「秋物語」に首都圏から28人参加
魚沼市の秋のイベントや味覚、尾瀬を楽しむツアー「魚沼秋物語」が9月21日から23日までの2泊3日の日程で行われ、首都圏の人たち28人が魚沼市を訪れた。
このツアーは四季折々の魚沼の自然やイベント、味覚などを通して都会との交流を図ろうとNPO法人魚沼交流ネットワークが行なってきているもの。
2泊3日6食と魚沼市までのバス代を含めて1人2万9千円という参加費の安さも手伝って魚沼市と友好関係にある東京・豊島区や神奈川県横浜市などから夫婦などが参加した。
ツアーは3日間で小出郷文化会館が行なっているサロンコンサートや尾瀬・奥只見の自然を楽しむ内容で、初日の21日夜には折立温泉で地元の人たちとの交流会も開かれた。
ツアー参加者や地元関係者約60人が参加した交流会では同法人の櫻井俊幸理事長が「今日は魚沼のごっつぉを堪能してください。皆さんとの出会いを大切に交流を深めていきたい」とあいさつ。
会場には折立地区温泉組合らが腕を振るった郷土料理がずらりと並び参加者は料理に舌鼓を打ちながら交流。交流会では来年の大河ドラマ「天地人」の主人公・直江兼続と妻のお船を題材にした新作講談「お船の物語」が講談師の田辺銀冶さんにより初演された。講談は原作の中で出てくる兼続とお船が大湯温泉に向かう途中、雪崩に遭遇する場面を中心に幼少期のエピソードなども織り込まれた物語。尾瀬や湯之谷の名所も次々と登場する内容が地元の人たちを大いに喜ばせていた。