透明タペストリー

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塩尻の貫通やぐら

2023-01-22 | A 火の見櫓っておもしろい


(再)塩尻市大門 4柱44型トラス脚(貫通やぐら)2023.01.21

 この火の見櫓を見るのは3回目。初めて見たのは2011年6月だった。火の見櫓巡りを始めて1年、この頃はただ写真を撮るだけで満足していて、じっくり観察することはなかった。だから脚元の屋根を貫通していることに気がつかなかった。2回目は2014年1月、さすがにこの時は貫通やぐらであることに気がついて記事にしている(過去ログ)。その頃はまだ、火の見櫓の形状分類を意識的はしていなかったので、記事にも記載がない。昨日(21日)、一通り観察して写真を撮った。特に新たに気がついたことはなかった・・・。



上下2枚に撮り分けた写真を上手く繋げることができた。 

櫓のフォルムが美しい。屋根下はサイレンに占められている。避雷針にスピーカーを設置してあるが、補強したのかどうか、よく観れば分かったかもしれない。これは次回の宿題。半鐘は踊り場。詰所の2階から登るように階段を設置してある。


脚が片流れの屋根を貫通している。トラスを脚の下端まで伸ばしてないのは残念。


 



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4 コメント

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素朴なご質問 (茲愉有人)
2023-01-22 10:42:24
火の見櫓の頂部に4方向にスピーカーが設置されていることで、ふと思ったことです。

火の見櫓の脚部の側面と東西南北の方向とは無関係に、立地場所の条件、例えば道路面や隣の建物などとの関係だけで建てられているのでようか。

たまたまスピーカーの方向と屋根の四隅とが一致しているのを見ていて、ふと思ったことです。
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茲愉有人様 (U1)
2023-01-22 15:23:18
コメントありがとうございます。
ご質問の件。半鐘の音の伝搬に指向性はありませんし、スピーカーには指向性があるものの、火の見櫓の向きとは無関係に住宅地に向けて設置できますから(本稿の火の見櫓は塩尻市の中心市街地にあり、火の見櫓の周辺が住宅地のために4つのスピーカーが均等に4方に向けられているものと思われます)、半鐘、スピーカーが火の見櫓の向きを決める要因にはならないと思います。また方位に向きを合わせる必要性も見出せません。日当たりなどを考慮する住宅等とは条件的に異なることを蛇足ながら付け加えます。
火の見櫓の向きはコメント後段に書いておられる、建設場所の道路や隣接建物との関係で決められていると思います。火の見櫓の垂直構面のひとつを前面道路や詰所・消防倉庫に平行にしていることが多いと思います。

火の見櫓の向きについては考えてみたことがありませんでした。上記内容は印象記です。今後、現場できちんと確認したいと思います。観察視点の提示、ありがとうございました。
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ご説明、感謝 (茲愉有人)
2023-01-23 10:00:03
詳しいご説明ありがとうございます。
櫓上に上れば、360度眺められるから、特に支障はないですよね。
つい、スピーカーの方向が気になった次第。

質問文に文字脱落があったことに今気づきました。
失礼しました。
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茲愉有人様 (U1)
2023-01-23 16:29:54
こちらこそありがとうございました。
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