魚沼WEBニュース

新潟県魚沼市や周辺市のニュース・情報をお届けします!週刊「魚沼WEBニュース」 ★★ 提携 「小出郷新聞社 」

市営スキー場再編計画示す

2009-12-18 | スキー場再編問題

須原以外は順次廃止へ
魚沼市

100_0212魚沼市は、市内に5つある市営スキー場のうち、須原スキー場に市の総合スキー場としての機能を集約し、その他のスキー場を順次廃止していく「魚沼市営スキー場再編計画書」を12月14日に開かれた市議会産業建設委員会に示した。
 同市では平成16年の合併以来、旧町村により運営されていた5か所のスキー場を引き継ぎ、市営スキー場として運営してきたが、スキー人口の減少、深刻な経済不況、余暇活動の多様化などから経営は厳しい状況で、毎年1億円前後の赤字を一般会計から補填している。このため全てのスキー場をこれまでと同様に維持していくことは極めて困難な現状にあり、財政負担の抑制に向けたスキー場の再編について検討し、このほど計画をまとめたもの。
 この日示された再編計画では、市内の他市営スキー場と比較して観光資源としての魅力が最も高く、生涯スポーツ施設としても活用できる須原スキー場を市の総合スキー場として機能集約していき、大湯温泉スキー場は平成22年3月末をもって廃止、薬師スキー場、小出スキー場、大原スキー場も平成23年3月末をもって廃止することにしている。
 機能集約が図られる須原スキー場についてもリフトやゲレンデの規模、機能を縮小して収支の改善を進めるほか、食堂部門やレンタル部門から順次民営化を進め、平成26年度からは索道事業を含めた全てを民営化するよう調整を進めることにしている。
 同市では来年1月から各スキー場関係者への説明会を開くことにしており、この日の委員会で大平悦子市長は「市営では5か所のスキー場を維持することができないのが現実。時間はかかっても、民営化といった残せる方法も含め関係者と話し合いたい」としていた。


特別警戒で出発式

2009-12-18 | ニュース

振り込め詐欺「声掛け訓練」も実施

100_6282「年末の犯罪を防止しよう」と、小出警察署では12月10日、特別警戒出発式と振り込め詐欺声掛け訓練を行なった。
 特別警戒出発式は同日が、12月31日まで実施される「年末における県民生活の安全・安心確保活動の強化」の初日であることから行なわれたもので、同署前にはパトカー14台と署員28人のほか、防犯のボランティア活動を行なっている本町・稲荷町老人クラブ「天寿会」の会員も参加した。
 出発式では藤木今朝司署長が「管内は広くコンビニや金融機関が60か所ある。寒さに臆することなく活動し、市民の安全と安心を守ってください」と訓示した後、署員はパトカーに分乗し次々とパトロールに出発して行った。
100_6295また、同日は本町の第四銀行小出支店で振り込め詐欺の被害防止のための行員による「声掛け訓練」も実施された。
 振り込め詐欺の手口は、依然として金融機関等からの送金が占める割合が高いため、被害防止の最後の砦である金融機関の窓口で、いかに被害者を見極め、積極的に声を掛けるかを訓練するもの。
 訓練では、犯人の指示により「リフォーム代金を振り込みたい」と窓口を訪れた小出署員扮する被害者に窓口の行員が声を掛け、リフォーム代金と偽って振り込ませる事例があることを教えながら落ち着かせ、もう一度本人に確認することを促すまでを本番さながらに行っていた。


「が~まるちょば」の舞台満喫

2009-12-18 | ニュース

魚沼市内の中学1年生

100_6329世界的に活躍するサイレントコメディー・デュオ「が~まるちょば」の公演が12月10、11の両日、小出郷文化会館で行なわれ、11日の魚沼市中学一年生招待公演では市内の中学1年生約450人が爆笑の舞台を楽しんだ。
 「が~まるちょば」はパントマイム2人組。言葉をいっさい使わずに観客を笑わせ、涙を誘うパフォーマンスが海外でも評価され、これまでに26カ国、200以上のフェスティバルに招待されている。
 市内の中学1年生のために行なわれたこの日の公演では、まずカバンなどの小道具を使った芸が披露され、生徒たちとの絶妙のやり取りも交えて会場を大いに笑わせ、後半の無声演劇でも二人が次々と役柄を変えて繰り広げる笑いの世界が生徒たちを大いに楽しませていた。


