■ 今日は大晦日、今年も残すところあと半日となった。読んだ本から今年の3冊を選んだ。
『夜明け前』 島崎藤村/新潮文庫
作家加賀乙彦が日本の近代小説の白眉と評した長編。江戸から明治へと大転換した日本、その激動の時代を木曽は馬籠の人たちはどう生きたか。 この小説を読むのは3回目、かな。
『木精(こだま)』 北 杜夫/新潮文庫
繰り返し6回も読んだ小説は他にない。北 杜夫の作品の大半を読んだが、この作品が一番好き。
『道路の日本史』 武部健一/中公新書
奈良時代から平安時代にかけて既に全国的な道路網が整備されて、それが現代の高速道路網とかなり重なっていることを本書で知った。これには驚いた。「道路の歴史」というテーマに興味を覚えた。