■ 11月の読了本は7冊。
『巨人たちの星』ジェイムズ・P ・ホーガン(創元SF文庫2017年46版)
第一作『星を継ぐもの』と第二作『ガニメデの優しい巨人』に続く作品。この三部作に続く『内なる宇宙』も創元SF文庫に収録されているから、いつか読みたい。『巨人たちの星』は描写されている場面を具体的にイメージすることがなかなかできなかった。内容を理解することが難しく、読了するのに何日もかかった。
『本所おけら長屋 十五』畠山健二(PHP文芸文庫2020年第1版第1刷)
涙あり、笑いありの人情時代小説。人気シリーズで累計117万部突破の人気シリーズと帯にある。何巻まで続くのか分からないが、これからも刊行される度に読むつもり。
『水都 東京 地形と歴史で読みとく下町・山の手・郊外』陣内秀信(ちくま新書2020年第1刷)
『庚申信仰』平野 実(角川選書1969年初版)
庚申信仰に関する基礎的な知識を得ることで、庚申塔観察がより深まることを期待して読んだ。庚申塔について具体的に論じた第三章は特に有益だった。
『四国遍路の世界』愛媛大学四国遍路・世界の巡礼研究センター編(ちくま新書2020年第1刷)
全15講から成る四国遍路講座。15人の講師が自身の専門領域から四国遍路について講じている。八十八ヶ所すべてを巡ることは叶わないだろうが、いくつかの霊場にはお参りしたいと思う。
『日本語の奥深さを日々痛感しています』朝日新聞校閲センター(さくら舎2020年第1刷)
朝日新聞朝刊のコラム「ことばの広場」「ことばのサプリ」に掲載された記事を書籍化したもの。新たに生まる言葉、変化する言葉をどのように捉え、どのように理解するか。
『つゆのあとさき』永井荷風(岩波文庫2020年第35刷)
荷風を岩波文庫で読む。いいねぇ。
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