ほりのうち花き組合が記念大会
ほりのうち花き園芸組合(森山英昭組合長)の創立60周年記念大会が4月22日、魚沼市の会館魚新で開催された。
同組合は、昭和23年、花に将来性を見出した有志8人で設立されて以来、世界初のピンクのスカシユリの育成、学術的に交配不可能とされていた異種間交配のユリの作出、球根冷蔵技術とユリ抑制栽培技術の確立、各種生産資材の試験研究など組合員の努力により発展し、平成16年には日本農業賞集団の部で大賞を受賞、ユリ切花を主体とする全国有数の花の産地を築き上げた。
記念大会には組合員や関係者約200人が出席、開会のあいさつで森山組合長は「60年という年月を経て、当組合は全国に誇れる高い品質、マーケットに影響力のある出荷量、多彩な品目、大勢の組合員のへこたれない根性、そして若い後継者たちという大きな財産を得ました。先人たちの労苦に報い、後継者たちと共に産地を維持発展させるため『100年継続する産地』を目標に掲げ、今後とも努力します」と決意を述べた。
星野芳昭市長、皆川雄二県議らの祝辞に続いて、組合60周年のあゆみが映像で紹介され、市場14社と運送会社、第5代組合長の滝沢恩さん、花卉公園の管理を行なってきた古田島茂治さん、花卉普及に尽力した水島明さんに感謝状が贈られた。
また、大会の最後には「産地体制の改革、生産基盤の整備を行い、先駆者の夢、思い、そして技術をしっかりと引継ぎながら、産地一丸となって豊かな地域づくりに貢献していくことを宣言します」と大会宣言を行った。