野菜講座や料理教室で一番多く聞かれることは、
やはり野菜の食べ方ですが、次に多いのが保存法についてです。
野菜は、収穫後も生きていますから、
呼吸と蒸散をできるだけ抑えてあげられる環境なら、
長生きできるはず。
そして、そのように作られているのが冷蔵庫の野菜室です。
しかし、何でもかんでも野菜室に放り込めばいいというものではなく、
収穫前の畑と同じような状態で保存するのが一番です。
でも、こんな声も・・・。
「ウチの冷蔵庫の野菜室では、ほうれん草や水菜を
立てたまま保存なんてできません。」
おっしゃる通りです。
年式によっては、野菜室の高さが20cmないものもありますね。
そんな時、野菜ソムリエ仲間から東芝のVEGETAのことを聞き、
家電にうとい私ですが、量販店に行ってきました。
野菜室は、95%という高湿度で保たれ、
ナノより小さなピコ除菌なるもので清潔に保たれるから
鮮度が長持ちするらしい・・・
10日間保存した苺も、採れたてのように美しいです。
で、驚くことに栄養素もUP!?
・ほうれん草・・・4時間後にビタミンCが27%UP
・にんじん・・・3日後にビタミンAが22%UP
・なす・・・3日後にポリフェノールが14%UP
さらに、下茹でなしで野菜を冷凍保存できるとか・・・。
良いことずくめのように思えますが・・・。
でも、冷蔵庫は魔法の箱ではありません。
鮮度が長持ち、下茹でなしの冷凍保存と言っても、
一生もつわけではないし、冷凍保存に向かない野菜もあります。
栄養素も増え続けるわけではないでしょう。
野菜は生鮮食料品なのですから、
できるだけ早く食べきるということは変わらないはず。
でも、その「できるだけ」にちょっと幅ができることで
野菜を捨てる量が減り、家事が楽しくできるようになれば
それはそれで、大きな進歩なのかもしれません。
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