UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

湖畔城下町旧東海道筋魔除け深訪記・・・

2017-11-07 01:41:27 | 日記

いつもどうでもいい写真をお見せしてご迷惑をおかけしておりますが、迷惑ついでに今日はまず写真をクリックしてご覧くださるようお願いいたします。

旧東海道筋に面している古い民家の軒先を撮ったものです。軒下に奇妙なものが鎮座していりますね。高さ1メートルほどの石の柱が二本、軒下に屹立しております。これはいったい何でありませう?お分かりになるでせうか・・・すぐに正解が分かった方には何かご褒美を差し上げる所存でありますが・・・・

ヒマ人GGIのことだから、何か新種の超芸術トマソン物件ではないかと思われるかもしれませんが、さにあらず。この物件、幸か不幸か、トマソン物件の定義には当てはまりませぬ。参考のために超芸術トマソン物件の定義をウィキペディアさんから引用して以下に記しておきます

《赤瀬川原平らの発見による芸術の概念。不動産に付属し、まるで展示するかのように美しく保存されている無用の長物。存在がまるで芸術のようでありながら、その役にたたなさ・非実用において芸術よりももっと芸術らしい物を「超芸術」と呼び、その中でも不動産に属するものをトマソンと呼ぶ》

今日の写真に登場している二本の石の柱は不動産に付属するものでありますが「無用の長物」なんかではありませぬ。実際に今も役に立っているのです。したがいまして、断じてトマソン物件なんかでありませぬ。れっきとした実用物であります。

どのように実用であるのか、もったいぶらずにはっきり申し上げます。実はこの二本の石柱はある種の魔除けであります。では、どのような魔を除けるためのものであるの。実は、この二本の石柱は、「来る魔」いう魔を除けるためのものなのです。

「来る魔」とは何のとだ、意味不明ではないかとおっしゃる方は、しっかりオツムを働かせてください。来る魔=車であります。つまり、道を走る車が道端の民家に突如襲いかかってくるという摩を防ぐためのものなのです。

すなわち、この二本の石柱は車除けであります。旧街道筋を走る車が軒先をひっかけたりしないように、この二本の柱が民家を守っているのです。旧東海道は本来車が通るための道ではありませぬ。したがって道幅は狭く、一車線少々の幅しかありませぬ。このため無謀運転やよそ見運転の車が、とりわけこの狭い道で江戸の方へと向かう車と京の都の方へ向かう車がすれちがうときに、民家の軒先をひっかけて破壊しかねないのです。今様の住宅とは異なり、古い民家の軒先は低いため、このような間が突然やってきて住民に迷惑をかけかねないのです。このための専守自衛策が「来る魔除け」なのです。

街道筋にこの写真の他にもスタイルが異なるも来る魔除けが存在しています。その例を以下に示します

いちばん正統派の魔除けのはドライバーに注意を喚起する立て看板です。軒下に「屋根注意」と記された看板が立てられており、「お主、これが目に入らぬか」と主張しております。この立て看板をご覧になりたい方は以下のサイトをどうぞ(このサイトはGGIの先代の日記です)。添えられている写真をしかとご観察ください。「立てカン式来る魔除け」と言ってよいでありませう。

http://blog.goo.ne.jp/yossarian/e/cb0a6dfbff4a0d48de7f13637756b08e

次の例はやや凝ったと申しますか、一見したところ、これは何のためのものであるか、これこそまさにトマソン物件ではないかと思われねない魔除けであります。

このヘンな魔除けをご覧になりたい方は以下のサイトをごらんくださいませ。

http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20150619

写真をご覧になるとおわかりなるように、古い立派な民家の軒下に自転車が一台止められています。少なくとも、ここ数年、止めっぱなしであります。この自転車、よく見ますと錆びついておりかなり古びています。そのうえ、針金かひものようなもので民家の一角にしっかりと固定されております。

この民家の主、このようにいつも家の前に自転車を停めておけば、「あっ、あそこに自転車が停まっている」と、通りかかった車は自転車除けて通るであろう、そのことにより軒先にひっかけられるのを防げるであろうと祈願しているのでありませう。手の込んだ来る魔除けであります・・・

三番目の例は考えようによっては少し手抜きではないか、簡便すぎるのではないかと思われる魔除けであります。まずは以下のサイトの写真をご覧くださいませ。これもGGIの先代による日記であります

http://blog.goo.ne.jp/yossarian/d/20091207

真っ白の手ぬぐいが軒先に吊るされていますね。GGI、はじめはこの手ぬぐい、何のためにぶら下がっているのか理解に苦しんだのでありますが、鋭意研究に尽力した結果、これは「来る魔除け」の新種であるという結論に達しました。ドライバーに向かって「お主、この真っ白の手ぬぐいが目に入らぬか、ここは我が家の軒先であるぞよ」というわけでありませう。

しかし、この結論に達したのは何年も前のことであり、今はこの真っ白だった魔除け白手ぬぐいは排気ガスなどで汚れ果て灰色と化しております。さらに申し上げますと、この手ぬぐい、実は自転車が置いてある同じ民家の軒先にぶら下がっているのであります。二種類の魔除けで防備するとは、この立派な民家、過去によほど苦い思いをしたことがあるのでありませう・・・

みなさんも来る魔にくれぐれもご注意くださいませ

なもあみだぶ、なもあみだぶ、なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!