とだ九条の会blog

「とだ九条の会」公式HPに併設=「とだ九条の会ブログ」でネットワークを広げます。

欠陥機「オスプレイ」、米国でまた墜落

2012年06月15日 | 国際・政治

Photo 米空軍の垂直離着陸輸送機CV22オスプレイが6月13日午後6時45分ごろ(現地時間)、米国フロリダ州ナバラ北部の演習場で訓練中に墜落しました。
乗員5人が負傷したということですが、けがの程度などは不明です。

オスプレイは開発段階から墜落事故を4回も起こし、配備後もCV22が2010年4月、アフガン南部で墜落。乗員20人中4人が死亡する事故を起こしています。

米軍普天間基地に配備しようと狙っているのは、これとは別型の海兵隊仕様のMV22オスプレイ。これも今年4月にモロッコで墜落したばかり。米側はこの事故原因を「(機械的な欠陥ではなく)人為的なミスによるもの」などと日本政府に説明していました。
 
今回の事故に、沖縄県の仲井真弘多知事は14日、「事故率が高い。とてもとても無理だと(政府に)言いに行かねばならない」と述べ、米軍普天間基地へのMV22オスプレイの配備は難しいとの認識を示しました。

普天間基地のある宜野湾市では、17日にMV22の普天間基地配備に反対する市民大会を開催する予定でしたが、佐喜真淳市長は「市民大会の開催間際に事故が起きること自体が残念だ」と語りました。

一方、日本政府は14日、今回のCV22オスプレイ墜落事故を受け、原因を含む事実関係の詳細が明らかになるまでは、日本国内への配備手続きを進めない方針を決めました。米軍普天間基地を抱える沖縄県や宜野湾市などが反発を一段と強めているためです。
MV22オスプレイの搬入にあたっては、この7月にも山口県の岩国基地に一時駐機させた後、普天間に配備すると米軍は計画していましたが、ずれ込むことは必至です。

藤村修官房長官は14日、墜落事故について「早急に事実関係を把握すべく米国政府に照会しているところだ」と説明。「詳細が分からない限り、何ら新たな行動を起こさない」と述べ、米側から事故原因などについての情報が提供されるまでは、配備手続きを見合わせる考えを明らかにしました。
森本敏防衛相も同日、ルース駐日米大使と防衛省内で会い、「事故は大変残念だ。できるだけ詳細な情報を速やかに知らせてほしい」と求めました。

このように欠陥が明らかなMV22オスプレイを世界一危険な基地といわれているように住宅密集地の真ん中に位置する普天間基地に配備しようとするのは狂気の沙汰。当面、配備手続きを進めないというだけでなく、日本への持込は“ごめん”です。

【出典参考】2012年6月14日配信「産経新聞」「琉球新報」「時事通信」 など

※このブログをお読みの方で、「私も九条の会のアピール(「とだ九条の会」HPをご覧ください。)に賛同し、憲法九条を守る一翼になりたい」という方は、 「とだ九条の会」HPに「WEB署名」がありますので、「賛同署名」にご協力ください。
■「とだ九条の会」公式ホームページもご覧ください。
http://www15.ocn.ne.jp/~toda9jo/
■「とだ九条の会」ブログのバックナンバー一覧はこちらが便利です。
http://www15.ocn.ne.jp/~toda9jo/blogmokuji.html
■「とだ九条の会」ツイッターのアドレス
http://twitter.com/toda9jo

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする