透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

消えゆく火の見櫓

2020-12-13 | A 火の見櫓っておもしろい



 長野県朝日村の消防団は分団が第一から第五まである。その内、第一分団の詰所はもう何年も前に改築された。第二、第三、第四各分団の詰所は既に改修工事が済んでいる。

現在第五分団の詰所の移転改築工事が行われているが、外構工事を残して詰所本体は完成している。今日(13日)偶々、新しい詰所の前を通り掛ったので、車を停めて様子を見た。外壁に半鐘を吊り下げてあるし、消火ホース乾燥塔も設置してある。第五分団の新しい詰所が完成すれば、今まで使っていた古い詰所は解体撤去されることになる。その時に火の見櫓も撤去されてしまうだろう・・・。ああ、消えゆく火の見櫓。






当然のことながら半鐘は無い。


以前撮影した写真には半鐘が写っている。


やがて姿を消す火の見櫓と詰所 (再)東筑摩郡朝日村 3脚66型 撮影日2020.12.13 

過日この火の見櫓の建設工事契約書を見る機会があった。1955年(昭和30年)の7月から8月にかけて建設され、建設費は13万円だった。