魚沼WEBニュース

新潟県魚沼市や周辺市のニュース・情報をお届けします!週刊「魚沼WEBニュース」 ★★ 提携 「小出郷新聞社 」

魚沼更生園が県知事賞

2017-11-26 | 17'魚沼市のニュー...

県障害者芸術文化祭の工芸部門

 第16回新潟県障害者芸術文化祭~ふくらむアートふあっとにいがたフェスティバル~が11月12日から18日まで新潟ふれ愛プラザで開催され、魚沼更生園(魚沼市十日町)の男子利用者の共同作品「ゆめ色のさかな」が工芸部門で県知事賞を受賞した。
 新潟県障害者芸術文化祭は、障害を持つ人たちが日頃から取り組んでいる芸術文化活動の発表の場として行われているもので、絵画、書道、写真、工芸の美術作品や短歌、俳句などの文芸作品などが募集されている。
 魚沼更生園が制作した「ゆめ色のさかな」は、帯状に細く切った色とりどりの画用紙を割りばしや鉛筆を使って巻き、縦90㎝、横180㎝の台紙に貼ってカラフルな魚を描いた作品。施設の男性利用者23人が2週間をかけて作り上げた。色画用紙の巻き方や貼り付け方が一人ひとり異なり、それぞれの個性を活かした作品に仕上がっており、魚の周りにはペットボトルのキャップに金銀の折り紙をかぶせたものも配置しアクセントとしている。
 魚沼更生園では数年前から作品を応募しており、昨年は個人の作品が審査員特別賞を受賞しているが、県知事賞の受賞は初めて。利用者は今回の受賞を励みに、来年に向けてはりきっている。

魚沼市と損保ジャパン日本興亜が協定

2017-11-26 | 17'魚沼市のニュー...
地域防災力向上で連携


 魚沼市と損害保険ジャパン日本興亜株式会社が「地域防災力に関する包括連携協定」を結ぶことになり11月16日に魚沼市役所で協定の締結式が行われた。
 協定は、魚沼市内における大規模災害に備えた地域防災力の向上を推進するために締結するもので、魚沼市と同社が連携、協力して災害時におけるドローンによる情報収集、市が行う防災訓練、防災に関するセミナー、イベントへの協力、市民や企業への防災意識の啓発、防災知識の普及活動などを行うことになっている。
 この日は損害保険ジャパン日本興亜長岡支店の大磯崇支店長らが市役所を訪れ、佐藤雅一市長と大磯支店長が協定書に署名した。
 協定を結んだ佐藤市長は「魚沼市は山間地域が多く、様々な災害が発生し、その規模も大きくなっていることを考えると、当市だけでは解決できないことも多いと感じています。今回の協定により、企業が持っている力をこの地域に注いでいただけることは非常にありがたい」とあいさつ。大磯支店長は「子どものうちから防災、減災の知識を植え付けることが非常に大事だと思っています。当社では子ども向けの災害から身を護る知識や安全な行動を身に付けてもらうプロジェクトを全国で展開されています。魚沼市でも対応させていただきたい」と述べた。
 同社と自治体との協定締結は、県内では魚沼市が9件目、全国では75件目となっている。

小出小で租税教室

2017-11-26 | 17'魚沼市のニュー...

小千谷法人会が開催




 一般社団法人小千谷法人会では11月20日、小出小学校で「租税教室」を開催した。
 「租税教室」は、次代を担う児童から、税が社会で果たしている役割の重要性を正しく理解してもらうとともに関心をもってもらおうと同会が管内の小学校で開催しているもの。
 今回、小出小学校で教室を開いたのは櫻井馨さん、岡部義彦さん、桜井健太さんの3人。
 櫻井さんらは同校の6年生67人を前に「皆さんはどんな税金を知っていますか」と問いかけ、消費税や所得税、固定資産税など税金の種類を紹介し、所得税についてはニューヨークヤンキースの田中将大投手を例に挙げ「田中投手などお金をたくさんもらう人からは多く払ってもらいます」と説明。
 税金の使われ方については「日本では救急車は税金で賄われているのでただですが、アメリカでは1回利用すると5万円くらいかかります。お金のない人は救急車を呼べないですね」と話し、公園や学校、消防、ごみ処理、警察、道路など、みんなに必要なものに税金が使われていることを説明した。税金の大切さを知ってもらうアニメのビデオも上映され、「オリンピックの報奨金には税金がかかる?」、「プロゴルフの賞金は?」などのクイズも児童たちの関心を誘っていた。 
 教室を終えた児童からは「税金がないと色々なことができなくなるので、税金はあったほうがいいと思った」など感想が発表されていた。

2企業体と3社を表彰

2017-11-26 | 17'魚沼市のニュー...

