1386 群馬県利根郡みなかみ町入須川 奥平集会所 1本柱(魚骨タイプ)撮影日2022.08.31
■ 前稿の火の見柱から須川川沿いに10Kmほど奥にある奥平集落にも木造の火の見柱があることをやはり群馬のヤグラー・長井さんのFBで知った。奥平は須川川の左岸の急な斜面にある集落、ストリートビューが撮影に入っていない。場所を特定する手がかりは奥平集会所。みなかみ町のハザードマップにこの集会所が表示されているのをネットで見つけた。衛星写真上に避難所などを表示したマップとグーグルアースを比べて、地形の様子なだからおよその見当をつけておいた。その場所をカーナビにセットして大塩公民館前の火の見柱を後にした。
奥平集落の直前まで進んだところで、車を停めた。「えっ、この急な坂を上るのか・・・」 日常的に車が通っているとは到底思えない細くて急な道だったがここで引き返すわけにはいかない。意を決して上って行った。写真を撮らなかったのは残念。別のルートがあることは帰りに分かった。農作業で軽トラックしか通らないような道を上ってしまったようだ。
左側の建物が奥平集会所 火の見柱は集会所の敷地内に立っている。
長井さんが「魚骨タイプ」と呼ぶこの火の見柱。なるほど。言い得て妙な表現だ。そのまま使わせていただく。
高さ約6mの火の見柱。長さ60cmくらい、直径が2cm弱の丸鋼を50cm間隔で直径約20cmの柱に貫通させて上り下りするステップをつくっている。丸鋼の片側の端部を曲げてあるものもあるが、なぜ両側曲げてないのか、なぜ全てのステップを曲げていないのか、理由が分からない・・・。
魚骨タイプの火の見柱を観終えた。時刻は10時30分だった。遠路はるばるやって来た目的は果たした。せっかくみなかみ町まで来たのだから、火の見櫓を探してみようかとも思ったが、前回(7月)の経験から適当に車を走らせても遭遇することはあまり期待できないと思い、帰ることにした。
次稿から帰路で出会った、あるいは再会した火の見櫓を載せていく。