「かけはし」に液晶テレビ寄贈

2009-12-18 | ニュース

第一生命労働組合長岡支部

100_6307第一生命労働組合長岡支部では地域貢献活動の一環として12月11日、魚沼市吉田の障害児者生活支援センター「かけはし」に32型液晶テレビを贈呈した。
 同支部では社会貢献活動として、平成4年から組合員からの募金で現金や希望物品を地域の福祉施設などに寄贈しており、今年は募金にチャリティバザーの収益、会社からの支援を合わせ、7か所の施設に物品を贈ることになった。
 この日は、舘小路裕範・営業職支部委員長らが「かけはし」を訪れ、寄贈されるテレビの前で山之内宏センター長に目録を手渡した。
 目録を受け取った山之内センター長からは「立派なテレビをいただいて有り難い。障害児のデイサービスや放課後支援を行なっている場所のテレビが古くなったので、そこで有効に活用させてもらいます」とお礼が述べられていた。


飲酒運転の根絶に協力を

2009-12-18 | ニュース

飲食店訪問し呼びかけ

100_6356飲酒の機会が多くなる年末の飲酒運転を防止しようと、魚沼市交通安全協会と魚沼市、小出警察署では、管内の飲食店に対する訪問活動を12月11日に実施した。
 この活動は、11日から20日まで「冬の交通事故防止運動」が実施されるのに合わせて行われたもの。管内の飲食店を協会員と市職員、署員がいっしょに訪問し、ポスターや卓上ミニフラッグなどを配布、酒を飲んだ人が車を運転して帰ることのないように、店の人からも気をつけてもらうよう呼びかけた。
 活動には約50人が参加。広神コミュニティセンターで行われた出発式では貝瀬会長が「飲酒運転の反社会性を訴えるための活動です。店の方にお願いして、飲んだら代行を利用するなど呼びかけてください」とあいさつ。
 参加者を代表して交通安全協会広神支部副支部長の関矢良憲さんが「飲酒運転は絶対しない。また、運転する人に酒をすすめないよう、私たちはこれから飲食店を訪問し、飲酒運転根絶を呼びかけてまいります」と出発にあたっての決意を述べた。
 この後は参加者が14班に分かれて出発。市内の飲食店約170店を訪問し酒運転根絶への協力を呼びかけた。


伊勢神宮少宮司の書

2009-12-18 | ニュース

栃の木の衝立に収め披露
清水川辺神社

100_6373神社界の重鎮、伊勢神宮の高城治延少宮司の書が、このほど魚沼市小出島の清水川辺神社の栃の木の衝立に収められ、大晦日には関係者にお披露目される。
 伊勢神宮の少宮司は、祭主、大宮司に次ぐ地位の人で、民間からの宮司では最高位となる。
 栃の木の衝立に収められた高城少宮司の書は、清水川辺神社の氏子総代である小出島の櫻井文壹さんに贈られた物。
 日本全国約8万社の神社を包括する神社本庁の理事を高城少宮司が、監事を櫻井さんが務めていることから、櫻井さんが依頼して書いてもらったもの。
 「神社に置いて多くの人から見てもらいたい」という櫻井さんの希望で、小出諏訪町にあった栃の大木で今年作られた衝立に収めて披露されることになった。
 書かれている「百祥」は「幸多かれ」という意味。清水川辺神社の田中秀孝宮司は「私たちはなかなかお会いする機会もない方の書であり、天皇陛下ご即位20年、神宮の宇治橋架け替えの記念に、素晴らしい宝物ができました」と喜んでいた。


第5回弥彦干支展

2009-12-18 | お知らせ

仲丸貴継さんの作品展示

魚沼市田中の仲丸貴継さんと弥彦村の書道家・田中藍堂さんの二人展「第五回弥彦干支展」が12月19日から1月26日まで弥彦村の「ギャラリーうさち」で開かれる。
 仲丸さんは陶芸やデザインなどの創作活動を行っておりユニークな作品も多い。作品展では仲丸さんの陶芸作品や絵、田中さんの書を展示する。時間は9時から17時、水曜定休。同ギャラリーは笹屋菓子舗に併設。


