた。今年は5月2日と6日を休めば29日から5月8日まで10連休になるパターンである▼農家にとってこの連休は農作業を捗らせるのに格好の休み。近年は米の品質を落とさないために、田植えの時期を遅らせるよう指導されており、連休中に田植えをする農家は少なくなってきているが、それでも田起こしに代掻きにと忙しい時期。ところが今年は記録的な大雪に加え3月の降雪で雪消えが遅れているのが心配なところである。昨年も雪消えが例年になく遅くなり、田起こしなどの農作業に取り掛かる時期が随分と遅れたことから、雪消え後はその分忙しくなり農家は大変だったという▼田植えまでの作業が忙しくなったり、田植えの時期が遅くなることは農家にとって大問題であるが、さりとて雪が解けないうちは手も足も出ないわけで心中穏やかでないと推察される▼震災の影響でこの連休中に旅行や行楽へ出かける人も例年より少ないということである。未曾有の大災害の被災地の方々のことを思うと、なかなか行楽に出かけようという気持ちになれないという人は多いであろうが、過度な自粛は、これから被災地を支えていかなければならない国の力を低下させてしまうことから、しないようにとも呼びかけられている▼例年、大型連休中は魚沼市内のイベントもあまりないのであるが、今年は恒例の小出公園さくらつつじまつりが雪消えの遅れから中止されるなど、さらに少なくなっており、取材の予定も例年より少なめ。時間的には余裕ができそうなので、市内外の文化施設などで開かれている絵画などの展覧会へ出かけてみようかなどとも考えている。魚沼では桜が咲き始めたところであり、平地では珍しい桜と残雪の風景をカメラに収めるのもいいかもしれない。また、家でのんびりという選択肢もある。▼いずれにしろ大型連休をどう過ごすかはその人次第。とにかく有意義に過ごしたいと思っている。


西脇順三郎 詩と絵画展

2011-04-30 | インポート

5月13日から池田記念美術館

Photo_2南魚沼市浦佐の池田記念美術館ではノーベル賞候補にもなった詩人「西脇順三郎 詩と絵画展」を5月13日から6月7日まで開催する。
 この展覧会は、財団法人池田記念財団の創設者・池田恒雄氏の生誕100年の記念展。西脇順三郎は、小千谷が生んだ偉大な詩人で、若い頃は画家を目指していた。現在、その作品の多くは小千谷市が所蔵しており、そのコレクションの核となるのが池田氏が寄贈した作品。西脇と池田氏は、旧制小千谷中学学校の先輩、後輩の間柄で、二人の交流は西脇の死を迎えるまで続き、その間、池田氏は西脇の研究を支えた。今回の展覧会では小千谷市が所蔵する油彩画や色紙などにより画家・西脇順三郎の創作活動を紹介する。
 入館料は大人500円、高校生以下無料。開館時間は9時から17時(最終日は15時まで)、水曜休館。


「井口汪の世界」展

2011-04-30 | インポート

5月3日から小さい記念館

魚沼市親柄の「小さい記念館」では第14回「井口汪の世界」展を5月3日から5日まで開催する。
 井口さんは小中学校に勤務する傍ら版画、彫塑などの活動を行い、定年後は油絵に力を注いだ。平成14年死去。
 9時から17時30分。入場無料。


人形で再現した懐かしい世界

2011-04-30 | インポート

南魚沼市で石井美千子人形展

Photo石井美千子人形展「昭和のこどもたち」が5月22日から南魚沼市の旧西五十沢小学校体育館で開かれている。
 「市民の文化・スポーツ奨励棚村基金」設立20周年記念事業。「昭和のこどもたち」は、人形作家、石井美千子さんが1987年から取り組んでいる昭和30年代の子どもたちの日常生活と家族の絆を桐塑(とうそ)人形とジオラマで再現した懐かしい世界。「田植え手伝い」や「かまくら」「わら綯(な)い」など54テーマ、238体の人形で構成されている。
 石井さんは、95年、阪神百貨店主催の「昭和の子どもたち」で脚光を浴び、全国で展覧会が開催されるようになり、00年、江戸東京博物館での展覧会で代ブレーク。全国にファンを持つ人形作家となった。以後「昭和の子どもたち」は毎年、全国各地で開かれ、観客動員数は150万人を超えている。
 開催時間は9時から17時(入場は16時30分まで)、入場料は無料。実録「あの頃のこどもたち」写真展が同時開催されている。


5月15日に「一日開放」

2011-04-30 | インポート

魚沼中央自動車学校

小出町十日町の魚沼中央自動車学校では交通安全運転講習会などを無料で行う「一日開放」を5月15日に開催する。
 一日開放では、自分の運転を再確認する交通安全運転講習会(参加無料)をはじめ、大型・大型特殊・普通・二輪の体験試乗や、話題の電気自動車の展示・試乗、パトカー・白バイの展示などが行われる。
 時間は10時から14時までで参加無料。会場では無料の屋台や飲み物、駄菓子屋も出店を予定している。
問い合わせは魚沼中央自動車学校《電》792-1055へ。


