”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

喜んでいる場合ではないと思った

2015-11-18 21:22:10 | だし

9月から3回に渡って、分とく山で開催された

だしソムリエ協会 「だしと料理」専門コース(日本料理編)も

今日が最後の授業となりました。

  

野崎先生には、主にトマトだしのとり方と

20分でとれるラーメンスープのとり方を教えていただきました。

  

  

 

では、本日のお料理をご覧ください。

 

●蟹菊花寄せべっ甲あん

 

  

 

●トマト雑煮

 

  

  

●翁和へ(おきなあえ)

 

鮃、帆立、海老に炒ったとろろ昆布をまぶしたもの。

  

  

●干し椎茸と高野豆腐の煮物

 

  

  

●和風ローストビーフ

 

  

  

●鶏ラーメン

 

  

  

●豆乳黒豆プリン

 

  

中から大粒の黒豆が顔を出します。

 

  

  

野崎先生は、こうおっしゃいました。

「和食が世界無形文化遺産に登録されましたが、

 これは喜んでいる場合ではありませんよ。

 遺産と言うのは、『無くなりそうだ』ということですから」

  

和食は、世界でも類を見ない品格を持った食文化です。

器の種類も、漆器、磁器、陶器など多種に渡り、

またそれを季節に合わせて、変えていきます。

  

黒潮がかつお節を作り出し、

寒流が昆布を作り上げます。

そんな自然の恵みが、日本人の食と精神を支えてきました。

  

一生関わっていく「食」だからこそ、

自分にとって、だしとは何なのか、

うまみをどう感じるのか、

自分で判断するしっかりとした「舌」で

和の食文化を大切に守っていきたいと思います。

  

野崎洋光先生、ありがとうございました。

また、いつの日かお目にかかれますように。

  


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