9月から3回に渡って、分とく山で開催された
だしソムリエ協会 「だしと料理」専門コース(日本料理編)も
今日が最後の授業となりました。
野崎先生には、主にトマトだしのとり方と
20分でとれるラーメンスープのとり方を教えていただきました。
では、本日のお料理をご覧ください。
●蟹菊花寄せべっ甲あん
●トマト雑煮
●翁和へ(おきなあえ)
鮃、帆立、海老に炒ったとろろ昆布をまぶしたもの。
●干し椎茸と高野豆腐の煮物
●和風ローストビーフ
●鶏ラーメン
●豆乳黒豆プリン
中から大粒の黒豆が顔を出します。
野崎先生は、こうおっしゃいました。
「和食が世界無形文化遺産に登録されましたが、
これは喜んでいる場合ではありませんよ。
遺産と言うのは、『無くなりそうだ』ということですから」
和食は、世界でも類を見ない品格を持った食文化です。
器の種類も、漆器、磁器、陶器など多種に渡り、
またそれを季節に合わせて、変えていきます。
黒潮がかつお節を作り出し、
寒流が昆布を作り上げます。
そんな自然の恵みが、日本人の食と精神を支えてきました。
一生関わっていく「食」だからこそ、
自分にとって、だしとは何なのか、
うまみをどう感じるのか、
自分で判断するしっかりとした「舌」で
和の食文化を大切に守っていきたいと思います。
野崎洋光先生、ありがとうございました。
また、いつの日かお目にかかれますように。
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