優良工事として魚沼市


 平成29年度「魚沼市優良工事表彰授与式」が11月20日、市役所小出庁舎で行われた。
 同市では、平成23年度より施工者の目に見える評価として、市の発注する建設工事のうち施工成績が特に優良な建設業者を表彰することにより、市発注工事の良質な施工の確保、市内建設業者の技術向上を図ろうと優良工事表彰を行なっている。
 今年度表彰されたのは、井口小学校建築工事を行った福田組・伊米ヶ崎建設・五十嵐組特定共同企業体、すもんこども園建築工事を行った大石組・伊米ヶ崎建設特定共同企業体、四日町地内ガス水道管布設替工事を行った有限会社佐藤配管工事店、市道才ノ神欠下線道路改良第2次工事を行った株式会社貝瀬組、林道干溝線改良工事を行った株式会社桑原組の2企業体と3社。
また優秀技術者として、すもんこども園建築工事により株式会社大石組の一級建築施工管理技士、小方光男氏が表彰された。
 表彰式では佐藤雅一市長が「今年度は平成28年度に行われた5つの工事と優秀技術者お一人を表彰させていただくことになりました。皆さん方からは今後も優良な工事ができますことを祈念しています」とあいさつした後、表彰状が手渡された。
 魚沼市建設業者会からの祝辞に続いて、受賞者を代表して佐藤配管工事店社長の佐藤正美氏が「この受賞を励みに、より一層研鑽を重ね、安全な施工と良品質な工事を通じて、社会基盤の整備に貢献できるよう努力を重ねてまいります」と謝辞を述べた。

新庁舎基本設計作成

2017-11-26 | 庁舎再編整備構想

市内2カ所で説明会開かる




 魚沼市新庁舎基本設計が作成され11月19日には小出ボランティアセンターと守門公民館で市民への説明会が開かれた。
 魚沼市新庁舎は鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造4階建、延床面積7314平方㍍。シンプルで雪国にふさわしい庁舎とされ、小さな壁が市松状に編み込まれた外観、庁舎の周囲には車寄せや市民の活動スペースともなる雁木テラスが特徴的な建物。駐車場は建物北側、南側、東側の3カ所に整備され、駐車台数は来庁者用103台、職員用182台、公用車用車庫50台。
 1階には執務スペースのほか情報コーナーやギャラリーなどを設け市民が自由に使える「市民ロビー」、夜間・休日は市民に貸し出し可能な「会議室」などを設ける。
 2階は執務スペース、自由に仕切れ利便性の高い会議室、市長室、副市長室が置かれ、3階は議場をはじめとした議会関係の部屋のほか会議室などが設けられる計画。4階は電気室・機械室。
 小出ボランティアセンターで開かれた説明会には約40人が参加。基本設定についての説明の後、参加者からは「4階への落下防止策は考えているのか」、「マイクロバスでの来庁者はどこに止めるのか」、「除雪についての考え方は」などの質問が出され、「4階には市民は上げない計画であり、フェンスは考えていない」、「マイクロバスは東側の駐車場を使ってもらうほか、臨時に利用できる場所も用意される」、「雪対策については東側駐車場は機械除雪、庁舎周辺は地下水と機械を併用することで検討しており、井戸水を使って周辺に影響がある場合は機械で行う」と答えられていた。

宮柊二記念館全国短歌大会

2017-11-26 | 17'魚沼市のニュー...
国内外から1万2千首応募



 第23回「宮柊二記念館全国短歌大会」(主催=魚沼市・魚沼市教育委員会)が11月11日、魚沼市の堀之内公民館大ホールで開催された。
 今回の大会には、一般の部に1103首、ジュニアの部に1万1175首の合計1万2278首の作品が、全国はもとよりブラジルなど海外からも寄せられた。
選者の歌人、髙野公彦氏、米川千嘉子氏の選により一般の部の最優秀賞に新潟市の加藤かづゑさんの「雪玉が風にころがりをりし田の起こされて黒き土の鋭角」、小学生の部では見附市立今町小学校の小川苺華さんの「少しでねつらくなったよしりょうかんたくさんあったひばくしゃの服」、高校生の部では茨城県立下館第一高校の大幡浅黄さんの「青空のうまれるにおい濡れながら君と走った証拠が消える」が選ばれたほか、各入賞作品が決まった。
 大会では佐藤雅一市長が「私たちは全国短歌大会を通じて宮柊二の業績について全国に発信していただきたいと考えています。そして名誉市民である宮柊二さんを魚沼市の宝として大切にしていきたい」とあいさつ。続いて選者の両氏により講評があり、最優秀賞をはじめ入選句を紹介し感想を述べた。
 大会の最後には入賞者の表彰が行われた。最優秀賞以外の上位入賞者は次のとおり(魚沼市のみ・敬称略)。
【小学生】
▼選者賞=関姫(堀之内小)
▼宮柊二記念館長賞=桑原未羽(伊米ヶ崎小)
【中学生】宮柊二記念館長賞=渡辺漸(小出中)