鍋や伊達巻に挑戦

2009-12-18 | ニュース

男性のための料理教室

100_6359魚沼市食生活改善推進員協議会では「男性のための料理教室」を12月14日、小出ボランティアセンターで開催、参加者が海苔巻きやキムチ鍋づくりに挑戦した。
 この教室は「男性が楽しく料理をすることで、家庭で育児や介護をやりやすい環境をつくってもらおう」と同協議会が今年7月から行なってきているもの。月1回の開催で、これまで30歳代から70歳代までの男性が毎回10人以上参加し、料理を楽しんでいる。
 今回挑戦したのは「かんたん海苔巻き」「豆腐とタラのキムチ鍋」「三色なます」「伊達巻」など。師走の忙しさからか、参加者はいつもより少なくなったが、エプロン姿の参加者たちは、同協議会員の指導を受けながら丁寧に作業を進め、昼食時には試食を行なって自分たちで作った料理での確認していた。
 「米の研ぎ方から始まった教室ですが、今では郷土料理にも挑戦しており、カロリー、栄養のバランスも考えたメニューは参加者から喜んでもらっています」と同協議会員は話していた。


「魚沼方言かるた」を販売

2009-12-18 | ニュース

読み句は公募で選ばれた45句

100_6378長い間魚沼地域で使われてきた方言を残し、次世代に伝えていこうと魚沼市文化協会が取り組んできた震災復興祈念「魚沼方言かるた」が完成、販売を開始した。
 方言かるたは、読み札の言葉を広く市民から募集し、絵札は小出郷文化会館の日本画講座の講師を務めている田中博之氏に依頼して制作された。
 読み句は、魚沼市在住、魚沼市出身または魚沼市内に勤務している人を対象に募集したところ2818点の応募があり、同協会が「足半(あしなか)と ふうこうかぶりで 盆踊り」など、かるたの読み札に使う45点を選定した。
 かるたは限定で3000個作られ、販売価格は1セット2000円。取り札の裏には読み句の説明も添えられているほか、読み手のCDが同梱されていて、1人でも楽しむことができる。また、魚沼市の各地に伝わる昔ばなし6話を収めたCDも付いている。
 小出郷文化会館をはじめ、市内の公民館、書店などで販売中。


子宮剄がんワクチン接種

2009-12-18 | 子宮頸がんワクチン公費助成

全国に先駆け魚沼市が公費助成

魚沼市の大平悦子市長は、「予防できる唯一のがん」といわれる子宮剄がんのワクチン接種公費助成を平成22年度から行なう考えを明らかにした。12月10日に行なわれた市議会定例会の一般質問で答えたもの。
 子宮剄がんは、子宮の入口にできるがんで、主にヒト・パピローマウイルス(HPV)感染が原因。日本においては毎年7000人の女性が新たに子宮剄がんと診断され、毎年2500人が亡くなっており、特に20から30代の発症率の増加が顕著になってきている。
 子宮剄がんワクチンは、頸がんの原因の約7割を占める2種類のHPVの感染予防が期待できるもので、2006年6月に米国で初めて承認されて以来、世界100カ国以上で使われており、日本でも厚生労働省が今年9月に承認、近く販売が開始されることを受けて、同市では接種の公費助成の方針を決めた。
 ワクチンは3回の接種が必要で、多くの国では12歳を中心に9歳から14歳で接種が開始されている。費用は全額個人負担であると3~4万円となる。
 大平市長はこの日の議会で「全国初のことなので先行自治体もなく、今後の検討課題は多いが、安全な接種を行ないたい」と述べるとともに、議会後、対象年齢や接種の方法、助成の仕方など具体的ことはこれから検討することになるや、希望制で行なわれることから保護者への説明も課題となると話していた。


