自衛隊に災害派遣を要請
1月に断続的に降り続いた雪により除雪中の事故、雪崩等が発生していることから魚沼市では1月24日、「魚沼市豪雪災害対策本部」を設置、災害の予防、応急対策の強化を図っているが、27日には積雪量が災害救助法の適用基準を超え、同日18時に魚沼市全域に災害救助法が適用された。
災害救助法に適用されると、自力で除雪が出来ない世帯の雪下ろしの費用や下ろした雪の雪捨場までの輸送費、スコップなど必要な器械、器具等の購入費・借上費などを国と県が負担する。
また、2月2日には、市の要請により、県知事が魚沼市の雪崩による危険防止活動のため自衛隊に災害派遣要請し、同日午後には自衛隊応援部隊40人が市内に到着した。応援部隊は雪崩による危険防止のため「雪崩危険地域の雪崩防止活動」「緊急性のある公共施設等の除排雪」「孤立化の危険性が高い集落での道路確保及び集落における除排雪」を行なうことになっている。
豪雪による通行規制については、「県道五箇・小出線」の市境から福山橋までが雪崩の危険から当分の間、全面通行止め、「国道252号」七曲スノーシェッド先が雪崩のため当分の間、片側交互通行となっているほか、「県道三ツ又・小出線」の中子沢・三ツ又間、「県道栃尾又・上折立線」の見返橋から栃尾又間、「県道半蔵金・入広瀬停車場線」の福山新田から西名新田間が雪崩の危険性があることから当面の間、夜間全面通行止めとなっている。
住宅周りの除雪に協力を
社協がボランティアを募集
今冬の豪雪により魚沼市社会福祉協議会では2月1日、「魚沼市雪害ボランティアセンター」を設置し、自力で除雪作業ができない世帯の住宅周りの除雪を行うボランティアを募集している。
雪害ボランティアセンターは小出島の小出ボランティアセンター内に設置されており、設置期間は2月20日までの20日間で、今後の降雪状況等により期間を延長する。
除雪ボランティアは市の内外を問わず、広く募集されており、活動内容は高齢者世帯や心身障害者のみで自力で除雪が困難な世帯での「出入り口・避難口などの除雪」、「屋根雪を下ろす場所を確保するための除雪作業」、「窓の確保など住宅周りの除雪作業」。原則として屋根の雪下ろし活動は行わない。
活動は、あらかじめ電話で登録を行ってもらい、事務局で事前に活動日を調整し、活動を依頼することになる。活動にあたっては全額費用を社協が負担してボランティア活動保険に加入する。活動地域は魚沼市内。活動時間は10時から12時、14時から16時で半日でも可。
申し込み、問い合わせは同ボランティアセンター《電》025-792-8181へ。