スポロレ4桁が普通に売られていた私が小学生の頃、『異邦人』という曲が非常に流行していました。
「…アナタにとってワタシ、ただの、通りすがりィ~♪、ちょっと、振り向いてみただけの異邦人ん~~♪」
テンポの良い曲ですが、意味深です。
よく、「一期一振」とか、「カサノヴァ最後の恋」とか、いわゆる〝最後の○○〟、〝最愛の△△〟という言葉がありますが、私の20年間のコレクションはおそらく、理由はどうであれ、大学時代にバイトにつぐバイトでやっと貯めた22万円を握りしめて西武百貨店で購入したあの、文字板におけるレターのバランスが非常に悪い15200だということは、どうもハッキリと言えそうです。
つまり他のすべては〝通りすがり〟というわけです。