先日、妙な違和感に襲われた。
1970年式1601デイトジャストを着けて居た時だ。
このデイトジャストは1995年ごろ、御徒町の在日朝鮮人の社長から10万円で
買ってみた、初めての中古ロレックスである。
買ってみた、というのは真贋は判らないから、テスト的に買ってやった、という意味だ。
当初、もちろん巻ブレスが付いていたのだが、16234のブレスをずっと着けて居た
のだが、その後忘れて放置していた。
3年ほど使わずに箱に入れておいたままであったが、昨日、着けて日比谷線で秋葉原に
行ってみて、富士そばのすぐの信号で斜め向こうの書店に向かおうとした途端、腕に
違和感が走ったのだ。
つまり、ミドルケースが浮いている、ブレスレットに装着感が異様にある、のであった。
あまりの違和感に耐えられず、1601をポケットにしまって、その日一日曇った気持ちで
うっとおしい夏の都内を散策していた。
もちろん帰宅後、1601に従来の巻ブレスを付け直した。
この薄手のミドルケースにはこれまたコマ厚が薄い巻ブレスでなければ、デザイン上、妙で
あるし、人間工学からいっても違和感を抱いて仕方がないのは当然であった。
ここで、私が言いたい教訓の一つは、
1601や1600など4桁のドレッシーアンティークロレックスを買う時には、絶対、4桁
当時の巻ブレスが装着したものを買いなさい。ということだ。
4桁スポロレには三列の巻ブレスだが、ドレッシー系には巻きジュビリーがとてもよく似合う。