透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

北杜市須玉町の火の見櫓 ○

2022-12-14 | A 火の見櫓っておもしろい


1422 北杜市須玉町大豆生田 4柱44型トラス脚(なんちゃってトラス)2022.12.11

 この日14基目の火の見櫓。 前稿の高さかせぎを見て、中央道の高架下を抜けたところで、この火の見櫓と出合った。目指す場所(*1)とは全く違う場所へカーナビが案内しているのではないか・・・。火の見櫓めぐりをする時はカーナビお嬢さんの案内に従わないことが多いので、ついに意地悪を始めたか。でもこの火の見櫓と出合うことができたのだから良しとしたい。


塗装したばかりなのか、ピッカピッカの火の見櫓だ。なだらかなカーブを描いて末広がる整った形。もう何回も何回も書いているが、スピーカーやサイレンなどが付いていないのが好ましい。消防信号板は付いていた方が好いが(などと、まったく勝手なことを書く)。


幅広の平鋼の蕨手。今回、蕨手ではなく、隅角(すみづの)が付いている屋根をいくつか見たが、やはり蕨手の方が好い。シンプル手すりにすっきり飾り。


脚部直上に設置した簡易な踊り場。ここで外付け梯子と内付け梯子を切り替えている。長野県内でも目にするタイプ。


*1 次稿に載せる火の見櫓の所在地


北杜市須玉町の火の見梯子 ○

2022-12-14 | A 火の見櫓っておもしろい




1420 北杜市須玉町若神子 火の見梯子控え柱付き 2022.12.11

 コンクリートの基礎の地上部が随分高い。高さかせぎを意識したつくりか。


見張り台の先端部を支える支柱は後付けでではないか。建設当初は梯子の支柱から出した方杖だけで支えていたものと思われる。


見張り台の支柱も梯子に設置した支柱も後付けだと思われる。すっきりした形だったと思うが、構造的に不安だったのかもしれない。


 


北杜市長坂町の火の見櫓2 ○

2022-12-14 | A 火の見櫓っておもしろい




1419 北杜市長坂町富岡 JR日野春駅の近く 4柱44型トラス脚 
撮影日(という表記は以降省略し、年月日のみ記入する)2022.12.11

 撮影ポイントが限定されることがよくある。順光方向からは撮ることができず、逆光で撮ったが上手く撮れなかった。


手すりの高さが一般的なもの(90cmくらいではないか)より高いのでは。安全性に配慮すれば1m~1.1mくらいは欲しいところだが、この手すりは1m以上優にあるように見える。方杖を見張り台の四隅ではなく、各辺の両端際に突いている。


全形写真で分かるがこの火の見櫓は脚を大きく開いている。


 


北杜市長坂町の火の見櫓1 ○

2022-12-14 | A 火の見櫓っておもしろい


1418 北杜市長坂町日野 4柱44型複合脚 撮影日2022.12.11




屋根と見張り台は丁寧にしっかりつくられている。屋根のてっぺんの避雷針に付けられた風向計の先が円盤形をしている。矢尻形(というのかな。先が尖った形)より、この形の方がキッチリ風が吹いてくる方向を向くと思う。でもこの形を風向計で見ないのはなぜだろう・・・。


外付け梯子から踊り場に入る部分の様子。梯子の外側にこのように床をつくり蓋までつくってあるのは珍しい。後付けかもしれない。


脚部は前面がアーチ補強(ショートアーチとは違う)で左右と後ろがトラス脚。なぜ前面だけ変えたのか、理由は分からない。トラス脚より正面性が強調されていると思うが、それを意識したのかどうか。理由は他にあるような気がする。





ユニークな形の火の見櫓 ○

2022-12-14 | A 火の見櫓っておもしろい

 この日(12月11日)は予定より1時間ほど早い、朝7時20分頃自宅を出発した。途中、富士見町で沼って、県境近くの道の駅「信州蔦木宿」に着いたのは9時45分頃だった。自宅からの走行距離は62kmだった。少し休憩してから国道20号を南下、山梨県入りした。山梨県で最初に見た火の見櫓は既に見たことがある、ユニークな形の火の見櫓だった。


(再)山梨県北杜市長坂町日野 3柱梯子型屋根見張り台付き(高さかせぎ地形利用型) 撮影日2022.12.11


造形的になかなか美しい。ヴォールト形の屋根と平面がU形の見張り台の組合せが絶妙だ。 梯子と一体を成す柱で見張り台の床を支えている。構造的に合理的だと思う。逆光撮影は露出が難しい。


梯子の桟と支柱の取り合い部分、接合部を観察しなかった・・・。ダメじゃん。