ビジターセンター「かたっくり」
魚沼市では、休館状態となっている総合ビジターセンター「かたっくり」を、地域全体で子育てに参加する「子育ての駅」として利活用する考えを明らかにした。1月6日に開かれた市議会全員協議会に佐藤雅一市長が示したもの。
同市干溝の響きの森公園内にある総合ビジターセンター「かたっくり」は、平成27年に指定管理者が撤退、その後も新たな管理希望者がなく休館状態となっている。
同市では、この「かたっくり」の響きの森公園、小出郷文化会館と隣接する好立地条件を活かして、冬期間や荒天でも親子連れが市外に遠出することなく利用できる「屋内遊戯施設」として整備を考えている。
また、民間の様々な団体や世代が交流する空間を設けることで、子どもの育ちはもちろん、親の育ち、若者の育ち、支援団体の育ちに相乗的に結びつくことや、施設を通じ「子育てのまち」を演出することで、出生率の増加やUIJターンに向けた動機づけの一助にする。
「子育ての駅」には、市民参加型親子活動支援や屋内遊戯空間、学習スペースの機能を持たせることにしており、利用対象は親子活動スペースが10歳程度までの子どもとその親、その他のスペースは小学生高学年から高校生までとしている。
施設で行われるサービスについては自由解放のほか、ボランティアなどの協力者による提供を想定しており、運営形態については今後検討していく。
市では今後、市民ワークショップを開いて改装計画や運営方法について検討し施設を改修、平成30年4月のオープンを見込んでいる。