”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

VEGETAと野菜の保存

2010-12-04 14:26:49 | 野菜

野菜講座や料理教室で一番多く聞かれることは、

やはり野菜の食べ方ですが、次に多いのが保存法についてです。

野菜は、収穫後も生きていますから、

呼吸と蒸散をできるだけ抑えてあげられる環境なら、

長生できるはず。

そして、そのように作られているのが冷蔵庫の野菜室です。

しかし、何でもかんでも野菜室に放り込めばいいというものではなく、

収穫前の畑と同じような状態で保存するのが一番です。

でも、こんな声も・・・。

「ウチの冷蔵庫の野菜室では、ほうれん草や水菜を

 立てたまま保存なんてできません。」

おっしゃる通りです。

年式によっては、野菜室の高さが20cmないものもありますね。

そんな時、野菜ソムリエ仲間から東芝のVEGETAのことを聞き、

家電にうとい私ですが、量販店に行ってきました。

Img_0496

野菜室は、95%という高湿度で保たれ、

ナノより小さなピコ除菌なるもので清潔に保たれるから

鮮度が長持ちするらしい・・・

10日間保存した苺も、採れたてのように美しいです。

で、驚くことに栄養素もUP!?

・ほうれん草・・・4時間後にビタミンCが27%UP

・にんじん・・・3日後にビタミンAが22%UP

・なす・・・3日後にポリフェノールが14%UP

さらに、下茹でなしで野菜を冷凍保できるとか・・・。

良いことずくめのように思えますが・・・。

でも、冷蔵庫は魔法の箱ではありません。

鮮度が長持ち、下茹でなしの冷凍保存と言っても、

一生もつわけではないし、冷凍保存に向かない野菜もあります。

栄養素も増え続けるわけではないでしょう。

野菜は生鮮食料品なのですから、

できるだけ早く食べきるということは変わらないはず。

でも、その「できるだけ」にちょっと幅ができることで

野菜を捨てる量が減り、家事が楽しくできるようになれば

それはそれで、大きな進歩なのかもしれません。

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