ヘアライン仕上げのスポロレが相次いでディスコン(廃盤)になる中,現在最後の需要成長が期待されるスポロレは〝ロレックス・エクスプローラーⅡ〟それも,〝ホワイト〟ダイアルREF.16570です(下図参照)。
ヘアライン仕上げの旧型GMTⅡステンレスモデルREF.16710が店頭またはマーケットから急速に姿を消すのに比例してその新中古価格も上昇しているのは周知の事実です。
以前から私も言及していますが,GMTⅡの機能が他のスポロレよりリーズナブルということは当然ですが,〝何も価格の上げる要素がどのスポロレにも無いというスポロレマーケットのプレミア価格の飽和状態によって,並行店が大きく牽引してGMTⅡステンレスモデルを先頭に談合協議的な価格吊り上げ〟をしているのでしょう。
今後,順次姿を消す現行スポロレはどれも必ず〝ないものねだり〟のプレミアがモデルごとに差こそあれ付きますが,押しなべて何と言っても,ホワイトダイアルのREF.16570がかなりの確率で〝廃盤→直後価格急上昇〟という構図が,今般の〝GMTⅡステン価格上昇現象〟以上の現状価格上昇率が到来します。
※ちなみにステンレスモデルのGMTⅡ,REF.16710は直近一年間に平均26%上昇(都内並行6社店頭販売価格参考)となっています。
なぜ,ブラックではなく〝ホワイト〟かというと,スポロレに一般的なダイアルカラーである,ブラックでは,ロレヲタ受け,しないわけです。好例として,ロレックスコレクターとしても有名な英国歌手のE.クラプトン氏も彼お気に入りの〝ホワイト〟ダイアルREF.16570をつけてジャケットに登場していますし(下図参照。〝RIDING WITH THE KING〟2000年,CDジャケットより。写真手前Mr. ERIC CLAPTON ,後方Mr. B.B.KING,B.キング氏の18KYG,DAY-DATE着用にも注目。),また,ロレ広告で登場するREF.16570の頻度で高いのもブラックよりも〝ホワイト〟文字盤です。ちなみにデイデイターである私も,所有しています。
数年前に極めて一時的にREF.14270人気に牽引されて価格上昇したREF.16570ですが,現在微増ですが店頭価格は漸次上昇傾向にあります。もしも,購入予定,コレクション予定のターゲットにあるのなら,5年スパンで見ても,購入しても損は無いと思います。
ご参考までに,廃盤直後または現在店頭デッドストック終了後にプレミアが付くと思われるステンレスモデルは下記の通りです。
①REF.16570,②REF.16600,16610,14060M,これら3モデルは同時多発的上昇現象,③REF.16220(Oysterブレス付きエンジンターンドベゼル仕様のDATEJUST)。
『古今東西,どんなに有名な人であっても,どんなに無名な民であっても,〝ROLEX〟の腕時計をすると,何かしらの解放された自由の微風に心,うかれ,ウキウキした気持ちになるのは,どうも皆さん同じのようですね。。』