魚沼WEBニュース

新潟県魚沼市や周辺市のニュース・情報をお届けします!週刊「魚沼WEBニュース」 ★★ 提携 「小出郷新聞社 」

新庁舎基本設計作成

2017-11-26 | 庁舎再編整備構想

市内2カ所で説明会開かる




 魚沼市新庁舎基本設計が作成され11月19日には小出ボランティアセンターと守門公民館で市民への説明会が開かれた。
 魚沼市新庁舎は鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造4階建、延床面積7314平方㍍。シンプルで雪国にふさわしい庁舎とされ、小さな壁が市松状に編み込まれた外観、庁舎の周囲には車寄せや市民の活動スペースともなる雁木テラスが特徴的な建物。駐車場は建物北側、南側、東側の3カ所に整備され、駐車台数は来庁者用103台、職員用182台、公用車用車庫50台。
 1階には執務スペースのほか情報コーナーやギャラリーなどを設け市民が自由に使える「市民ロビー」、夜間・休日は市民に貸し出し可能な「会議室」などを設ける。
 2階は執務スペース、自由に仕切れ利便性の高い会議室、市長室、副市長室が置かれ、3階は議場をはじめとした議会関係の部屋のほか会議室などが設けられる計画。4階は電気室・機械室。
 小出ボランティアセンターで開かれた説明会には約40人が参加。基本設定についての説明の後、参加者からは「4階への落下防止策は考えているのか」、「マイクロバスでの来庁者はどこに止めるのか」、「除雪についての考え方は」などの質問が出され、「4階には市民は上げない計画であり、フェンスは考えていない」、「マイクロバスは東側の駐車場を使ってもらうほか、臨時に利用できる場所も用意される」、「雪対策については東側駐車場は機械除雪、庁舎周辺は地下水と機械を併用することで検討しており、井戸水を使って周辺に影響がある場合は機械で行う」と答えられていた。

市民検討会が初会合

2017-07-01 | 庁舎再編整備構想
既存庁舎等の利活用




 市役所既存庁舎および土地の利活用について地域住民の意見を聴き、計画策定の参考とする「市役所既存庁舎等利活用市民検討会」の初会合が6月27日、地域振興センターで開かれた。
 この検討会は、新庁舎建設および公共施設再編に伴い、市役所既存庁舎、土地の利活用について、周辺地域の活性化や周辺公共施設の効率的な利活用も含めて、地域住民の意見を聴き、計画策定の参考とするため6月から9月まで5回にわたり開かれるもので、メンバーは中学校PTA、既存庁舎所在地連合自治会長、建設業者会、商工会、コミュニティ協議会などから推薦された70人と一般公募による5人の合計75人。
 検討会では佐藤雅一市長が「それぞれの目線でこれからの公共施設のあり方を検討いただきたい」とあいさつ、検討会の趣旨やスケジュール、公共施設の現状と課題が説明された後、旧町村ごとの6つのグループに分かれてのグループワークが行われた。
 公共施設の課題と既存庁舎・跡地の利活用を検討内容としたグループワークの発表では、既存庁舎・跡地利活用について「交通アクセスが良いので道の駅のような物販の施設に(堀之内庁舎)」「一部民間に貸して活用を(湯之谷庁舎)」「庁舎に代わるコンパクトで色々と使える施設が欲しい(入広瀬庁舎)」「薮神駅に近いので、只見線を利用した活用を(広神庁舎)」などの意見が出されていた。

