とだ九条の会blog

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テレビドラマ「はだしのゲン」を観ました

2007年08月27日 | テレビ番組
62回目の終戦記念日を迎えたこの夏、帰省した故郷でテレビドラマ「はだしのゲン」(フジテレビ系)を、実家の子どもたちと一緒に見る機会がありました。8月10日・11日の2夜連続で放映されたもので、「千の風になって」スペシャルというものでした。
戦時中、「非国民」呼ばわりされ、隣り組からいやがらせやいじめを受けたり、憲兵の拷問を受けながらも「戦争反対」の主張を曲げなかった父親・大吉(中井貴一)、そしてその父親を支える妻・君江(石田ゆり子)、「ゲンは元気の元だ」という父親の励ましに朗らかに応える主人公・ゲン(小林廉)、家族思いの長男・浩二(中尾明慶)、体が弱いながらも家事を手伝うやさしい長女・英子(小野明日香)、末っ子で甘えん坊の進次(今井悠貴)。そして君江のお腹の中の赤ちゃん・友子。
下駄の絵付け職人を営みながら妻の君江と、4人の子どもたちを懸命に育てていた大吉は、いつも子どもたちに「麦のように、踏まれても強くたくましく生きろ」と教えていました。貧しくも明るい家族の絆、砲弾飛び交う戦場ではない日本国内の“戦争”をドラマは克明に描いて行きます。

そして運命の8月6日――。青空が広がる広島の、いつもと変わらない朝がはじまった――その8時15分。上空600メートルで世界初の原子爆弾が炸裂しました。

……原爆で家族を失いながらも明るく懸命に生きるゲンの姿に涙が出るほどでした。

「原爆は怖くて、恐ろしくて、すごく広島の人を悲しませて、戦争は嫌なことばかりです。絶対に世界の人たちがみんな平和に暮らせるように、平和を築きあげていければと思います。
家族みんなで笑って、楽しく、食卓を囲んで、イナゴとかサツマイモの蔓(つる)を喜んで食べているシーンを見てほしいです」とは、ゲン役の小林廉君のコメントです。
この日、このテレビドラマの視聴率は20%を超え、バックに流れる秋川雅史氏が歌う「千の風になって」のCDは売上100万枚を超えたということです。
終戦後62回目の夏に放映されたこのドラマを、きっと多くの人々は、ゲン役の小林廉君と同じ「平和を求める」共通の気持ちで観ていたのではないでしょうか。


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