魚沼WEBニュース

新潟県魚沼市や周辺市のニュース・情報をお届けします!週刊「魚沼WEBニュース」 ★★ 提携 「小出郷新聞社 」

体験型観光の推進を

2016-03-20 | ’16 魚沼市のニュース

魚沼市内の関係者集い研修会


「農山漁村体験発展研修会」が3月16日、魚沼市地域振興センターで開催された。
 この研修会は、体験型観光の推進と体制整備のため魚沼地域振興局が主催したもので、宿泊施設や受入団体など約90人が参加した。
 研修会ではまず、魚沼市商工観光課から魚沼市の体験型観光の現状が説明され、観光客の増加を目指すには体験型観光の取り組みが必要であることや、足立区の魚沼自然教室、文京区の魚沼移動教室などで魚沼市は年間約9000人を受け入れており、宿泊を伴う体験交流活動の参加者数で魚沼市は県内の4分の1を占めていることが紹介された。また、魚沼市の体験型観光の戦略として「満足度の向上によるリピーターの獲得」「新規メニューの開発」「ホームステイの取組強化」「受入団体や地域の育成」が示され、「学校は体験を通した人とのふれあいを求めており、それを行う人が魚沼市の資源です」と強調した。
 引き続き国立妙高青少年自然の家所長の伊野亘氏が「農山漁村体験活動に期待する~子供たちの生き抜く力の育成に向けて~」と題して講演した。
 この講演で伊野氏は、子どもたちの体験活動が少なくなっている中で、長くテレビやビデオを観ていて、いじめや不登校、ネット依存等の問題が多くなっていることを指摘し、「体験活動が多い子どもたちほど意欲、規範意識、職業意識が高い。子どもたちは稲刈りをする人を見て、自分も頑張らなくてはということを学ぶ。体験活動は子どもたちの心に大切な成長をもたらしている」と話した。
 また、その実例としてセカンドスクールを実施して学力向上や、生き抜く力の育成に成果を挙げている武蔵野市立第一小学校の「自分の考えを言葉で伝えることの大切さを学んだ」、「人の気持ちを考える力がついた」、「協力することの大切さを学びました」など児童たちの学んだことの発表を紹介していた。

マイスター氏も演奏披露

2016-03-20 | ’16 魚沼市のニュース

音楽合宿受講生の学校訪問


3月9日から13日まで魚沼市小出郷文化会館で開かれたドイツ・マンハイム州立音楽大学学長ルドルフ・マイスター教授によるピアノ音楽合宿の受講生が11日、井口小学校を訪問、演奏を披露するとともにピアノや作曲家についてのトークを行って子どもたちと交流した。
 受講生による学校訪問は昨年から行われており、今回は音楽合宿が20周年を迎えたことを記念してマイスター氏も参加した。
 学校訪問には11人の受講生が参加、2学年ずつ3回にわたり演奏が行われた。
 音楽合宿のスタッフでピアニストの稲岡千架さんが司会を務め、演奏者や演奏曲を紹介しながらコンサートは進められた。
 3、4年生のコンサートでは大学院生やピアノ教師の受講者3人がショパンの「前奏曲」やブラームスの「ワルツ」、ベートーヴェンの「ピアノソナタ」を演奏した。
 マイスター氏は「ここに住んでいる若い人たちと知り合えてうれしい。魚沼は自然豊かなところで音楽を勉強することは、色々なインスピレーションを受けることができます」と子どもたちに話した。
 子どもたちからは「どうして音楽をやろうと思ったのですか」、「ピアノが上達するコツは」などの質問があり、マイスター氏は「音楽は美しいもので、両親が音楽家だったのでピアノを始めました」、「練習に集中すること。何を練習するかを考えて練習することが大切」と答え、モーツァルトの「ピアノソナタ」を披露した。