人権尊重思想の普及を

2009-12-11 | ニュース

擁護委員がチラシ配布

100_6134_212月4日から10日は「人権週間」であり、魚沼市でも6日に人権擁護委員が街頭に立ち、チラシなどを配布して人権尊重を呼びかけた。
 人権週間は、1948年12月10日の国際連合第3回総会において世界人権宣言が採択されたことを記念して、49年に法務省と全国人権擁護委員連合会が12月10日を最終日とする1週間を人権週間と定め、人権尊重思想の普及、高揚のための啓発活動を全国的に展開している。
 この日は市内の人権擁護委員10人が井口新田の原信小出東店の店頭に立ち、買い物客にチラシや、人権イメージキャラクター「人KENまもる君」「人KENあゆみちゃん」のストラップなどを手渡して人権週間の周知を図った。


伝統芸能など堂々と披露

2009-12-11 | ニュース

魚沼子ども芸能祭

100_6149100_6154100_6172第2回「魚沼子ども芸能祭」が12月6日、小出郷文化会館大ホールで開催され、市内の子どもたちが日ごろの練習の成果を発表した。
 「子ども芸能祭」は伝統芸能等の場で活躍している子どもたちを一堂にステージに登場させようと、昨年初めて開かれたもので、2回目となる今回は市内の13団体から21の芸能が披露された。
 学校統合により来春閉校となる東湯之谷小学校のリズミカルな「銀山太鼓」「佐梨川太鼓」の演奏で幕を開けた芸能祭では、市内に伝わる「広大寺」「こまか広大寺」などの踊り、国指定の無形民俗文化財「大の阪」、「両津甚句」「十日町小唄」などの民謡、よさこいソーラン等が次々と披露され、会場の父母ら約700人の観衆から盛大な拍手が送られていた。


今月から冬期閉館

2009-12-11 | お知らせ

佐藤家と目黒邸資料館

100_0827魚沼市大倉の国重要文化財「佐藤家住宅」と須原の目黒邸資料館は12月1日から冬期閉館に入った。
 佐藤家住宅は、今から約250年前の元文3年(1736年)に建てられた農家で、豪雪地に分布する中門造りの形式を持つ民家の初期の遺例として価値が認められている。来春は雪が消え次第オープンの予定。
 なお、目黒邸は冬期間も通常通り見学できる。


記者日記

2009-12-11 | 小出郷新聞コラム

今年も残すところ3週間足らずとなってきた。筆者の今年一年の印象的な出来事を思い起こすと、まず、その一つはNHK大河ドラマ「天地人」の放映。「天地人」放映の県内への経済波及効果は200億円余ともいわれ、直江兼続の出身地、南魚沼市ではこの千載一遇のチャンスを活性化につなげようと積極的に取り組み1月から開催されてきた「愛・天地人博南魚沼」には目標をはるかに上回る40万人を超える来場者が訪れているのをはじめ、兼続ゆかりの観光地は賑わいを見せた。魚沼市ではこの恩恵にあまり浴することはなかったが、8月23日の「天地人紀行」では上杉景勝が国替えにあたり会津へ下見に訪れた際に目黒家が拝領した盃などが紹介され、9月26日に魚沼市で撮影されたシーンが11月22日の最終回で放映された▼佐渡で昨年放鳥されたトキの飛来も魚沼市内に話題を提供してくれた。▼そしてトキといえば、今年はトキめき新潟国体の開催年。2月の冬季大会では十日町市へ行ってクロスカントリー競技を取材。小出高校の選手をはじめ地元選手の活躍に心を躍らせた▼9月26日からの本大会では魚沼市はバレーボール成年男女9人制の会場となっており、小出郷総合体育館(男子)と堀之内体育館(女子)を競技会場に10月2日から5日まで競技が行なわれた。期間中は何度となく両会場を往復し、国体の雰囲気を肌で感じた。予選を勝ち抜いてきた各県チームの熱戦は見応えがあった▼そして、このほどもう一つ新潟にとって特別な年となったのが、夏の甲子園だ。日本文理高校の快進撃と強靭な粘りは感動ものだった。9回表の猛攻には胸が踊った。見事な準優勝であり何とも夏らしくなかった今年の新潟の夏を一気に熱く燃えさせてくれた▼もちろん。こんな楽しいことばかりではなかった1年ではあるが、長引く不況、それに伴う深刻な雇用状況、連日報道される凶悪事件という世相の中、「今年の新潟は面白かった」と振り返りたい。