昔ばなしを楽しむ

2017-11-26 | 17'魚沼市のニュー...

池田記念美術館



 「昔ばなしを語るつどい」が11月11日、南魚沼市浦佐の池田記念美術館で開催され、会場を訪れた人たちは目の前で語られる昔話に熱心に聞き入った。
 つどいは、人が人に直接話し、やさしい心や生きる力を口伝えで行うことの大切さを、魚沼地域に伝わる昔語りを通して改めて見直そうと、昨年から開かれているもので、会場には約100人が訪れた。
 つどいでは、魚沼昔ばなしの会の会員7人が出演し「極楽をみてきた婆様」「もくず長者」「猿長者」など7つの昔話が語られた。
 このうち関篤子さんは、八海山の麓を流れる川の深い淵に棲んでいた「おまき」という名前の大きなカジカを太郎兵という男が捕まえに行く「おまきかじっか」という少し怖い昔話を披露。 
 猪狩豊子さんは、和尚様の大好きなボタモチを小僧が全部食べてしまう「阿弥陀様とぼたもち」を語った。自分が食べたことをごまかそうと小僧が阿弥陀様の口の周りにアンコを付けておくと、和尚は怒って阿弥陀様を叩いたり、池に投げ込んだり。その後、大変なことをしたとわかった和尚が阿弥陀様に謝って良い和尚になるという楽しい物語が会場を笑わせていた。

除雪安全祈願祭

2017-11-26 | 17'魚沼市のニュー...
雪の季節に備えて




 本格的な雪のシーズンを前に新潟県が管理する道路の除雪を担当する人たちによる「除雪安全祈願祭」が11月13日、魚沼市一日市の魚沼地域振興局地域整備部一日市車庫で行われた。
 安全祈願祭には、県道の除雪を担当する請負業者6共同企業体の社員ら約70人が出席した。
 各種除雪車が並んだ会場では神事が行われ、この冬の作業の安全が祈願された後、魚沼地域振興局地域整備部の諏佐夏夫部長が「魚沼地域においては日常生活の維持、安心な通勤、通学の確保のためには除雪を欠かすことはできません。朝早くから対応してくださる皆様に感謝の意を表しますとともに、除雪中の安全には十分注意して無事故、無災害で終えることを祈念しています」とあいさつした。
 同振興局が今冬除雪を行う道路の延長は車道が276㎞、歩道が61・8㎞。6企業体と1森林組合がロータリー除雪車、グレーダー、タイヤローダーなど県からの貸与車両43台と業者所有の41台、合計84台の除雪車により作業が行われる。

魚沼市フォトコンテスト表彰式

2017-11-26 | 17'魚沼市のニュー...
写真で魚沼の魅力発信


 第13回「魚沼市フォトコンテスト」の表彰式が11月12日、奥只見郷インフォメーションセンターで行なわれ、金賞を受賞した魚沼市の和田正之さんらに賞状と賞品が手渡された。
 今回のコンテストには、県内外の写真愛好者62人から251点の応募があった。
 審査は、長岡造形大学教授の松本明彦さんを特別審査員に、三友泰彦魚沼市観光協会長ら協会役員、協賛企業などにより行われ、金賞には青空の下、花の中を行く只見線の車両を写した魚沼市の和田正之さんの作品「向夏魚沼」が選ばれたほか、各賞が決定された。入賞作品は同協会が作成しているオリジナルカレンダーなどに活用される。
 表彰式では魚沼市観光協会の三友泰彦会長が「今年は自然現象を題材とした作品も多く、皆さんが苦労されて撮影していることを感じました。今後も魚沼市の観光振興にご協力いただきたい」とあいさつ。
 特別審査員の松本さんは「今年は例年にない写真もたくさん見受けられ、時間、季節、場所、見方を変えることにより、こんなにも魚沼の美しい景色を伝えられるのだなと、こちらも勉強させていただいています」と述べた。
 この後、三友会長らから入賞者に表彰状と賞品が手渡され、受賞者を代表して和田さんが「魚沼は広く、私もまだ行ったことないところがいっぱいあります。そんなところを皆さんで力を合せて最高の瞬間、一枚を撮って、魚沼を日本、世界に発信できるお手伝いをしたい」と謝辞を述べた。

木育から考えるまちづくり

2017-11-26 | 17'魚沼市のニュー...