魚沼市社協の「地域の茶の間」事業

2016-03-20 | ’16 魚沼市のニュース
実践者向けに講習会



魚沼市社会福祉協議会では、「地域の茶の間事業・実践者向け実技講習会」を3月15日、魚沼市地域振興センターで開催した。
 「地域の茶の間」事業は、魚沼市社会福祉協議会が赤い羽根共同募金の配分金を活用して行っている地域交流活動。平成26年から事業が開始され、現在市内58団体で活動が行われており、28年度からは61団体に増えることになっている。
 講習会には同事業の運営スタッフ約100人が参加した。
 講習会ではまず、新潟県魚沼地域振興局農業振興部と魚沼市農林課から、地域の茶の間事業での「わら細工作り講座」の開催が呼びかけられた。これは魚沼市が受け入れている児童生徒の体験活動の中で、わら細工などの伝統工芸品目の需要が高まってきているが、技能者が少なく大規模な体験受け入れが難しいことから、技能者の育成のため講座を活動に取り入れてもらいたいというもの。
 また、魚沼市地域包括支援センターと魚沼市健康課からは、介護予防や自殺防止についての協力が呼びかけられた。
 この後は、長岡こども福祉カレッジの川本公代さんと瀧澤延子さんにより講義と実技が行われた。
 「レクリエーション」をテーマとした講義では「高齢者はやさしさと思いやりがある一方、自分なりのポリシー、思いがあるので、まず話を聞くことが仲良くなれる方法のひとつ。高齢者が得意なことを発揮できる機会をつくり、集まった人で楽しさを共有できることをやりましょう。ただし、新しいものを理解することが遅い人もいるので、プライドを傷つけないように」とアドバイスされ、続く実技では実際に参加者が簡単なレクリエーションを体験していた。

小出高スキー部が市役所訪問

2016-03-20 | ’16 魚沼市のニュース
全国制覇を市長に報告


国民体育大会冬季スキー競技会などで優勝するなど好成績を収めた小出高校スキー部の生徒が3月4日、魚沼市役所を訪れ、大平悦子市長に成績を報告した。
 同校スキー部は2月20日から23日まで岩手県で開催された国体冬季スキー大会の少年男子10㎞クラシカルで坂詰健太郎さん(2年)が優勝、中島夕和さん(同)が2位となったほか、坂詰さんが2走、中島さんが4走を務めた少年男子4×10㎞リレーで新潟県チームが優勝するなどした。
 また、2月26日から29日まで長野県で開催された全国高等学校選抜スキー大会では関優希奈さん(3年)が女子1・5㎞スプリント・フリーで優勝したのをはじめ、5㎞クラシカルで5位、10㎞フリーで6位入賞。
 男子では中島さんが15㎞フリーで4位、1・5㎞スプリント・フリーで5位となり、10㎞クラシカルで郷翔一郎さん(1年)が6位、宮遼周さん(同)が7位となるなど活躍を見せた。
 市役所を訪れた生徒たちは大会を振り返って一言ずつ話すとともに、残る大会への意気込みも語っていた。
宮澤豊彦監督からは「国体ではスキーも良いセッティングで走ることができ、良い波に乗れた。選抜スキーでは、関は最後の最後で優勝することができ、国体の悔しい思いを晴らすことができた。また、1年生が入賞したことで、今後の見通しがたってきた」との話があり、大平市長は「皆さんの活躍は県全体のレベルを上げています。来年も楽しみにしているので、今の気持ちを維持してがんばってください」と生徒たちの活躍を称えていた。

東方稲荷春季例祭「大百八灯」

2016-03-20 | ’16 魚沼市のニュース
幻想的なロウソクの灯


魚沼市大石の東方稲荷春季例祭「大百八灯」が3月12日に行なわれ、参拝に訪れた人たちが幻想的な光景や地元の有志による出店の味を楽しんだ。
この祭りは、本来は豊作を祈願して旧暦2月の最初の午の日に行事であるが、同地区では現在、毎年3月の第2土曜日に行なっている。
この日は好天に恵まれ、鳥居が並ぶ参道や周辺の道路約300メートルには無数のロウソクの火が灯され、幻想的な風景が参拝者を迎えた。
また、例年神社近くの山肌に設けられる「大」の火文字は、今年は少雪のため神社下の田んぼで行われ、午後6時頃火が灯されると、平らな雪原に大きな「大」の文字がくっきりと浮かび上がり、その眺めを写真に収める人の姿も見られていた。