庁舎建設の市民対話集会始まる

2017-06-04 | 庁舎再編整備構想
基本設計について説明

 魚沼市では、新庁舎建設基本設計についての「市民対話集会」を市内6会場で開催することになり、その第1回目が5月30日、湯之谷公民館で開かれた。
 同市では、昨年度改訂した「魚沼市庁舎再編基本計画」を基に、「新庁舎建設基本設計(素案)」を作成したことから、基本設計に対する市民の意見を聴くために対話集会を開催することになった。
 第1回目の湯之谷公民館での対話集会は、今年度から市が開いている市政に関する「市民対話の日」との合同開催となり、会場には約20人の市民が集まった。
 集会ではまず、佐藤雅一市長が「市民対話の日も4会場目、新しい庁舎の方向性が出ましたので、これも併せて意見を伺いたい。市民から愛着を持っていただける庁舎にしたい」とあいさつした。
 続いて渡辺和雄財政課長から基本設計が説明され、新庁舎は地上3階建て、建物の形状は極力正方形に近づけ、1階の床面積を2階、3階より少なくする構造により雪国の雁木をイメージした外観となっていること、1階には交流エリアを兼ねた市民ロビー、総合窓口を含む執務スペース、市長室、市民相談室、2階には執務スペース、副市長室、会議室、3階には議場を中心とした議会関連スペース、執務スペース、会議室を配置ことなどが示された。
 説明を聞いた参加者からは「屋上の除雪、雪庇対策はどうなっているのか」、「この形状では耐震的に厳しいのではないか。もう少し雪のことを考えてほしい」などの質問や意見が出されていた。
 新庁舎基本設計に関する市民対話集会のこの後の日程は次のとおり。
▼6月5日=入広瀬庁舎3階多目的ホール▼15日=守門庁舎3階多目的ホール▼16日=広神コミュニティセンター3階講堂▼20日=小出ボランティアセンター1階多目的室(市民対話の日と合同開催)▼28日=堀之内公民館大ホール(同)時間はいずれも19時30分から

公共施設再編整備計画の素案

2017-03-19 | 庁舎再編整備構想
意見交換会で市民に説明


 魚沼市では、魚沼市公共施設再編整備計画(素案)についての意見交換会を3月6日から14日まで市内6会場で開催した。
 同市では、平成28年2月に庁舎も含めた公共施設等の総合的な管理に関する基本的な方針を定めた「魚沼市公共施設等総合管理計画」を策定、公共施設再編整備計画は総合管理計画で示された基本的な方針を実行に移すための具体的な方針と行動計画を定めるもので、その素案がまとまったことから市民の意見を聴くために意見交換会が開かれた。
 10日、小出ボランティアセンターで開かれた意見交換会ではまず、佐藤雅一市長が「それぞれの地域の思いがあって施設が建設されているので、その思いを無くさないようにしながら、将来的な負担も考えなくてはならない。忌憚のないご意見をいただきながら、これからの魚沼市をつくっていきたい」とあいさつした。
 続いて担当課から公共施設再編整備計画素案の概要や、直営、譲渡・貸付、指定管理または管理委託、解体または廃止など各施設の最終年方針や第1期計画として2020年までの短期目標スケジュールを示した再編整備アクションプランが説明された。
 説明後、会場の参加者からは「小出公民館解体後の小出公民館のあり方についてどう考えているのか。小出北部公民館に機能を移すのでなく前向きな議論を」「魚沼市には石器・土器、生活民具、古文書などの文化遺産があるので、公開して活用できる場を検討してほしい」「災害時に避難する場所は大事であり、補強して残せるものは残して欲しい」などの質問、意見が出されていた。
 また、6日に入広瀬地区で開かれた意見交換会では「庁舎についてはすぐにかいたいではなく、住民の利用頻度の高い事務だけでも残して欲しい」「小学校の一室を利用するなどして何か残して欲しい」などの声が聞かれていた。

庁舎再編基本計画改訂を説明

2017-02-27 | 庁舎再編整備構想

市内6会場で市民対話集会



 魚沼市では、庁舎再編整備基本計画の改訂に伴い市内6会場で「市民対話集会」を開催することにしており、その1回目が2月21日、市役所守門庁舎で開かれた。
 庁舎再編基本計画の改訂は佐藤雅一市長が市長選での公約としていた「雪国に合ったシンプルな庁舎」とするため行われるもので、市民対話集会はこの改訂内容を市民に説明するとともに意見交換するために開かれている。
 集会ではまず、佐藤市長が「これからの魚沼市の財政を考えるとランニングコストがかかり雪国に合わない庁舎を求めるべきでないという声が多く聞かれました。皆さん方とこれからしっかり対話をして、これから良い庁舎を造り上げていきたい」とあいさつ、これまでの経過なども説明された。
 続いて堀沢淳財政課長から基本計画の改訂について説明された。改訂の主な内容としては新庁舎に配置する部署の中から教育委員会を削除、堀之内庁舎に当面残し、将来的に新庁舎に集約することとしている。
 また、新庁舎の延床面積については1万平方㍍以内としていたものを、将来的な職員数等も踏まえ7千平方㍍程度としている。
 説明の後、集会の参加者からは「子どもの手帳などを申請する際は湯之谷庁舎、生まれた後は堀之内庁舎に行かなくてはならない。出来れば新庁舎で一緒にできるようにしてもらえれば子育て世代に優しい庁舎になると思う」、「庁舎一本化にあたり、北部振興事務所にもう少し権限と予算を与え、この庁舎で私どもに要望に応えられるよう進めてほしい」などの意見が出されていた。