銘木展示即売会

2011-04-30 | インポート

5月1日からダイカネ

魚沼市干溝の「家造りのダイカネ」では「銘木展示即売会」を5月1日から5日まで、同社の「たまごはうす」、製材所、作業場で開催する。
 柱材・テーブル・看板・衝立用の銘木から花台・小物入れ・コースターなどの木工品などを展示販売。魚沼杉販売コーナーや薪ストーブ・屋根融雪の展示のほか、特別企画として本場与板の刃物の展示即売も行われる。時間は8時から17時。


東日本大震災魚沼市関連4/23~4/30

2011-04-30 | 東日本大震災魚沼市関連

避難者を夕食に招待
魚沼ライオンズクラブ

Img_6576魚沼ライオンズクラブ(井口政秀会長)では4月26日、震災により魚沼市に避難している人たちを招待、夕食や昔話を楽しんでもらった。
 この日、会館魚新に招待されたのは、魚沼市の避難所となっている地域振興センターで生活している人たち39人。井口会長が「早くもとの生活に戻ることができるよう願っています。今日は会員と一緒に料理を召し上がっていただき、明日への活力にしてください」とあいさつした後、夕食となり、会場に集まった34人の会員とともに、バイキング方式で料理を楽しんでもらった。
 会場では大倉の佐藤愛子さんによる昔話も披露され、避難している人たちと会員と和やかに歓談する姿も見られていた。
 同会では今回の夕食招待のほか、今月4日には避難所にカレーライスを届けている。

義援金70万円届ける
魚沼市建設業者会

Img_6595 魚沼市建設業者会(星野仁会長)は4月27日、会員から寄せられた義援金を魚沼市の大平悦子市長に手渡した。
 市役所を訪れたのは星野会長、副会長の横山和彦さん、桑原雄一郎さんの3人。義援金70万円を大平市長に手渡した星野会長は「私たちが被災した時も全国から物心両面を支援してもらった。復興のためのお手伝いの準備もしているが、まずできることとして会員に義援金を募りました」と話していた。

チャリティ大会で募金
魚沼市ボウリング協会

Img_6505 魚沼市ボウリング協会(友野佳則会長)は4月21日、「地震復興チャリティ募金ボウリング大会」で寄せられた募金を魚沼市役所に届けた。
 同大会は19日に小出ミヤグランドボウルで開催されたもの。同ボウリング場内にポスターを貼り、参加を呼びかけたところ、一般の愛好者や同会員21人が参加した。大会では会場内に募金箱を置き、参加に募金を呼びかけたほか、ミヤグランドボウルが大会のゲーム代の半分を募金に協力、集まった2万4061円を市役所に持参した。
 市役所では友野会長から大平悦子市長に募金が手渡された。


地域医療魚沼学校が開校

2011-04-23 | インポート

住民も自立した医療資源に

Img_6413 魚沼地域の医師会や医療関係者、行政、住民などが連携して、住民の健康への意識を高め、限られた医療資源を賢く活用する人材を育てる「地域医療魚沼学校」の開校式が4月16日、小出郷文化会館で開かれた。
 魚沼地域では魚沼基幹病院(仮称)の整備など医療の再編計画が進められているが、医療資源が限定されている地域では医療の受け手である住民もまた自立した医療資源と考え、自分自身と家族の健康管理や医療の適正使用ができる正しい情報を、学校という仕組みの中で伝える取り組みとして「魚沼学校」が開校されることになった。
 「魚沼学校」では、「住民の医療資源化支援事業」として、医師らが学校や公民館で特別授業や出前型健康座談会を開き、禁煙や医療機関の上手な使い方を伝えたり、健康講座の開催、児童生徒を対象とした職場体験なども行っていくほか、「医療人育成事業」「地域家用研修実習システム構築事業」「地域包括ケアシステム構築事業」にも取り組む。 
 県立小出病院の布施克也院長を校長に、本校では事業計画管理、各塾間の調整などを行い、小千谷市、魚沼市、十日町市、津南町、南魚沼市、湯沢町に設置される塾単位で事業を企画立案していく。
 開校式には魚沼地域から約350人が参集。布施校長が「私たち地域の医療に携わる者にとって医療の人間、地域の皆さんと一緒にこれからの医療を考えていこうとこの学校をつくる準備をしてきました。医療、福祉、保健に携わる人、行政、教育の方々、そして何よりも住民の皆さんにご協力をお願いしたい」とあいさつするとともに、事業について説明した後、自治医科大学地域医療学教授の梶井英治氏が「みんなで守り育てよう地域医療」と題して基調講演を行った。
 この後は、井口清太郎氏(新潟大学総合地域医療学講座特任教授)、藤本晴枝氏(NPO法人地域医療を育てる会理事長)、塚田芳久氏(県立十日町病院院長)、黒岩卓夫氏(医療法人社団萌気会理事長)、山崎直子氏(南魚沼市福祉保健部保健課保健指導主幹)をパネリストに「地域医療を守るためにできること」をテーマとしたパネルディスカッションも行われた。