透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

1329 東筑摩郡筑北村坂北の火の見梯子

2022-04-06 | A 火の見櫓っておもしろい


1329 東筑摩郡筑北村坂北赤松 梯子型 撮影日2022.04.05

 筑北村から生坂村、国道19号に至る県道55号沿いに立つ火の見梯子。


梯子の2本の柱は平行ではなく、間隔が徐々に狭くなるように設置されている。半鐘の他に街灯が設置されている。これで消防信号板があると様になるのだが。


半鐘を叩くために消防団員が立つところには体を預けることができるようにケージ(?)を設置してある。半鐘の向きが気になる。撞き座が横を向いていて、木槌で叩きにくい。半鐘を吊り下げるフックの向きに問題あり。


 


東筑摩郡麻績村麻の火の見櫓

2022-04-06 | A 火の見櫓っておもしろい


(再)東筑摩郡麻績村麻宮本 4脚44型 撮影日202.04.05

 県道55号脇に立っている存在感のある火の見櫓。右後方の高架は長野自動車道。もう少し写真の撮り方を工夫したい。火の見櫓の後方だけでなく、手前の様子も分かるように撮らなくては。

火の見櫓巡りを始めたのは2010年の5月、この年の9月に既に見ているが、ただ見ただけ。まだ観察眼がなかったと思う(過去ログ)。その時の火の見櫓全形の撮影方向は疑問。脚部が写っていない。


櫓はやや太目。櫓は上方に向かって徐々に逓減、見張り台の上もそのまま逓減している。


真正面の写真は櫓のプロポーションは分かりやすいが、立体的な姿が分からない。


端正は造りは私好み。見張り台の高さ約9.5ⅿ。


踊り場の様子 床面は鋼板張り 梯子の向きを180度変えている。ここで柱材をボルト接合している 下側の柱材の等辺山形鋼のメンバーは65×65(厚さ計測できず)、上側はたぶん50×50


脚部 よく見かける形。単材の脚。


部材相互はボルト接合、ブレース端部もボルト留め。


 


1328 ユニークな構成の火の見櫓

2022-04-06 | A 火の見櫓っておもしろい


1328 東筑摩郡麻績村麻梶浦 3脚66型 撮影日2022.04.05



 櫓の構成でブレースの入れ方がユニーク。脚のトラス部材をそのまま延長するかのように1段目と2段目の横架材間に斜材を入れている。櫓の構成が整っていて、美的センスを感じる。


風向計がちゃんと動くという動かぬ証拠 


見張り台を見上げる。端正なつくり。


手すり付き梯子 梯子を見る。異形鉄筋は滑りにくくする配慮。部材接合の大半は溶接、ボルト接合は少ない。


柱材相互のジョイント部分 ボルト接合


ガセットプレートを介した部材接合 横架材勝ち


梯子下端部 手すり端部の処理がデザイン的に好ましい。


柱脚部 円形のベースプレート、ボルト接合。


 


1327 東筑摩郡麻績村麻の火の見櫓

2022-04-06 | A 火の見櫓っておもしろい


1327 東筑摩郡麻績村麻上平 3脚88型 撮影日2022.04.05

 東筑摩郡麻績村は松本と長野の中間あたりに位置する村。長野自動車道の麻績インターがある。国道403号から横道に入り、斜面に形成されている上平集落に向かう。車のすれ違いができないような狭い坂道を上っていく。途中、道を間違えたかなと思ったが、引き返すこともできずそのまま進む。①の光景が目に入る。間違っていなかった・・・。




道路脇に立つ火の見櫓。火の見櫓の高さは、見張り台が約6.6ⅿ、屋根のてっぺんまで約9.5ⅿ。

トラス構造の脚、外付け梯子。3角形の櫓に8角形の屋根と同形の見張り台、3脚88型。4段のブレースが設置されているが、一番上だけリングが無い。

脚の長さ 1.6 
横架材間長さ 
1―2   1.5 
2-3   1.5 
3-4   1.0 
4-5   1.0 
計    6.6(ⅿ)

脚の上部、1段目の横架材の位置で柱材を接合している。脚部65×65 上部50×50 


反対方向から見る。


外付け梯子との取り合い上、見張り台の床面を一部欠きこんでいるが、手すりはぐるっと繋げている。安全上も強度上からもこれが正解だと思う。屋根は変形している。やはり補強下地が無いのは強度的に弱い。


脚部はトラス構造でガッチリつくってある。

   


脚部の部材はボルト接合、上部の部材は溶接接合 使い分けの理由は分からない。


某(それがし)タヌキさんは長野県内の火の見櫓を市町村別に網羅的に紹介し続けている。そのブログでこの火の見櫓を知り、昨日(5日)見に行ってきた。某タヌキさんに感謝。