私は一つだけよかったとつくづく思うことがある。
それは、リシャール・ミル、を心からカッコいい、とも欲しいとも思わなかったことだ。
今日も日経に広告を出しているが、何のインスピレーションも浮かばない。
私はセレブではないので、どなたかのようにこのブランドをコレクションしたいとは
思わないし、金銭的にもまったく余裕がない。
それなら、私はロレヲタになり続けていた方が精神衛生上このうえなくよいだろう。
もちろん一本でもリシャール・ミルを所持しているセレブリティーな男とロレヲタ
とは水と油の関係なのだろうが。
1600のポリッシュベゼルをそっと撫でている私は今日も膨大な仕事をようやく今、終えたところだ。
今晩も、東京タワーが妖しく美しく見える。