25日に市民会議を開催



 魚沼市まちづくり委員会(桑原郁夫会長)では「木育から考えるまちづくり」をテーマとした魚沼市まちづくり市民会議を11月25日、魚沼市小出島の小出ボランティアセンター多目的室で開催する。
 市民会議では、子どもをはじめとした全ての人々が「木とふれあい、気に学び、木と生きる」取り組みである「木育」を通した「まちづくり」を参加者で考えることになっており、木育ミニ講座をはじめ、川村健一氏(広島経済大学教授・魚沼市まちづくり委員会アドバイザー)をコーディネーターに、市内の木工業者や子育て中の母親などをパネラーとしたパネルディスカッションが開かれる。
 14時開会。会場では第4回花じまんコンテスト表彰式や魚沼の食材にこだわったピザの試食(13時30分~・先着100人)も行われる。参加無料、申し込み不要。問い合わせは魚沼市役所企画政策課まちづくり室☎025-792-9752へ。

新学校名候補6点決まる

2017-11-26 | 17'魚沼市のニュー...

学区内アンケート実施中


 2019年4月に入広瀬中学校と守門中学校の2校を統合し、新たに開校する中学校の校名が募集され現在、入広瀬・守門中学校区を対象に世帯アンケートが実施されている。
 新中学校名については、今年9月10日から10月16日まで公募を行った結果、174件、87種類の応募があった。
 寄せられた新学校名は、統合に向けた具体的な準備を進める「入広瀬中学校・守門中学校統合準備委員会」(横山正樹委員長)により6点に絞り込まれ、今月10日から27日まで学区内のアンケートが実施されているもの。
 新学校名の候補は▼「魚沼北(うおぬまきた)」(応募理由=新学校は魚沼市の北部に位置している)、▼「魚沼第一(うおぬまだいいち)」(同=新市誕生後最初に統合する記念すべき学校だから)、▼「あぶるま」(同=2つの地域を結ぶ川であり、両地域をつなぐ意味から)、▼「青雲(せいうん)」(同=守門岳の3つのピークの一つ「青雲岳」から)、「美郷(みさと)」(同=美しい自然と山々に囲まれ四季を感じられる地域だから)、▼「深雪(みゆき)」(同=雪の中でも力強く育てるように)の6点。
 アンケート結果を受けて同委員会では校名案を1つに絞り込み、教育委員会に答申する。

魚沼市議会の報告会

2017-11-06 | 17'魚沼市のニュー...
参加者から厳しい意見も



 魚沼市議会の「議会報告会」が10月31日から始まった。
 議会報告会は、議会改革の一環として平成23年度から開かれており、より幅広い地域の住民から参加してもらえるよう毎回会場を変更して開催されている。
 今回の報告会は10月31日に三渕沢生活改善センターと大栃山農林会館、11月1日に大湯集落開発センターと長松集落センターで開かれた。
 このうち大栃山農林会館での報告会には市民14人が参加。森島守人議長があいさつし、9月定例会の概要が説明された後、常任委員会、特別委員会から平成29年度会計決算審議など9月定例会の報告があり、参加者と質疑、意見交換を行った。
 意見交換では、会場から「魚沼市議会の定数は20人。近隣の市と比べて多いと思われる。議会からも襟を正してもらい経費節減を」、「7月の豪雨災害の最中に、なぜ議会を開いていたのか。住民の気持ちをもっと考えてほしい」などの厳しい意見も出され、議会からは「定数については現在、議会改革特別委員会で検討しています。面積も広いので総合的に判断されると思います」、災害時に議会が開かれていたことについては「その通りと思う。今後そのようなことが無いよう機敏に対応したい」と答えられていた。
 議会報告会は11月5日にも堀之内公民館中ホールと沢田公民館で開かれる。18時30分開会。

