七日市の大桃貴美子さん
魚沼市七日市の大桃貴美子さん(71)は句集「堅香子」を出版した。
この句集は新潟日報読者文芸欄の入選句240句を一冊にまとめたもの。
大桃さんは、長女を病気で亡くした大きな悲しみ中、父親の勧めもあって俳句を始めた。保母を勤める中で子どもたちのことを詠み新潟日報俳壇や本紙へ投句、日報俳壇の選者を務めた加藤楸邨主宰の「寒雷」、野沢節子主宰「蘭」、黒田杏子主宰「藍生」の会員となり、魚沼の四季を詠み続けてきた。
日報俳壇賞では、これまでに入賞1句、秀逸3句、佳作10句が選ばれており、入選句が240句となったのを機にその句を一冊にまとめることになった。
句集には大桃さんの句とともに選者の評もそのまま掲載されている。「選者の先生が精魂込めて書かれた評には俳句の真髄が表されているので、俳句の鑑賞の仕方がわかります。私の句もさることながら多くの方々から評を読んでいただければ」と大桃さん。巻頭にはご主人の久夫さん(74)が担当した家族写真などが彩りを添えている。
句集についての問い合わせは大桃さん(〒946-0071魚沼市七日市716-1)へハガキで。