東日本大震災にともない甚大な被害をもたらした福島第一原発事故から1年2ヵ月が経過した2012年6月1日、いまだ放射能汚染の被害と恐怖が広がっている中、「原発を考える戸田市民の会」が発会されました。
会は私たち「とだ九条の会」や戸田地区労などが中心となって広範な民主団体・労組・市民が加わっています。
会では、「発会にあたって」とする次のアピールを「とだ九条の会」の代表でもある高柳美知子代表が発表。昨日の当ブログでも紹介しましたが、最初のイベントとして7月16日(月・祝)午後2時から戸田市文化会館304号室にて「映画と講演のつどい」を開催し、映画「チェルノブイリ・ハート」の上映と元新田病院院長で元戸田市環境審議会会長、戸田市立第二小学校や南小学校の校医である新田一昭氏の講演「原発と原爆~内部被曝の恐ろしさ~(仮)」を行います(参加協力券:1000円、2012年6月2日付け当ブログに詳細)。
チェルノブイリ原発事故を題材に、原発は本当に安全なのか?また、必要なのか?‥‥、私たちの現在と未来をご一緒に考えてみませんか?どうぞこぞってご参加ください。
<「原発を考える戸田市民の会」発会にあたって(アピール)>
昨年3月11日の東日本大震災と福島第一原発事故は、私たちの意識と国のあり方を見つめなおす、大きな機会となりました。1年2ヵ月たった今なお、被災地の復旧・復興は遅れ、避難者16万人、福島県の県外避難者は6万人と言われています。
復興の大きな足かせとなっているのが、政府の対応の遅れと、原発事故による放射能汚染ではないでしょうか。
ひとたび原発事故が起きれば、放射能汚染の広がりを防ぐことはできません。大気や土壌、水が汚染され、生活にも農漁業にも甚大な被害が起きること、とりわけ幼い子どもたちの健康に不安が突きつけられることを、私たちは目の当たりにしてきました。
いまや国民世論は「脱原発」が80%を超えています(2012年3月国民世論調査会)。しかし政府と電力会社は、事故の反省もなく、原発依存の道を推し進めようとしています。日本の大きな分かれ道です。私たちには、原発のない日本を実現し、放射能汚染のない安全な社会を子どもたちに手渡していく責任があります。
そのためにも、まず市民が原発について学び、正確な情報を共有していきましょう。「原発を考える戸田市民の会」に、多くの皆さんのご参加をよびかけます。2012年6月1日
代表 高柳美知子(とだ九条の会)
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