庁舎再編基本計画を修正

2017-02-15 | 庁舎再編整備構想

21日から6会場で市民対話集会

 魚沼市では庁舎再編整備基本計画改訂に関する「市民対話集会」を2月21日から27日まで、市内6会場で開催する。
 庁舎再編基本計画の修正は佐藤雅一市長が市長選での公約としていた「雪国に合ったシンプルな庁舎」とするため行われるもので、庁舎の延床面積を1万平方㍍から7千平方㍍に縮小することや教育委員会の事務所を堀之内庁舎に残すことなどが主な修正内容となっている。
 対話集会は修正内容を市民に説明し意見を聞くもので、各回とも概ね時間程度を予定。事前の申し込みは不要。開催の日時と会場は次のとおり。
▼2月21日=守門庁舎3階多目的ホール(19時~)▼22日=入広瀬庁舎3階多目的ホール(同)▼23日=広神コミュニティセンター3階講堂(同)▼24日=小出ボランティアセンター1階多目的室(同)▼25日=魚沼市地域振興センター2階コンベンションホール(10時~)▼27日=堀之内公民館1階大ホール(19時~)

新庁舎建設市民ワークショップ

2016-08-07 | 庁舎再編整備構想
市民利用機能などを検討


新庁舎建設に市民の意見を反映させるための「魚沼市新庁舎建設市民ワークショップ」の2回目が7月30日、小出郷福祉センターで開催された。
 このワークショップは、新庁舎建設基本設計作成に当たり、主に市民が多く利用する共有空間部分などの活用方法について検討するもので、まちづくり、福祉、教育など市内の各種団体などからの42人と市内在住の高校生10人の合計52人で構成されている。今回は、前回試験のため参加できなかった高校生6人を含む38人が参加した。
 ワークショップではまず、会場近くの新庁舎建設地を視察し、設計者の石本建築事務所・千葉学建築計画事務所設計共同体から建物の大まかな配置などの説明を受けた。
 この日のワークショップでは、参加者が4つのグループに分かれて新庁舎に欲しい市民利用機能・空間等について検討。市民利用機能についてはコンビニ、ATM、食堂などが欲しいとに意見が多く出されたほか「中高生が学習だけでなく、息抜きに立ち寄れるスペースを」、「観光面では展示スペースがあった方が良い」、「情報発信スペースを」、「議場は、議会以外にも利用できるようにしてほしい」、「庁舎は良いものを造っても、ランニングコストがかからないように」などの意見があり、高校生のグループからは「WiFi、パソコンの利用出るスペースを」、「自由に出入りできるラウンジがあれば」、「学校から遠いため無料バスで来られるようにして」などの声が聞かれていた。
 このワークショップは12月17日まで7回にわたり開かれる計画で、次回は長岡市のアオーレ長岡を視察する。

