透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

ブックレビュー 1512

2015-12-31 | A ブックレビュー


『見知らぬ国へ』 北 杜夫


『余寒の雪』 宇江佐真理


『春の城』 阿川弘之


『葭の髄から』 阿川弘之

今年最後のブックレビュー、12月に読んだのはこの4冊。

宇江佐真理さんの作品を読むのは初めて。表題作「余寒の雪」は読者の誰もが予想する結末だが、読み進んで涙ぐんでしまった。人情物は好い。早世されたのは悲しく残念なこと。

阿川弘之氏のエッセイ集「葭の髄から」 きちんと自分の考えというか見解を述べること。こう書いて「自反而縮雖千萬人吾往矣 みずからかえりみてなおくんば、せんまんにんといえどもわれゆかむ」 という諏訪清陵高校の校訓を思い出した。


今年はあまり本を読まなかった。それだけ他にすることがあった、ということだろう。来年はどんな本と出合うことができるだろう・・・。楽しみ

 


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