八十里越リレー講演会

2017-11-06 | 17'魚沼市のニュー...
江戸期の賑わいなど紹介



 「歴史の道八十里越リレー講演会」が10月28日、魚沼市今泉の広神コミュニティセンター3階講堂で開催された。
 この講演会は、魚沼市、三条市、福島県只見町が連携し、歴史の道八十里越をテーマにした講演会を開催することで、八十里越を介した文化交流を進め、八十里越について理解を深めようと開かれているもので、平成27年度は只見町、28年度は三条市で開かれた。
 今回の講演会には約60人が参加、南魚沼市郷土史編纂委員長の本山幸一氏が「魚沼市大白川から見た八十里越-浅井家文書を中心として-」と題して講演した。
 この日の講演で本山氏は、今町の随筆家、小泉蒼軒が友人と歩いた際の文書から当時の八十里越の様子を語り、「山道の険しさは荷物がなくとも苦しい。重荷の背負子が上がり下がり苦しさは、まさに八十里越と言えよう」と紹介、田代小屋については「雪消えに大白川の者が小屋を組み立て、吉ヶ平、遅場・大白川の希望者に稼がせた。小屋の規模は天保10年に5間×10間ほどであった。利用者は下田郷から山稼ぎに入るものや、叶津方面から下田郷へたばこ売りに出かけ、帰りに塩を運ぶ者であった」など説明。八十里越の道普請や戊辰戦争で八十里越が大事な役割を果たしたことなども紹介した。
 また、講演に続いては只見町、三条市、魚沼市の文化財担当から国の文化財指定に向けた自治体の取り組みが報告され、遺構調査や現地確認調査、草刈りの様子などが写真を交えて紹介されていた。

大白川で「魚沼!木工塾」

2017-11-06 | 17'魚沼市のニュー...
6人が工具箱づくり体験



 魚沼市産の木材を使用して木工品を製作する体験塾「魚沼!木工塾」が10月28、29の両日、大白川木工センターで開催された。
 木工塾は、宮城県で宮大工として活躍し、現在、大白川木工センターでも様々な木材製品を製作している豊山豊一さん(本名・今野豊一)を講師に、魚沼市産材を使ったツールボックスの製作体験を2日間の行程で学ぶもので、魚沼市内をはじめ長岡市、三条市から定員丁度の6人が参加した。
 今回製作されるのは魚沼杉を使った「大工の道具箱」。まず、豊山さんが「根曲がりの材料は、加工後曲がりやすいが曲がらないようにする方法もあります。木工体験を通して木に愛着を持ってください。根曲がりの木を好きになってください」と地元の材料への愛着を語った。
 続く作業は、講師から「木表と木裏を間違えないように。木目を見て皮に近い方が木表です」などの説明を受けながら用意された材料を差し金と鉛筆で墨付けすることから始まり、材にガイドとなる添え木を直角にあてノコギリを使って切る作業や、カンナを使っての材の面取りなど木工の基本を学びながら進められ、体験の最後には角を面取り、手カンナで表面を仕上げ、クルミ油を刷り込んで完成させた。
 長岡市から参加した人は「楽しかった。木工の基本をしっかりと覚えることができて良かった」と話していた。

15日まで宮里靜輝作品展

2017-11-06 | 17'魚沼市のニュー...
十八羅漢図の屏風など



 明治から昭和にかけて活躍した魚沼市虫野の画家、宮里靜輝の第5回作品展が11月15日まで同市虫野の伊米ヶ崎公民館談話室で開かれている。
 宮里靜輝は明治14年、江戸時代から虫野村諏訪神社の神職を務める宮里家に生まれた。同33年に文晁派の田村豪湖の門に入り、雅号を綾湖と称した。34年から1年余り京都・鈴木松年に師事し、その後独立。大正11年に号を靜輝と改めた。東京日本美術協会美術展覧会など多くの展覧会で入選。精力的に創作活動を行い、南北魚沼を中心に多くの作品を残している。
 今回の作品展は、中央の画展で活躍し地域でも精力的に創作活動を行った靜輝の作品を後世に残そうと宮里靜輝作品保存会(森山喜久男会長)が開いた。
 今回の作品展では屏風を中心に、いずれもこれまでに公開されていない作品が展示されている。
 掛軸「蓬莱山図」は、最晩年、72歳の時に描かれた作品で旭日、鶴亀、松竹梅が揃っためでたい掛軸。屏風の十八羅漢図は、京都から修行して帰って、お寺に納めたもので、1枚ごとに描法が異なっている。
 保存会では「これまでに地域で多くの靜輝の作品を確認しているが、中には保存状態が悪いものがあったり、所有者の高齢化や生活様式の変化により作品を保存していくことが難しい状況にある。作品展を開催することで靜輝のことを知ってもらい、関心をもってもらえれば」と話していた。
 開館時間は9時から16時。入場無料。