新庁舎に住民の声活かそう

2016-07-03 | 庁舎再編整備構想


市民ワークショップ始まる



新庁舎建設に市民の意見を反映させるための「魚沼市新庁舎建設市民ワークショップ」が6月26日、小出ボランティアセンターで開催された。
 このワークショップは、新庁舎建設基本設計作成に当たり、主に市民が多く利用する共有空間部分などの活用方法について検討するもので、まちづくり、福祉、教育など市内の各種団体などからの42人と市内在住の高校生10人の合計52人で構成されている。ただし都合により高校生の参加は第2回目からとなっている。
 ワークショップではまず、小幡誠副市長が「単なる行政庁舎だけではなくて、市民から親しまれ、市民から使っていただける庁舎を目指したいことから、皆さんから7回にわたってご協議いただくことになりました。皆さんの意見をお聞きし設計に活かしていくことになります」とあいさつ、設計者の石本建築事務所・千葉学建築計画事務所設計共同体が紹介された後、今年3月の公募型プロポーザルで示された設計者の提案内容が説明された。
 この後は、メンバーが3つのグループに分かれて提案内容について意見交換を行い、その内容の発表では「新庁舎の機能については、1階に会議室が少ない。2階にももう少しあった方がいい」、「雁木テラスは冬場雪が吹き込むので開閉式の囲いを付けたらどうか」、「冬場の駐車スペースの確保が心配」、「市民活動ホールには展示スペース、調理場があった方が良い」、「冬に子どものあそび場として使えないか」、「庁舎の中に食堂をつくり地域の名産品などを提供しては」、「図書館を入れてほしい」などの意見が紹介されていた。
 このワークショップは12月17日まで7回にわたり開かれる計画で、次回は7月30日に行われ、長岡市のアオーレ長岡を視察する。





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魚沼市新庁舎設計者の選定

2016-03-13 | 庁舎再編整備構想
27日に公開で第2次審査



魚沼市では、新庁舎建設設計公募型プロポーザルの第1次審査を3月3日に行い5者を選定、27日には第2次審査としてプレゼンテーション、ヒアリングを公開で行う。
 同市では、技術力や実績、実施体制などを評価する公募型プロポーザル方式により、新庁舎建設の基本設計、実施設計を行う設計者の選定作業を進めている。
 選定作業は、明治大学理工学部建築学科教授の小林正美氏を委員長とした5人による新庁舎建設設計業務委託選定委員会により行われており、第1次審査では提案書を提出した16者から「株式会社類設計室東京事務所」、「石本建築事務所・千葉学建築計画事務所設計共同体」、「福地・上山・関本設計共同体」、「古市徹雄都市建築研究所・堀越英嗣ARCHITECT5設計共同体」、「株式会社SALHAUS」の5社を選定した。
 第2次審査は27日12時50分から魚沼市中央公民館(堀之内公民館)大ホールを会場に公開で行われ、第1次審査通過者5者による新庁舎建設の設計・デザイン案などのプレゼンテーションと選定委員によるヒアリングを実施する。また、会場には提出のあった全ての提案書の展示も行われる。
 なお、審査結果は28日に発表される。

新庁舎位置条例を可決

2016-03-08 | 庁舎再編整備構想

14人が賛成し魚沼市議会


魚沼市議会は2月定例会初日の2月23日本会議で、12月定例会に提案され継続審査となっていた「魚沼市役所の位置を定める条例案」を議会の3分の2以上が賛成し可決した。
 この条例案は、市が建設を予定している新庁舎の位置を「北部公民館隣接する市有地及びその周辺」とするもの。12月定例会に提案、審査を付託された庁舎再編整備特別委員会では「まちづくりをどうするのか市民には不安な点がある。市民を交えて話し合い結果を出すべき」などから継続審査となっていたが、2月18日の同特別委員会で採決が行われ、賛成多数で「原案のとおり可決すべきもの」との審査結果が出されていた。
 23日の本会議では、同特別委員会の審査結果が報告された後、討論が行われ「建設候補地を適地と考え、新庁舎建設にも賛成ですが、議会として住民要望や住民の懸念が払拭されるように設計者の働きかけ、基本設計で住民要望の実現や合意形成を見極めてから位置条例を可決すべき」などの反対討論、「この条例を可決しないと都市計画の用途変更を進めることが難しく、建設計画に重大な支障が出る」などの賛成討論が行われた後採決された。
 この議案は3分の2以上の賛成を必要とする特別議決。採決は議長を含む20人により行われ、このうち14人が賛成。出席議員の3分の2以上となり可決された。
 なお、条例案可決の後、①庁舎建設地の事前調査及び住民説明など事業実施に必要な事項を速やかに実施すること②建設に当たっては、将来を見据えた身の丈に合った庁舎の規模にすること③起債は、できるだけ将来負担を軽減するよう検討すること④庁舎設計の各段階で市民の意見を聞くことを求める付帯決議が出され、賛成多数で可決された。
 条例案可決後、大平悦子市長は「(新庁舎建設を表明した)一昨年9月から様々な壁があったが、これで新しい庁舎を、夢を持って語ることができる。これからもしっかりとやっていきたい」と話していた。
 一方、新庁舎建設に慎重な市民グループ「新庁舎建設検討市民会議」の早川知代表はこの結果を受け「基本設計も出来ていないのに可決するのはおかしい。市長リコールを含めた住民運動を今後検討したい」と話した。

