また、ヤバい暑さの、トーキョーの夏、がやってきた。
結局、木田金次郎の油彩画は買えなかった。
というか、1940年代以前の作品は出ないそうだ。
そう、画商から言われれば何としても欲しいのが人情だろう。
話を時計に戻す。
私が並行中古時計ショップ(以下ショップ)で買った数百の腕時計で、ゼンマイが切れた、動きがおかしい、と言った時計は
中古のHモーザーだけだったが、10万円程の差益で直ぐに転売したが、そのショップは潰れた。
多くの質屋品は別として、ほとんどのショップには、何年かの保証期間がある。
以前は、ショップの営業年数以上の保証期間を10年とかで掲げている妙なショップも散見された。
中古時計、特に、アンティークウオッチは、この保証と、オリジナル性の真贋が大切なことは、ロレヲタでなくても分かるだろう。
が、
仮に、買ったキタネェー1675ヴィンロレの販売店舗が、外国人にM&A、されていたとしたら、心情的にどうだろうか。
私は、日本人の、おタッキー精神で、時計が好きで始めて、一からつくり上げたショップならば、誠心誠意カスタマーサービスに
務める傾向があると思う。
が、
多くの外国資本は、時計販売を生業としない他分野からの参入者で、経営もドライな利益追求の営利集団なのはよく知られたところだ。
でも、今後はそれを承知で、付き合っていかねばならない時代が来る。いや、もう来ている。
銀座の目抜き通りの、あそことそこの並びのあそこと向かいのあそこが、実質的に経営権を外国資本に売ってしまった。
ショップなんてそんなもんだよ。
一代限り。
それが悪いわけではない。
私だって子供にヴィンロレで一生食っていけ。なんて言えない。
そんな、ボッタクリ弁護士同様にチンピラ稼業にはなってほしくない、と思うのが親心。
(子供が)親を思う心に勝る、親心、、である。
直接現金で商売する生き方は、朝ドラのあんな生半可なものじゃなくてボッタクリ弁護士同様に、人の恨み、犬の呪いが比較的かかりやすい
家庭崩壊寸前の異様な職種と言えるからだ。
だから、いつ邦画『GONIN』で竹中直人扮する狂人が、金属バットで襲い掛かる危険があるのだから、たまらない。
合掌