新庁舎位置条例は継続審査

2015-12-20 | 庁舎再編整備構想

市議会庁舎再編整備特別委員会

魚沼市議会は12月15日、庁舎再編整備特別委員会を開き、今定例会に提案されていた「魚沼市役所の位置を定める条例案」を閉会中の継続審査とすることにした。
 同市では、新庁舎建設候補地の「井口小学校及びその周辺」、「北部公民館に隣接する市有地及びその周辺」、「アルプス電気(株)小出工場」、「小出郷福祉センター及びその周辺」、「広神庁舎及びその周辺」の5か所の中から、都市計画マスタープランなどまちづくりの視点、病院をはじめとした公共施設等、市民利用施設の集積度の視点、近隣住民の理解と協力の視点及び議員の意見等から総合的に判断した結果、『北部公民館隣接する市有地及びその周辺』を最適地として判断し、同定例会初日の4日に条例を提案、今定例会での可決を目指していた。
 この日の特別委員会で採決が行われるのか、継続審査にするのかが注目される中、委員会では冒頭、大平悦子市長が「この後、事務所の位置に関しての市民への更なる説明などは想定しづらく、また、本委員会での議論も出尽くした感があります。結論を先延ばしすることは、逆に市民に不信感を募らせることとなるのではないかと危惧しています。委員の皆様から賢明なご判断をいただきますよう切にお願い申し上げます」と発言した。
 この後の審議では「委員会での審議を積み上げてきた。建設や位置の方向性は議会の理解を得ている」、「一回の説明会で市民の理解を得られたと考えているのか」などの質疑が行われる中、「まちづくりをどうするのか市民には不安な点がある。市民を交えて話し合い結果を出すべき」と継続審査の動議が出され、採決の結果、議長と委員長を除く18人中、11人が継続審査に賛成した。
 同条例案の継続審査は21日の本会議で正式に決定される。

北部公民館隣接地が最適

2015-12-03 | 庁舎再編整備構想

新庁舎建設で市議会に報告



魚沼市の大平悦子市長は、11月25日に開かれた市議会庁舎再編整備特別委員会で、新庁舎建設の最適地として「北部公民館に隣接する市有地及びその周辺」を選定したことを報告した。
 同市では新庁舎建設候補地として「井口小学校及びその周辺」、「北部公民館に隣接する市有地及びその周辺」、「アルプス電気(株)小出工場」、「小出郷福祉センター及びその周辺」、「広神庁舎及びその周辺」の5か所を選定、評価調査を行うなどして選定作業を進めてきていた。
 この日の委員会では、大平市長が「都市計画マスタープランなどまちづくりの視点、病院をはじめとした公共施設等、市民利用施設の集積度の視点、近隣住民の理解と協力の視点及び議員各位の意見等から総合的に判断した結果、『北部公民館隣接する市有地及びその周辺』を最適地として判断しました」と報告した。
 また、酒井修企画政策課長から「北部公民館に隣接する市有地及びその周辺」を選定した理由について「人口集中地区に隣接し、市立小出病院や民間医療機関、新潟県魚沼地域振興局に近接し、行政機能の連携が今まで以上に容易に図られる」、「市立小出病院、北部公民館、子育て支援センター及び小出郷体育館等の不特定多数の市民が利用する施設が近接しており、駐車場の相互利用や多様な集会機能に対応できる」、「都市計画用途地域の第2種中高層住宅専用地域に指定されていることから、用途変更の手続きが必要であるが、地元等から新庁舎建設について協力する主旨の申し出もあり、用途変更の手続きについて近隣住民の理解が容易であると考える」など説明された。
 同市では、新庁舎建設候補地を絞り込んだことから、市役所の位置を定める条例を市議会12月定例会に提案することにしている。
 また、「魚沼市新庁舎建設位置に関する市民説明会」を12月13日10時から小出郷福祉センターホールで開催する。

魚沼青年会議所が討論会

2015-12-03 | 庁舎再編整備構想
庁舎再編で意見出し合う



一般社団法人魚沼青年会議所(星朋秀理事長)では「魚沼市庁舎再編計画についての討論会」を11月23日、小出ボランティアセンターで開催した。
 討論会は公開例会として開かれたもので、同会のメンバーと魚沼市内の商工会青年部の会員約40人が参加、大平悦子市長、皆川雄二県議、浅井守雄議長をはじめ多くの市議も出席した。
 会ではまず、星理事長が「庁舎再編計画について、皆さんの声を直接行政に届ける機会を設けたいと、この会を開催しました」とあいさつ。市企画政策課職員から庁舎再編基本構想や基本計画案についての説明が行われ、その後参加者が5つのテーブルに分かれて庁舎再編についての意見を出し合った。
 その後の発表では、「雨天、降雪時に子どもが思い切り遊べるスペースが欲しい」「図書館など高齢者が利用できるコミュニケーションの空間、学習スペースがあったらいい」「若手の起業家やベンチャー企業が優先的に使えるスペースがあれば、まちおこしにつながる」「日本一など誇れるものがあれば観光地化できるし、収益が得られる庁舎になる」「収益の上がる庁舎として雪蔵のシステムを導入して、収益を市民に還元する」「図書館、カフェ、コンビニなどを入れた複合的な庁舎に」「ランニングコストを下げるためにソーラーパネルや地下水熱の利用、雪冷房などを利用、環境にやさしい庁舎に」など様々な意見が出されていた。
 この日出された意見は、リストにまとめ市と市議会に提出されることになっている。

魚沼市議会が報告会

2015-11-08 | 庁舎再編整備構想
庁舎建設など意見交換



魚沼市議会では「議会報告会」を11月2、3の両日、市内6会場で開催、9月定例会の審議内容を報告するとともに庁舎再編整備などについて参加者と意見交換を行った。
 報告会は、議会改革の一環として、開かれた議会を目指して開かれているもので、今回もこれまでに開催したことがない会場で開催された。
 3日、小出武道館で開催された報告会には13人の参加者があり、森山英敏副議長があいさつした後、9月定例会の概要を報告、各常任委員会の委員長または副委員長から委員会での審査結果が報告された。
 引き続き参加者から質疑か行われ、市が建設を検討している木質バイオマス発電や柏崎刈羽原発で事故が発生した際の避難計画について質問された。
 また、この後は庁舎再編整備についての意見交換が行われ、参加者からは「合併特例債を財源に庁舎を建てることは良くない。今後、交付税が減ってくるので財政的に厳しく、将来に不安が残る」、「市民の意見が議会に反映されていない。住民投票をやるつもりはあるか」、「年内にも建設候補地が一本化されるという。造る、造らないを話し合う段階なのか」などの声が出されていたほか、市政について「魚沼市はお金を稼ぐ、自主財源を増やすことに目が向いていない。お金が足りなくなるのは当たり前。起業を市が一緒になってやっていく必要がある」との意見も出されていた。

中心市街地に新庁舎を

2015-10-17 | 庁舎再編整備構想

小出商工会が陳情


小出商工会(井口政秀会長)は「魚沼市新庁舎建設に関する陳情書」を10月13日、魚沼市に提出した。
 この陳情は、市民の利便性に優れた交通結節地に近く、地域活性化に資する中心市街地に市役所庁舎を建設してもらいたいとするもの。
 この日は井口会長はじめ正副会長3人が市役所を訪れ、大平悦子市長に陳情書を手渡した。
 同会では、「魚沼市総合計画では、中心市街地は賑わいづくりゾーンとして魚沼市地域活性化の牽引役を担うものと位置づけられており、市役所庁舎は市を代表するシンボルであり、街づくり地域活性化に大きな影響を与える」としている。また、小出庁舎跡地の活用も併せて要望された。
 陳情を受けた大平市長は「私たちも(庁舎を)造る際には、地域の活性化を考えていく必要があると思っています。小出庁舎については老朽化しているので取り壊しを考えていますが、その後のことはまだ決まっていません。地区として駐車場も必要なのでその点にも配慮した跡地利用を考えたい」と話していた。